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追想五断章 の商品レビュー

3.7

318件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    129

  3. 3つ

    101

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2024/09/14

結末のない5つの物語と、「アントワープの銃声」。 別途書き残された5つの結末、いったい何が本当の真実なのか? 読了後に爽快感は全く残らなかった むしろはっきりしない靄の中に取り残されたように感じた もう一度読めばまた違う感想を抱くのかもしれない ミステリとしては結末はある程...

結末のない5つの物語と、「アントワープの銃声」。 別途書き残された5つの結末、いったい何が本当の真実なのか? 読了後に爽快感は全く残らなかった むしろはっきりしない靄の中に取り残されたように感じた もう一度読めばまた違う感想を抱くのかもしれない ミステリとしては結末はある程度予想できたが違う結末が結びついても成り立つ構成が面白かった

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2024/08/29

これまで読んだ米澤作品とはちょっと違う感じ。 父が書いた短い小説を探してほしいと頼まれ、古書店に居候している菅生芳光は、否応なく古い事件を探ることになる。 母親は自殺したのか、それとも父によって殺されたのか。

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2024/08/28

飽きずに最後まで読み切ることができた。 依頼者の父の遺した小説に残されたメッセージ、 依頼者の謎など終わり方も綺麗だったと思う。

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2024/08/03

作中で5篇のリドルストーリー(謎物語)を並べた一風変わったミステリ。本編の謎と仕掛けを仕込みながらも、それぞれに読ませるものである5篇の作中作。味のある小説。

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2024/07/22

20年ほど前の未解決事件の容疑者が書き残した5つの小説に事件の情報が秘められているかもしれないと、容疑者の娘が古書店の若者に依頼して探す話。 小説を探す場面は、名探偵が探したりしているわけではないので驚きなどはなく平坦。 だんだんと事件の真相が分かってきて、真相にたどり着いたとき...

20年ほど前の未解決事件の容疑者が書き残した5つの小説に事件の情報が秘められているかもしれないと、容疑者の娘が古書店の若者に依頼して探す話。 小説を探す場面は、名探偵が探したりしているわけではないので驚きなどはなく平坦。 だんだんと事件の真相が分かってきて、真相にたどり着いたときは予想外で面白かった。

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2024/07/20

久しぶりに米澤穂信さんの作品。今回も一気読み。帯の「リドルストーリー」って何なん?ってところから手に取って、するすると吸い込まれるように読了。好き嫌いはあるかなと思うけど、私はよかったと思う。ハッピーエンドなのかどうかも読んだ人それぞれの受け取り方で変わるんじゃないかな。

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2024/07/07

最初は物語を集めるだけかなって思ってたのに、話が進むにつれて情報が増えていき、とある事件と絡めた謎解きに…。最後まで読んでから、序章を読むとゾッとする。リドルストーリーは少し難しいのもあったけれど、読み終わった後、こんな薄い本だった??ってくらい内容が濃く感じた。

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2024/06/20

答えはそう複雑ではないのに、なかなか思いつかない結末でした。 書店員と、ある依頼を提示した女性のやりとりは リドルストーリー(結末のない物語)が組み込まれているということもあり、なんだか抽象的で理解するのが難しいというか。途中まで少し苦戦をしながら読んでいました。 でも、真実...

答えはそう複雑ではないのに、なかなか思いつかない結末でした。 書店員と、ある依頼を提示した女性のやりとりは リドルストーリー(結末のない物語)が組み込まれているということもあり、なんだか抽象的で理解するのが難しいというか。途中まで少し苦戦をしながら読んでいました。 でも、真実が明らかになっていく過程が面白く、どんどん読み進めていけて、時間を忘れてしまうほどでした。

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2024/06/13

結末を書かないで読者にゆだねる物語をリドルストーリーというらしい 物語五つがそれぞれにリドルストーリーだった リドルストーリーを書いた者と彼の娘 散らばっている物語を探す休学中の青年、彼が謎を探ってゆく 物語を書いた者とその娘には劇的な人生があったが、 青年とその家族は平々...

結末を書かないで読者にゆだねる物語をリドルストーリーというらしい 物語五つがそれぞれにリドルストーリーだった リドルストーリーを書いた者と彼の娘 散らばっている物語を探す休学中の青年、彼が謎を探ってゆく 物語を書いた者とその娘には劇的な人生があったが、 青年とその家族は平々凡々な人生みたいだが、 本当にそうだろうか? 鬱屈している元大学生の彼には、 若いから 見えてないだけだろう、と思う

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2024/05/25

古本屋さんに依頼される、「父が残した5つの小説を探してほしい」。そこから見えてくる事件の真相とは。 全体的に寂しげな、儚げなイメージでした。でも、父娘の愛はすごく強い。 ずっと積んでたけど、もっと早く読んだらよかった。

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