1,800円以上の注文で送料無料

定本 百鬼夜行 陽 の商品レビュー

3.8

87件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    25

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/04/14

久々だとは思ったけれど、この外伝シリーズは13年ぶり!?久しぶりすぎて本編の内容を覚えておらず、「この人誰だっけ…?」って人ばかりで困りました。文章も慣れるのに少しかかりましたが、後半は雰囲気を思い出してスイスイ読めました~。榎木津の話が良かったです。榎木津も非常に生き難そう…。

Posted byブクログ

2012/04/12

湿度、粘性高いなぁー 好き そして、あの名台詞とこの本でお目にかかれるとは…! 嬉しくって小躍りしたわー

Posted byブクログ

2012/04/10

やっぱり京極堂の世界はイイ!!シリーズを読み返してから、この本を読むともっと良かったかもしれない。でも、長いから断念(--;)シリーズ次回作も早く読みたい!

Posted byブクログ

2012/04/09

奴らが帰ってきたよ ヽ(゚∀゚)ノ パッ☆ 陰摩羅鬼、絡新婦、邪魅、狂骨、魍魎の挿話を並べ、そして鵼に続くお話が。間抜けでドジだけど妙に鋭い奈美木セツも登場して、あの3人が。 全体に心の闇の話が多いのですが、榎木津と中善寺はやはり両極端に突き抜けていて心地よい。 残念な...

奴らが帰ってきたよ ヽ(゚∀゚)ノ パッ☆ 陰摩羅鬼、絡新婦、邪魅、狂骨、魍魎の挿話を並べ、そして鵼に続くお話が。間抜けでドジだけど妙に鋭い奈美木セツも登場して、あの3人が。 全体に心の闇の話が多いのですが、榎木津と中善寺はやはり両極端に突き抜けていて心地よい。 残念なのが関口「鬱」巽が復員後数年だから意外にまともなことだ (゚∀゚)

Posted byブクログ

2012/04/07

久しぶりのシリーズ新作、外伝とはいえ嬉しい。これまで登場してきた端役に焦点をあてる連作集。やはり人間関係を忘れている部分が多かったのでまた本編を読み返したくなった。鬱々とした内面描写が続く中、トリを飾るのは榎木津の物語。珍しいセンチメンタルな一面に触れつつも彼らしいからっとした前...

久しぶりのシリーズ新作、外伝とはいえ嬉しい。これまで登場してきた端役に焦点をあてる連作集。やはり人間関係を忘れている部分が多かったのでまた本編を読み返したくなった。鬱々とした内面描写が続く中、トリを飾るのは榎木津の物語。珍しいセンチメンタルな一面に触れつつも彼らしいからっとした前向きな締めに救われた。

Posted byブクログ

2012/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

復習してから読むつもりだったけど楽しみすぎて我慢できず読み始める。 脇役たちの物語。 多分本編を見ないと消化不良だろうとは思うんだけど、かつていきなり読んだ陰は面白かったから、いける人はいけるのかも。 少なくとも私は今回、まだ出ていない本のサイドストーリー(というより序説か?)をそれと気づかずに楽しめた。 外側と内側、前と後がうまく通じず、自分と他人の間にも乖離があるような話。 書き下ろしを読んで驚いた。 ずっとなんとなくこの話は書かないんじゃないかと思っていた。 著者は読み方の答え合わせ、「正しい解釈」みたいなものを拒むことにしているようだから。 書いてくれるのか。 陰摩羅鬼も通じないことの話だった。 通じないことを理解したうえで諦めきれずに通じさせようともがくのが京極堂で、通じないことを認めたところから出発するのが榎木津なのかもしれない。 とすれば通じないことが救いな榎木津と通じないことが前提の関口は通じさせたい京極堂の救いか。 色々感想はあったんだけど、最後ので全部ふっとんじゃった。 本の形が綺麗。陰はずっと前に買って無くして買いなおしたからもう買いたくないんだけど、やっぱり定本セットでほしい。

Posted byブクログ

2012/04/04

忘れていたキャラや懐かしいキャラが次々登場して楽しめ、いくつか本編が読みたくなりました。次作「鵺の碑」も楽しみです。

Posted byブクログ

2012/03/30

京極堂シリーズで過去に登場した人物たちのサイドストーリー第2弾。 それぞれ妖怪をモチーフに、彼らの陰々滅々とした内面や薄幸な人生が語られるため、とことん暗い話ばかりだが、脳内で本編がよみがえり新たに反芻されてしまうのでシリーズファンにはたまらない。 正直「誰だっけ」と忘れているキ...

京極堂シリーズで過去に登場した人物たちのサイドストーリー第2弾。 それぞれ妖怪をモチーフに、彼らの陰々滅々とした内面や薄幸な人生が語られるため、とことん暗い話ばかりだが、脳内で本編がよみがえり新たに反芻されてしまうのでシリーズファンにはたまらない。 正直「誰だっけ」と忘れているキャラもいたが、それはそれで昔の本を引っ張りだして読み返したりして楽しい。 単体で読んでもわからなくはないが、シリーズファン向けの本だろう。 おそらく次回作につながるであろう話もあったので、そちらも楽しみである。

Posted byブクログ

2012/03/29

面白かった えーと・・・誰だ?ってなる人も正直いたけど、本編読み返して思い出してから読むようにしました いわずもがなかもしれないけどシリーズ読んでないと面白みは激減しちゃうでしょうね 逆にファンにはたまらない 何年ぶりかの百鬼夜行(京極堂)シリーズ関連だったので私はもうそれだけで...

面白かった えーと・・・誰だ?ってなる人も正直いたけど、本編読み返して思い出してから読むようにしました いわずもがなかもしれないけどシリーズ読んでないと面白みは激減しちゃうでしょうね 逆にファンにはたまらない 何年ぶりかの百鬼夜行(京極堂)シリーズ関連だったので私はもうそれだけですごい嬉しかった 『鵺の碑』に繋がる話も読めてよかった 最後の『目競』は榎木津さんの話 榎木津さんの内面や過去の話はなかなか知ることができなかったからこれは本当に嬉しかった でもこれを読んで思ったけど、やっぱり榎木津さんも人間だなあと それでも凄く強い人なんだなあと実感しました なかなか普通はああは受け入れられないと思うから

Posted byブクログ

2012/03/28

正直「この人だれ?」という人物もいたし、「本編でこの人こんな雰囲気を持ち合わせていたっけ?」と何度も疑問に思う読書だったのだ。それに何と言っても暗い。真っ暗だ。人の心の暗い面を京極夏彦独特の表現で書かれると、何とも言えなくなるほど読み手にもダメージを与える。でもそれは、京極氏の筆...

正直「この人だれ?」という人物もいたし、「本編でこの人こんな雰囲気を持ち合わせていたっけ?」と何度も疑問に思う読書だったのだ。それに何と言っても暗い。真っ暗だ。人の心の暗い面を京極夏彦独特の表現で書かれると、何とも言えなくなるほど読み手にもダメージを与える。でもそれは、京極氏の筆によって浮き彫りになるものの、誰もが抱える負の面でもあるのではないだろうか。だからこそ落ち込む。心にぐさりとくる。各話の主人公たち程ではないにしても、責任転嫁や後ろめたさを見ないふりした経験はあるものだ。 もうなんて話を書くんだろうか。陰鬱で、救いようがあるようでなく、切なく、寂しい。救ってくれ!と思ったところに、待ち構えていた彼。 うん、実はなんとなく場所柄的にそうなんじゃないか、と思ったけれど。ああ楽しみだ楽しみだ、という気にさせてしまうのも、絶対京極氏は狙っていたとしか思えない。 まさに氏お得意の計算されたいい本だった。

Posted byブクログ