夏天の虹 の商品レビュー
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シリーズ7作目。 前巻に引き続き、、 いやそれ以上に悲しい展開。 いつになったら澪は蒼い天を見ることができるのかと思うほどに悲しい出来事が続いてます。 波乱万丈すぎる展開、これはもう大大円のハッピーエンドを迎える他ないでしょ!と強く願いますが、、 まだまだそうなるには澪の立ち位置は変わらないままだし・・ 今後の展開が気になって仕方ないです。 次で8作目、、、 そろそろ兆しがないと、とハラハラドキドキ。 あー、読み手の気持ちも早く落ち着かせたいです(笑)
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高田郁さん「みをつくし料理帖 夏天の虹」読了。シリーズ七作目。激動の展開。料理より澪の気持ちに焦点が当たっています。自分の心星を見つけ小野寺さまに想いを伝えたい澪。それを受け入れる小野寺。その後も澪に次々と試練が。澪の身体、つる屋を取り巻く環境にも変化が。これからの展開が非常に気...
高田郁さん「みをつくし料理帖 夏天の虹」読了。シリーズ七作目。激動の展開。料理より澪の気持ちに焦点が当たっています。自分の心星を見つけ小野寺さまに想いを伝えたい澪。それを受け入れる小野寺。その後も澪に次々と試練が。澪の身体、つる屋を取り巻く環境にも変化が。これからの展開が非常に気になる。とても心を揺さぶられた巻でした。とても良かった。
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みをつくし料理帖第七作目。 「つる家」に戻った澪は料理を拵える喜びを味わう。 しかし、別れの寂静をも味わう。それは、想い人だけではなかった。 ・冬の雲雀・・・想い人との別れで起こる苦悩。それを振り切るように 料理に打ち込む澪。しかし、その料理も苦悩を生む。 ...
みをつくし料理帖第七作目。 「つる家」に戻った澪は料理を拵える喜びを味わう。 しかし、別れの寂静をも味わう。それは、想い人だけではなかった。 ・冬の雲雀・・・想い人との別れで起こる苦悩。それを振り切るように 料理に打ち込む澪。しかし、その料理も苦悩を生む。 ひとの心に残る料理・・・だが、源斉の言葉が澪を癒す。 ・忘れ貝・・・又次が戻り、新しい料理を作るよう勧められる澪。 完成した牡蠣料理は江戸っ子の評判を得るようになる。 美緒との再会、小松崎の婚礼が心を揺らすが・・・。 「恋を知って、澪さんの料理は変わりましたよ」 りうの言葉が澪の心を打つ。 ・一陽来復・・・匂いと味がわからなくなった澪。落ち込む彼女に、 「つる家」の面々や又次が救いの手を差し伸べ、 柳吾が助言を与える。そんな中、伊佐三の親方の事で 源斉から噛むことの大切さを知らされた澪が、考えた 料理とは。「一陽来復だな、澪さん」 ・夏天の虹・・・「つる家」の面々と出会い、過ごした日々は、 又次に変化を与えた。そんな穏やかな生活は吉原に 帰る日と共に・・・消えた。種市の悲嘆が物語る。 「これからって時に、こんな惨いことしやがって」 ・巻末附録 澪の料理帖・・・物語の副題になっている料理のレシピ。 ・特別付録 みをつくし瓦版・・・「りうの質問箱」作者への質問。 この物語の良いところは、登場人物のすべてに想いが行き届いて いること。健坊、伊佐三の親方、太一が物語に絡んでいます。 柳吾、伝右衛門、坂村堂、清右衛門、源斉の心遣いも良い。 悪名を受けながらも澪を守った、小野寺の心情も。 そして、又次! 焔星=禍星。霜月に酉の日が三度ある年は火事が多いという。 それが現実になるという、悲劇と退場!滂沱の涙にくれました。 もっと幸せになってもらいたかったのに・・・。
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料理人として生きることを決意した澪の苦悩。 新しい料理を考える大変さ、色々な人の助言が胸にしみる話。 つる屋で穏やかになっていく又次と彼を慕うふき。 香りと味が感じられなくなる、それを取り戻したのはとても衝撃の出来事でした。
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2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1020.html 前巻第6弾「心星ひとつ」に引き続き、なんと過酷な運命! 澪に降りかかる...
2018/11/20 詳細は、こちらをご覧ください。 『あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート』 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1020.html 前巻第6弾「心星ひとつ」に引き続き、なんと過酷な運命! 澪に降りかかる災難は、とどまることを知らない。 周囲の人々の温かい見守りや励ましだけでは、もう足りない。!!(>д<)ノ 心身ともに疲れ果てた澪には、思いがけない人からの 温かい手が差し伸べられることもある。 だが お店のお客は容赦なくわがままだ。美味しければごきげんだけど、すーっと見放すことも・・・。 そしてまた 何もなかったように 澪の心づくしの料理に戻ってくる。 澪とその周りの人々には、幸せになって欲しいが、平穏無事な人生などありねえ!
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みをつくし料理帖第7作目。 すべてを背負ってつるやから姿を消してしまった小松原、そしてまさか、こんなに大切な仲間を失うことになるなんて思わなかった。江戸のくらしは、疫病や災害、悲劇と隣合わせ。 傷ついた澪に芳がつくってくれた 滋味重湯 みんなの想いが乗った 牡蠣の宝船 匂いを失った澪、病を得た人のための 鯛の福探し 又次さんの 哀し柚べし
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辛いことがとにかく重なる巻で、読み終えるのに時間がかかりました。 これまで、澪に感情移入をしていた人ほど、ダメージが大きい話が重なります。 これまで重ねてきた想いが強すぎて受け入れるのが大変でした。 想いびとのやり方も、澪に迷わせないためなのでしょうが、やり方が徹底しすぎ...
辛いことがとにかく重なる巻で、読み終えるのに時間がかかりました。 これまで、澪に感情移入をしていた人ほど、ダメージが大きい話が重なります。 これまで重ねてきた想いが強すぎて受け入れるのが大変でした。 想いびとのやり方も、澪に迷わせないためなのでしょうが、やり方が徹底しすぎていて、どうにかならなかったのかともどかしく思いました。 その上、又次さん。 これまで泥水をすすってきたという又次さんが、ふきちゃんと微笑ましい関係になったり、澪に情のある厳しさを向けたり、つる屋の人たちと家族のようになっていった中でダブルショックでした。 澪の試練、ちょっとつらすぎやしませんか。
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「みをつくし料理帖シリーズ」の第7巻。前作あたりから顔をのぞかせてきた試練が、大きなうねりをもってこんな形でくるとは…。涙をこらえきれない場面が二回来た。心からお澪坊を、登場する皆を応援せずにはいられない。
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この巻から最終巻『天の梯』まで、先月、まだ高い熱が続くころ、読んだ。 この盆休みに読み返すと、特に『夏天の虹』というヘビーな巻をそんな時期に読んだもんだ、と思う。 料理人として生きることを選んだ澪。 小松原は自分一人が悪者になり、片を付ける。 小松原がそのために受けた格上の旗本...
この巻から最終巻『天の梯』まで、先月、まだ高い熱が続くころ、読んだ。 この盆休みに読み返すと、特に『夏天の虹』というヘビーな巻をそんな時期に読んだもんだ、と思う。 料理人として生きることを選んだ澪。 小松原は自分一人が悪者になり、片を付ける。 小松原がそのために受けた格上の旗本の娘との縁談を知り、嗅覚を失う澪。 このあたりの胸が苦しくなるような展開。 前半でつらい展開だったから、後半は穏やかなのかと思ったら、とんでもない。 又次が壮絶な最期を遂げる。 大きな悲しみが二つ。 なのに、悲しみの質が違って感じられるのが自分ながら不思議だった。 あと、自分が病と健康の間を彷徨っているせいか、「人には食い力というものがある」というのが印象に残った。 食欲が戻ったり、なくなったり。 暑さが去ったらもう少し食べられるようになろうか? 手術まで体力を落とさないようにしなくては。
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小松原さまの・・・澪ちゃんへの情のかけ方が・・・ああ・・・(滂沱) そして今回まさか、又次さんが・・・又次さんが・・・・・・!!!!!!(大号泣)
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