夏天の虹 の商品レビュー
みをつくし料理帖シリーズ7作。小松原とのその後、料理番付、味覚障害、そして吉原の火事と又次、悲しい話が続く。雲外蒼天!
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『みをつくし料理帖』シリーズ第7弾は、のっけから激動。想い人との別れ、突然ふりかかる苦難、そしてまた辛い別れー。 茫然自失。特に最後の話は、哀しすぎる。 小松原といい、又次といい、大切なもののために己を犠牲にする男たちの姿がやたらと格好良い。 本当に、最高に良い男だったな。 あの...
『みをつくし料理帖』シリーズ第7弾は、のっけから激動。想い人との別れ、突然ふりかかる苦難、そしてまた辛い別れー。 茫然自失。特に最後の話は、哀しすぎる。 小松原といい、又次といい、大切なもののために己を犠牲にする男たちの姿がやたらと格好良い。 本当に、最高に良い男だったな。 あの人がもう出てこないなんて、寂しすぎる。
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小松原より料理を選んだ澪。 でも、小松原も好きだったから、好きな人しかも、両思いだった人を心から消さなければいけない。 今回の澪は悲しすぎました。なんで澪ばかり……と思いますが、雲外蒼天だから、悲しい分だけ報われる時がくる! 澪、頑張れ!
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自分の道を決めたとたんに味覚がわからなくなったり、思いがけない別れがあったり、つらいことが続く澪。 この時代は、水害や火災などによる人との死別が、今よりも身近だったのだろうか。 いや、現代にあっても、同じような思いをされる人の存在は同じようにあるということを心に留めながら、次の巻...
自分の道を決めたとたんに味覚がわからなくなったり、思いがけない別れがあったり、つらいことが続く澪。 この時代は、水害や火災などによる人との死別が、今よりも身近だったのだろうか。 いや、現代にあっても、同じような思いをされる人の存在は同じようにあるということを心に留めながら、次の巻へと手をのばせることに、感謝。 全巻大人買い出来るのも、文庫だからこそですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネタバレ備忘録 小松原か料理の道か。登龍楼が吉原出店。「そうか、相わかった。ならば、その道を行くのだ。あとのことは何も案ずるな。お前はなにも言わずとも良い。全て俺に任せておけ」良い男すぎ。しのぶ(菊乃)来店。番付落ち。牡蠣の宝船、縁起で江戸っ子に昆布を食わす。又次のゆべし(柚子)。りう「澪さんの料理には祈りが籠っているんですよ」。嗅覚を失い、又次を得る。酒を出せに、腹切の準備。一柳から瀬戸物アドバイス。不自由な人に鯛中鯛。太一絵に目覚める。ふきに料理指南。ツバメ。「頼む、大夫を、あんたの手で・・・」又次
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人づてに借りて、貪るように読んだ7巻。 しかし、大変つらい7巻でした。 お澪ちゃんは嗅覚を失うし‥ 嗅覚が戻った時は、悲しい悲しい又さんの死。
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別れの7冊目でした。 雲外蒼天、の苦難が降り注ぎました。 心温まる場面も多かったので、そのギャップにより一層別れの辛さが強まったような気がします。 その度に澪が成長して、新しく料理と向き合う。 後もう3冊、最後の結末が本当に楽しみです。けれど、つる家の面々とまだお別れしたくな...
別れの7冊目でした。 雲外蒼天、の苦難が降り注ぎました。 心温まる場面も多かったので、そのギャップにより一層別れの辛さが強まったような気がします。 その度に澪が成長して、新しく料理と向き合う。 後もう3冊、最後の結末が本当に楽しみです。けれど、つる家の面々とまだお別れしたくないので読み終わりたくない気持ちもあり。 ここから下、ネタバレの感想です。 今回、何よりも悲しかったのは又次さんの死。 そして小松原様との決別。 番付に名が載らなかったり、味や匂いがわからなくなるなど、辛いことが多かった。 でもつる家のみなさんは澪を暖かく見守り、支えになり、一柳の旦那さんや清右衛門さん、美緒さんなどなど、励ましの言葉をくれる人もいて、落ち込むだけではいられない姿が描かれていた。 いつも美味しそうな料理ですが、又次さんの柚べしはぜひ作ってみたいものです。
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全体的に辛いことが重なり起こるシリーズ7作目。 その中でもふきちゃんの成長を感じるところはほのぼのしました。 辛い決断と料理の掲載落ちで倒れる澪 牡蠣と昆布で新しい名物料理 器の大切さと食べる楽しさ 味覚匂いを助けてくれた又次さんとの別れ 一柳の旦那さんと翁屋伝右衛門さんが厳...
全体的に辛いことが重なり起こるシリーズ7作目。 その中でもふきちゃんの成長を感じるところはほのぼのしました。 辛い決断と料理の掲載落ちで倒れる澪 牡蠣と昆布で新しい名物料理 器の大切さと食べる楽しさ 味覚匂いを助けてくれた又次さんとの別れ 一柳の旦那さんと翁屋伝右衛門さんが厳しくもいい助言をくれてる。
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穏やかな日常だからこそ、一つ一つのシーンが印象に残る。毎回泣かされてしまうが、今巻は歴代で一番泣けた
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澪ピンチ!! なんといろいろな出来事が澪の身に降りかかるのでしょう。 人が生きていく上でどの人にも良くも悪くも何かは起きるとは思いながら読んでゆくのですが、それを思ってはいるのに胸の痛みあり安堵の気持ちありの巻でした。 深い青を湛えた空に大きな虹をみる。天に架かる橋に似て、...
澪ピンチ!! なんといろいろな出来事が澪の身に降りかかるのでしょう。 人が生きていく上でどの人にも良くも悪くも何かは起きるとは思いながら読んでゆくのですが、それを思ってはいるのに胸の痛みあり安堵の気持ちありの巻でした。 深い青を湛えた空に大きな虹をみる。天に架かる橋に似て、儚くも美しい。 その光景に澪は大切な料理人の友をみるのでした。 澪はしなるような強さを持って生きていくような予感がします。 がんばれ! ここにでてくるお料理は是非食べたくなります。
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