夏天の虹 の商品レビュー
澪の心星は料理人として生きる道を照らす。 シリーズも7作を数え4年目の年の瀬。 料理番付への三役入りを果たせなかった筋書が、此までの主要人物の紹介とはなむけの料理がここに来て伏線になっていた事に、これはただの時代小説じゃないな!と感動すら覚えました。 澪が一人前の料理人となる迄、...
澪の心星は料理人として生きる道を照らす。 シリーズも7作を数え4年目の年の瀬。 料理番付への三役入りを果たせなかった筋書が、此までの主要人物の紹介とはなむけの料理がここに来て伏線になっていた事に、これはただの時代小説じゃないな!と感動すら覚えました。 澪が一人前の料理人となる迄、あと幾つ辛い別れがあるのか…。 又次の思いは澪に託された…あぁ早く続きを‼
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想い人である小松原との未来ではなく、料理人として生きる道を選んだ澪。 心労が祟ってか、料理人として大切な嗅覚と味覚を失ってしまう。 そして。突然やって来たもうひとつの別れ。 悲しみに打ち砕かれながらも、澪は己の道を歩いていく。 2014年11月28日読了。 シリーズ第7弾は落涙...
想い人である小松原との未来ではなく、料理人として生きる道を選んだ澪。 心労が祟ってか、料理人として大切な嗅覚と味覚を失ってしまう。 そして。突然やって来たもうひとつの別れ。 悲しみに打ち砕かれながらも、澪は己の道を歩いていく。 2014年11月28日読了。 シリーズ第7弾は落涙必至。それも号泣に近いかもしれません。 小松原との別れは前巻からも想像できたのですが、まさか又次が……と、呆然です。 少しずつ読み進めようと思っていたのですが、もう止められませんね。 一気に次を読もうと思います。
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前巻の終わりから知ってましたよ、小松原さまとの結婚はお断りすると。けど、きっと小説だし何か抜け道があるものだと思っていた。 まさかの本当のお別れ。本気で想い合っている同士が結ばれない小説ってかなり珍しいと思う。 小松原さまへ別れを告げるシーンでは思わず泣いた。澪ちゃんだけでなく、私も小松原さまが好きだったから。続きなんて読んでやるもんか、と思った。…結局面白さを忘れられず読み始めるんですが。 精神的な辛さから立ち直ろうともがく澪ちゃんに助っ人の又次さん。 又次さんの過去と変わっていく心、そして決意。輝かずとも望んだ未来へ尽力しようとするタイミングでまさかの永遠の別れ。 また、泣きました。 お別れの多い巻です。本を読んでここまで辛さを味わうのも中々ないと思います。 この後のつる家の皆様に幸がありますように。
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最初の頃は時間つぶしにちょうどいいという感じで読んでいたのに、ここのところ夢中になって読んでいる。ストーリーが単発ながら、きっちりと動きを見せているから、追いかけたくなる。この勢いはもう最後まで止まらないな。又さんの始末のつけ方には正直ほっとした。くだらん侍といざこざで殺されたり...
最初の頃は時間つぶしにちょうどいいという感じで読んでいたのに、ここのところ夢中になって読んでいる。ストーリーが単発ながら、きっちりと動きを見せているから、追いかけたくなる。この勢いはもう最後まで止まらないな。又さんの始末のつけ方には正直ほっとした。くだらん侍といざこざで殺されたりしなくてよかった。守り抜いていったのなら本望だったと言っていいだろう・・・と考えることにした。
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みをつくし料理帖第7弾。 この第7弾は辛かった~。 大事な人との別れの辛さが伝わってきて涙涙だった。 色々な辛さを抱え、それでもひたむきに料理に向かう澪に揺るがない姿勢を感じた。 見上げれば夏天の虹。 この後は幸せになってと思うばかりだ。
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「もとの心労を忘れさせるほどの幸福、あるいは逆にさらなる不運に見舞われた時に、匂いが戻ることがあるのではないか、と私の父も申しておりました。」 源斎先生の言葉が、ひっそりと胸を残り続けた・・・みをつくし第7作。
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みをつくし料理帖シリーズ7 冬の雲雀──滋味重湯 忘れ貝──牡蠣の宝船 一陽来福──鯛の福探し 夏天の虹──哀し柚べし
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止められなくて一気読み。 後始末を全て背負った小松原様がせつなくて。。 又さんの死が悲しすぎる。。
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みをつくし料理帖シリーズの7作目。 人生の重大な岐路で悩み抜いた上で、料理人として生きる道を選んだ澪ですその後も様々な艱難辛苦が彼女に襲いかかります。 料理人として致命的ともいえるような出来事、そして彼女の片腕となる又次の心温まるエピソードがあり、その後の急展開は、あらためて彼女...
みをつくし料理帖シリーズの7作目。 人生の重大な岐路で悩み抜いた上で、料理人として生きる道を選んだ澪ですその後も様々な艱難辛苦が彼女に襲いかかります。 料理人として致命的ともいえるような出来事、そして彼女の片腕となる又次の心温まるエピソードがあり、その後の急展開は、あらためて彼女の運命を思い返ざるを得ないような出来事でした。果たして、澪や野江はこの艱難をどのように乗り越えて行くのでしょうか。
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(2014年8月24日 再読) 畳み掛けるように艱難辛苦が降り注ぎます。 最初に読んだときは、心が痛くて仕方なかったものです。 でもその曇天の上には晴れ渡った青空が広がっているからね。
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