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夏天の虹 の商品レビュー

4.3

394件のお客様レビュー

  1. 5つ

    152

  2. 4つ

    150

  3. 3つ

    48

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2015/12/13

小松原との別れ…すべてを引き受けた小松原がかっこいい。一緒になれないと謝る澪の頭に櫛をさすシーンがなんとも切ない。がんばれ、澪。

Posted byブクログ

2015/11/18

澪と小野寺の選択が胸に痛いですね。小野寺は周囲を納得させるため、澪が料理の道を生きるために、あの道を選んだのでしょうか。 そうだとしたら、源斉先生も不器用だと思っていたけど、彼もまた不器用な人だなあ……。 そして、澪がなくした嗅覚を取り戻すけど、そのきっかけが残酷で、涙がでました...

澪と小野寺の選択が胸に痛いですね。小野寺は周囲を納得させるため、澪が料理の道を生きるために、あの道を選んだのでしょうか。 そうだとしたら、源斉先生も不器用だと思っていたけど、彼もまた不器用な人だなあ……。 そして、澪がなくした嗅覚を取り戻すけど、そのきっかけが残酷で、涙がでました。電車の中じゃなくて良かった。 でも、燕の雛や虹の描写に一抹の希望を感じ取れたので、ここが哀しみの底だと思いたい。

Posted byブクログ

2015/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

基本的には★を満点にしない方針なんです。 作者や作品へののびしろを期待して。 でも時折、その方針を覆したくなることがあります。 今回もそうでした。 本巻では、芳さんの言動に心動かされました。 まず、P51-52で小松原(小野寺)の妹・早帆の後を追おうとする澪を止めた時の芳さん。 種市さん達は話を鵜呑みにして小野寺を悪者と思い込んでしまっていたけれど 芳さんはちゃんと見抜いていてくれたこと。 そして、P76-77で、伏せっている澪に重湯を食べさせてくれたこと。 前者では、ああ、芳さんは分かってくれていたんだ、と思い、 後者では涙腺崩壊しました。 小説を読んでいて泣いたのは久々だと思います。 それにしても、この件、誰も悪くないのにつらい。 小野寺と種市の繋がりが切れてしまったのもつらい。 その後の展開もつらく、又次の件でも涙が。

Posted byブクログ

2015/08/07

小松原がどういう思いであの決断をしたのか、想像するだけで苦しくなる。ただひとつの想いを叶えられなかっただけでなく、料理人としての澪を守るために自分の人生を捧げたんだろう。 この巻はページをめくる手が重かった。雲外蒼天を信じましょう。

Posted byブクログ

2015/07/14

しばらく途切れてしまいましたが再開。 この巻はかなり悲劇的。自分の道を選ぶことは、本当に他を全て捨て去ることなのだろうか? できる道を探さなくて良いのか?苦い選択・・・

Posted byブクログ

2015/06/27

内容紹介にあるように、“悲涙”のお話です。 想いびとを何故あきらめたのか合点がいきませんでしたが、 考えてみれば、 この本は恋物語ではなく、料理帖なんですよね。 前作で自分の心星をみつけ、 料理の道に生きると決めたそんな澪の前に、 また次々と難題が持ちかかります。 冬の雲...

内容紹介にあるように、“悲涙”のお話です。 想いびとを何故あきらめたのか合点がいきませんでしたが、 考えてみれば、 この本は恋物語ではなく、料理帖なんですよね。 前作で自分の心星をみつけ、 料理の道に生きると決めたそんな澪の前に、 また次々と難題が持ちかかります。 冬の雲雀────滋味重湯  体調をくずした澪が口にした重湯は、  とても優しい味がする。 忘れ貝────牡蠣の宝船  恋をあきらめた澪が作った料理は、  食べるひとの幸せを心から祈る料理だった。 一陽来復────鯛の福探し  病の人でも美味しく食べられる料理とは…。 夏天の虹────哀し柚べし  何日も風にさらした柚べしは、  哀しい思い出の味となる。 涙なしでは読めないお話ばかりでした。 最後は、雲外蒼天になることを信じています。

Posted byブクログ

2015/06/16

読むのが辛い巻だった。 嗅覚を失った澪、そんな中でも学ぶことあり楽しく食事をするという思いつきなどホッとしたのもつかの間・・ 最後の最後でそんな展開が??の又次・・ 涙涙でした・・

Posted byブクログ

2015/06/06

今作はとにかく切なさが残る、まさしく「悲涙」の章だった。澪に決断の時が迫りつつある。その最中、味を感じなくなってなり苦渋の思いにさらされる。又次を火事で亡くし、虹の向こうから見つめるかのような様子がつる屋を支えてきた人物を失った大きさを物語っている。又次の柚べしは、又次が今まで尽...

今作はとにかく切なさが残る、まさしく「悲涙」の章だった。澪に決断の時が迫りつつある。その最中、味を感じなくなってなり苦渋の思いにさらされる。又次を火事で亡くし、虹の向こうから見つめるかのような様子がつる屋を支えてきた人物を失った大きさを物語っている。又次の柚べしは、又次が今まで尽くしてきた物の重みがある特別な料理だと感じるだろう。次々と心が痛む出来事がつる屋の人物に起こっていて悲しい余韻が残るが、又次の行動力により澪を動かすことができるだろう、青い空の太陽の様に明るい兆しが差し込む日がくるのを期待したい。

Posted byブクログ

2015/05/31

2015.5.29.読了読んだつもりで美雪晴れを読んでしまい、振り返って読んだ。これ、順番に読んでたら展開が辛くて次を読むのが待てなかったかも。今まで、作れば美味しい料理を思いつき、うまく行きすぎな展開だったのが一転、澪は窮地に陥る。おまけに渋くいなせな料理人の又さんが…。次から...

2015.5.29.読了読んだつもりで美雪晴れを読んでしまい、振り返って読んだ。これ、順番に読んでたら展開が辛くて次を読むのが待てなかったかも。今まで、作れば美味しい料理を思いつき、うまく行きすぎな展開だったのが一転、澪は窮地に陥る。おまけに渋くいなせな料理人の又さんが…。次から次へと澪を襲う不幸に辟易したという感想も目にしたことがあるが、悪いことは悪いことを呼び込むものかもしれないなと思った。

Posted byブクログ

2015/04/14

泣きました。まさかの最期。苦難が多すぎる…銀二貫の時も思いましたが、試練が多いです。最後にはきっとハッピーエンドになるんだと思うのですが…辛い巻でした。

Posted byブクログ