浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか の商品レビュー
仏教の各宗派の特徴について、その歴史から掘り起こし他宗派との違いまでわかりやすく説明しています。それにしてもそれぞれの宗派が派生し枝分かれしていく経緯は複雑でわかりにくいですが、この本ではそれらの宗派の有り様を俯瞰することができます。日本には至るところに仏教文化の影響が色濃く見ら...
仏教の各宗派の特徴について、その歴史から掘り起こし他宗派との違いまでわかりやすく説明しています。それにしてもそれぞれの宗派が派生し枝分かれしていく経緯は複雑でわかりにくいですが、この本ではそれらの宗派の有り様を俯瞰することができます。日本には至るところに仏教文化の影響が色濃く見られ、それらの事柄に興味を持ち理解するための入門書としての役割を果たしてくれる一冊だと思います。
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日本仏教の変遷について。五木寛之の親鸞を読んで興味を持った一冊だったが、浄土真宗について書いてあるわけではなく、あくまで日本の仏教について。個人的には、そちらの方が包括的に知ることができたので、結果として良かった。
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なんと言ってもタイトルが秀逸だが、仏教宗派のことなど日本史で習った以上の知識はほぼなかったので勉強になった。鎌倉五山は結構インターナショナル。
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浄土真宗がいちばん多いのは、歎異抄がウケたから、ではないみたい。答えは最後にチラッと書かれている。 日本の仏教の中で、宗派とはなんなのか、宗派がどのように生まれ分岐していったかの解説本。神仏習合、廃仏毀釈といった体制からの圧力や、創価学会の破門による勢力図の大きな変更など、近年ま...
浄土真宗がいちばん多いのは、歎異抄がウケたから、ではないみたい。答えは最後にチラッと書かれている。 日本の仏教の中で、宗派とはなんなのか、宗派がどのように生まれ分岐していったかの解説本。神仏習合、廃仏毀釈といった体制からの圧力や、創価学会の破門による勢力図の大きな変更など、近年までの歴史が描かれています。 ただ、とくに何かの主張があるわけではなくて、宗派の紹介本、かな。
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他の方も書かれているように、タイトルについてはキャッチですね。最後に慌てて「あぁ、タイトルの内容書いとかなきゃ」的に記述がありますが、基本は日本の仏教史ダイジェストです。 それはそれで、学校では教わらない内容、どこかに肩入れすることなく、一歩引いた立場からの解説で大変面白く読み進めることが出来ました。世代的にも親世代が遠からず亡くなっていく年齢にさしかかっているので、この先接するコトになるであろう仏事に備えた下ごしらえの第一歩としては悪くないと思います。
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うちは、亡父の実家が鹿児島の浄土真宗の寺、母の実家が兵庫の曹洞宗の寺なので、宗派による流儀の違いというのは、子供の頃から何となく意識はしていましたが、具体的にどこがなぜ違うのかについては、今まできちんと知らずに過ごしてきました。 この本では、これらも含めて、日本の主要な仏教宗派の...
うちは、亡父の実家が鹿児島の浄土真宗の寺、母の実家が兵庫の曹洞宗の寺なので、宗派による流儀の違いというのは、子供の頃から何となく意識はしていましたが、具体的にどこがなぜ違うのかについては、今まできちんと知らずに過ごしてきました。 この本では、これらも含めて、日本の主要な仏教宗派の成り立ちや現状を、実にコンパクトにまとめてくれていて、すっきり理解することができました。 タイトルだけみると真宗中心みたいですが、創価学会など仏教系新興宗教も含めた日本の全般的な仏教宗派の状況がバランス良く書かれていて、興味のある向きには、結構役に立つと思います。
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最近身近な人が亡くなり、宗教について考える事があり読んでみた。特に浄土真宗を信仰しているわけではないが、各宗派の成り立ちがわかった。タイトルの「浄土真宗は、、、」の答えは最後の最後に書かれている。浄土真宗は信徒の数1200万人を超えている、寺院は2万を超え、全国の総寺院数の約20%だという。理由は庶民の信仰だから、具体的な救済の手段が備わっている事。それは、称名念仏「南無阿弥陀仏」。又親鸞が「非僧非俗」の立場をとり、妻帯した事が血縁によるネットワークを広げた等々。最後に今は葬式仏教で寺は安泰だが、団塊の世代が亡くなった後、葬儀が減ってきた時に仏教宗派はどのになっていくのかと終わっている。無縁社会と言われる昨今、宗教という物をほとんど考えずに生きてきた世代は何を選択するのだろう。
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浄土真宗の解説ではなく、主だった仏教宗派の概説本。一つ一つ順番に触れていくのでわかりやすい。 いろいろな謎が解けた。 日本人としてこの宗派の系統だてがわかると、観光等でお寺をめぐったりするとき理解が深まり、より楽しめると思う。おすすめ。
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わかりやすい解説書ではあるが、新書なので量的制限がある。 タイトルの浄土真宗がなせわ多いのかは、よくわかる内容である。
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