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浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか の商品レビュー

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52件のお客様レビュー

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2018/10/20

『宗派の成り立ちと関連する寺一覧』 浄土真宗に限定せず、南都六宗から日蓮宗までの各宗派の成り立ちの列挙。肝心の"何故別れたか"という宗派の哲学についての言及はほとんどなく、主題は"何に別れたか"である宗派の関係性と"どこに別れたか...

『宗派の成り立ちと関連する寺一覧』 浄土真宗に限定せず、南都六宗から日蓮宗までの各宗派の成り立ちの列挙。肝心の"何故別れたか"という宗派の哲学についての言及はほとんどなく、主題は"何に別れたか"である宗派の関係性と"どこに別れたか"である寺名について。 主要な宗派が総出なだけあって情報量は多いが、深い内容には触れられないため印象に残りにくい。特に寺の名前なんて新書1冊で100個近く記載されたって把握のしようがない。 ある程度わかってる人が寺と宗派の関係性を再確認するには役立つだろうが、キャッチーなタイトルとは裏腹に仏教素人にはオススメできない一冊。つーかタイトルの内容に触れられるのはあとがきのみというタイトル詐欺っぷりなのでご注意を。

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2012/10/24

浄土真宗につというよりも仏教全般について説明しており、そのなかでの浄土真宗に位置づけが説明されている。題名に惹かれて読んだが、題名については情報量少なめ。

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2012/10/19

コンパクトかつ内容も適切にまとまった日本仏教概論とも言える超良書。 南都六宗、真言宗、天台宗、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗ができた背景、流れが非常にわかりやすい。

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2012/10/08

難しくて途中で断念。各宗派についてひとつひとつ丁寧に「説明」してる。ああ、そういうのじゃなくて、著者の主張がばんばんに入ったものが読みたいんだなって気づいた。説明だけだと教科書みたいで、おもしろみがないんだもん。

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2020/07/27

日本の仏教の説明書。どうして浄土真宗が一番多いのかの問いの答えはない。◆曹洞宗系の学校がどんなのかとか、日蓮宗系の宗教のことなどは雑学の勉強にはなった。

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2012/10/01

良著。 日本人でいながら、日常的過ぎて解っていなかった仏教の宗派毎の性格が成り立ちを通して良くわかる。 (前に「ビートたけしの“教科書に載らない”日本人の謎」でも仏教扱ってたけど、あれも良かったな。) 仏閣・仏像や歴史が好きだから、あの名刹が○○宗なんだとか、戦国期の本願寺や加...

良著。 日本人でいながら、日常的過ぎて解っていなかった仏教の宗派毎の性格が成り立ちを通して良くわかる。 (前に「ビートたけしの“教科書に載らない”日本人の謎」でも仏教扱ってたけど、あれも良かったな。) 仏閣・仏像や歴史が好きだから、あの名刹が○○宗なんだとか、戦国期の本願寺や加賀一向宗のクダリが良くわかって余計に面白かった。 日本史等でも習ってるのにねぇ、神仏習合時の影響で仏教と神社(日本古来の神)の区別もあいまいなこと多いから。 題名は、ちょっと釣りに匂いがするけどね(笑) 全体通して、殆どその主張のためには向いてないから。 それでも、釣られてみても良い本。

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2012/09/16

宗派の違いがよく分かる。 タイトルと中身は違うんじゃない? 曹洞宗の寺院の数はセブンイレブンの店舗数を超えている。14,000強。

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2012/09/05

随分前に新聞の広告で見つけた本著。 その広告の中に「仏教という視点で歴史をみる」という言葉に惹かれて思わず買ってしまいました。 しばらく積本としていたのですが、「海の都の物語」を読了したタイミングで読み始めました・・・。 本のタイトルに対する回答は一番最後の最後になってやっと出...

随分前に新聞の広告で見つけた本著。 その広告の中に「仏教という視点で歴史をみる」という言葉に惹かれて思わず買ってしまいました。 しばらく積本としていたのですが、「海の都の物語」を読了したタイミングで読み始めました・・・。 本のタイトルに対する回答は一番最後の最後になってやっと出てきます。 それまでの本著の大半を占める部分は、様々な仏教宗派についての誕生・分裂・繁栄・衰退を描いています。 数が多い、というのもあるのでしょうが、歴史という点から見えれば少々端折っている印象は否めませんでした。 それでも「へぇ」とか「ほぉ」と思ってしまうところも何箇所かあり、読み応えはありました。 ただ・・・歴史にも仏教にも興味のない人には眠くなってしまう本でしょう(^^ゞ ちなみにウチは浄土真宗です で、本のタイトルに対する回答は、私が何となく思い描いていたものと、ほぼ同じでした。

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2012/08/04

こういう本は初めて読んだ。宗派や新宗教の成り立ちやポジション。また、葬儀仏教についても初めて知った。追ってこの著者の他の書籍も読んでみたいと思った。

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2012/08/01

まず創価学会だけで1700万人もの会員がいるという事実にびっくり。曹洞宗の寺院がセブンイレブンをしのぐ1万4604カ所もあるなんて。 タイトルの浄土真宗の信者は1240万人。創価学会が日蓮正宗と袂を分かってからは浄土真宗が一番信者が多い、ということになる。(形式的には日蓮正宗が破...

まず創価学会だけで1700万人もの会員がいるという事実にびっくり。曹洞宗の寺院がセブンイレブンをしのぐ1万4604カ所もあるなんて。 タイトルの浄土真宗の信者は1240万人。創価学会が日蓮正宗と袂を分かってからは浄土真宗が一番信者が多い、ということになる。(形式的には日蓮正宗が破門したらしいが、実態は仲違い) 本書はタイトルにある「なぜ」に答えるために書かれたのではなく、日本の仏教の歴史と今の宗派の分析だ。 浄土真宗を開いたのは親鸞(鎌倉時代)だ。しかし本書によれば親鸞が生前に大きな活動をして信者を増やしたのではなく、死後に弟子達や教団が大きくなるにつれてカリスマ性を協調した面が強いようだ。 もうひとつ本書ネタ。仏教と葬式はいまやあたりまえの結びつきだが、元々は違った。曹洞宗が編み出した葬儀の方法が広まって現代に至っている。 宗教にすごく興味がある、というわけではないので本書に没入することはなかったが、それぞれの宗派がどういった流れで出来上がったかについては整理されているので本棚に置いておく価値はある。自分の宗教(私は日蓮宗)以外についてはあんがいわからないものだし、確かに親類の違う宗教の法事に出ると本書にあるような特徴が感じられる。それを確認するだけでも勉強になった。

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