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浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか の商品レビュー

3.3

52件のお客様レビュー

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2015/06/06

タイトルとは違い、浄土真宗はなぜ日本で一番多いのかが中心テーマではありません。 鎌倉新仏教を中心として、それぞれの宗派を比較し、成り立ちから、特徴、現代に与える影響力までが詳しく書かれています。 曹洞宗が今日の葬式仏教のもとを作ったという分析には、びっくりしました。 確かにお葬式...

タイトルとは違い、浄土真宗はなぜ日本で一番多いのかが中心テーマではありません。 鎌倉新仏教を中心として、それぞれの宗派を比較し、成り立ちから、特徴、現代に与える影響力までが詳しく書かれています。 曹洞宗が今日の葬式仏教のもとを作ったという分析には、びっくりしました。 確かにお葬式はどれも似た感じではあります。 それにしても、浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いかは、理由が良く分かりませんでした。 まあ、他が良かったので良しとします。

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2015/01/14

羊頭狗肉の感、あり。タイトルの答えが最後におまけ程度に語られており、全体的には日本仏教の概観を説明している。

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2013/12/11

タイトルと中身にはだいぶギャップがあるが、日本仏教の成り立ち、宗派の違いのダイジェストだと思えばいいのかな。 分かり易く簡潔に解説してはいるものの、読み物としての面白さは無い。

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2013/07/16

本書のタイトルは「日本における仏教の歴史」が正しい。 古代仏教から鎌倉新仏教まで、成り立ちから変遷・現状までと、仏教界全体から見た立ち位置を説明した解説書。文章は分かりやすく、原因と結果、経緯・文脈が明快なので理解しやすい。 表題のテーマに関してはおまけ程度でしかもピントが定まら...

本書のタイトルは「日本における仏教の歴史」が正しい。 古代仏教から鎌倉新仏教まで、成り立ちから変遷・現状までと、仏教界全体から見た立ち位置を説明した解説書。文章は分かりやすく、原因と結果、経緯・文脈が明快なので理解しやすい。 表題のテーマに関してはおまけ程度でしかもピントが定まらないボヤっとしたモノで感心しないが、それ以外は素晴らしい。

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2013/04/16

日本仏教の、それぞれの宗派の成り立ちや歴史を知って、これからの仏教の在り方について考える本。仏教については興味があるので、それぞれの宗派がどのようにして広まっていったかについては考えながら読めたのですが、歴史苦手なので、宗派を興した人物の話になってくると名前に苦労しました。知って...

日本仏教の、それぞれの宗派の成り立ちや歴史を知って、これからの仏教の在り方について考える本。仏教については興味があるので、それぞれの宗派がどのようにして広まっていったかについては考えながら読めたのですが、歴史苦手なので、宗派を興した人物の話になってくると名前に苦労しました。知っている人物はすぐに入ってくるのですが…

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2013/04/06

我が家の宗派は真言宗だが、日常意識することもない。父母の葬式は無宗教で済ませた。とは言えおおまかに真言宗については気になる毎に少しは調べているのだが、近親の宗派が浄土真宗が多く、そちらの思想なりを調べるたび、真宗の考え方に興味と共感を覚えることが近年多くなってきている。正直、もう...

我が家の宗派は真言宗だが、日常意識することもない。父母の葬式は無宗教で済ませた。とは言えおおまかに真言宗については気になる毎に少しは調べているのだが、近親の宗派が浄土真宗が多く、そちらの思想なりを調べるたび、真宗の考え方に興味と共感を覚えることが近年多くなってきている。正直、もう少し信心深かったなら、真宗に改宗しようかとも思うだろう。 先に読んだ『日本の10大新宗教』と比べるととりあげる範囲も広く、そのため用語も多岐にわたり個々の言葉を記憶するだけでもひと苦労してしまう。そのぶんひと通りの宗派はこれ一冊でほぼ概要を知ることができるのだと思うが。ここから興味を持ちより深く理解するためには各々が調べていくものとなる。この一冊はそのための入門書、と捉えるべきなのだろう。

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2022/09/14

副題が「仏教宗派の謎」です。中身は日本のおもな仏教宗派について発生から派生までくまなく取り上げ、歴史的経緯をふまえ解説したもの。なので副題の方が中身に対しては正確で、より直截な題名にするなら「日本の仏教宗派の歴史」なんて言う方が合ってます。が、こんな題名では手に取る気も起きないで...

副題が「仏教宗派の謎」です。中身は日本のおもな仏教宗派について発生から派生までくまなく取り上げ、歴史的経緯をふまえ解説したもの。なので副題の方が中身に対しては正確で、より直截な題名にするなら「日本の仏教宗派の歴史」なんて言う方が合ってます。が、こんな題名では手に取る気も起きないでしょう。「浄土真宗はなぜ日本で一番多いのか」という書名は大当たりです。 で題名に対する回答ですが、他の宗派は修行して仏教の教えを自らの力で悟らなければならないのに対し、浄土真宗の教えは「南無阿弥陀仏」を唱えれば極楽浄土でき、阿弥陀仏の力で成仏するという「他力本願」であるというシンプルなものであるから、ということらしいです。親鸞が教えを説き、広まったのは地方の農漁村、職人層で、これら第一次・第二次産業人口は日本ではつい最近まで大多数を占めていたから、という理由です。 分かりやすく、空海、最澄から鎌倉仏教、さらに禅宗、創価学会まで解説してあり、手軽に仏教各派の知識を得ることができます。 座禅をし、禅問答をする、なんていうのが最高に仏教哲学的だと自分は感じてましたが、実は葬式仏教を始めたのは禅宗であったと解説してます。 現在、仏教に対し不信感があるのは、実は葬式と結びついてるからなのです。新年、2度の彼岸、盆とお寺に行きお金を納め、戒名は寺に対し功績のあった家にはたくさん字をくれて、しかも一文字いくら、というのが我が家の属している寺のやりかたです。しかし地方で暮らすと、宗教を伴う葬式は必要です。会葬者に囲まれての読経と儀式は、死を回りに周知でき、遺族に決別の踏ん切りをつけさせます。 願わくば、檀家制度ではなく、結婚式をするのに教会、神社、寺を選べるように、気分によって寺を選べるようになったらいいのにと思います。今や寺は単なる葬式のセレモニー屋にすぎないのだから、寺もその辺割りきったらいいのに、と思います。生臭坊主の説教は必要ありません。本を読めばいいのですから。

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2013/01/22

島田裕巳氏の『日本の10大新宗教』http://booklog.jp/item/1/4344980603 『葬式は、要らない』http://booklog.jp/item/1/4344981588 に続いて、読了。 広範な読者に受け入れられるよう文章がわかり易く、かつ、細か過ぎ...

島田裕巳氏の『日本の10大新宗教』http://booklog.jp/item/1/4344980603 『葬式は、要らない』http://booklog.jp/item/1/4344981588 に続いて、読了。 広範な読者に受け入れられるよう文章がわかり易く、かつ、細か過ぎず、かといって重要な情報は入っているので、概観するにはうってつけの一冊だと思います。

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2012/12/30

浄土真宗に関わらず、日本の仏教の宗派の成り立ちを見渡す。 とても判り易いが、途中で面倒くさくなったわ。

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2012/12/29

 まず、タイトルのネーミングが悪い。そもそも、タイトルの問いについてがメインの本ではない。むしろ、日本の仏教、特に日本仏教の各宗派についてコンパクト且つ分かりやすく概説している本である。ちなみに、タイトルの問いの答えは「おわりに」に書いてある。  仏教に関する概説本は多いが、日本...

 まず、タイトルのネーミングが悪い。そもそも、タイトルの問いについてがメインの本ではない。むしろ、日本の仏教、特に日本仏教の各宗派についてコンパクト且つ分かりやすく概説している本である。ちなみに、タイトルの問いの答えは「おわりに」に書いてある。  仏教に関する概説本は多いが、日本仏教宗派に関する適当な概説本が無かったので、むしろ貴重な一冊。特に、奈良仏教~鎌倉新仏教の各宗派の教義を知るのに非常に立つ。

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