1,800円以上の注文で送料無料

紙の月 の商品レビュー

3.8

367件のお客様レビュー

  1. 5つ

    56

  2. 4つ

    167

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2012/11/23

顧客のお金を横領して、海外逃亡した銀行の契約社員、梨花。 どうして、そうなってしまったのか? お決まりの、男に貢ぐ、ただそれだけではなく、 徐々に、はまってゆく地獄のような。 誰にでも、起こりうるんだと思う。

Posted byブクログ

2012/11/22

角田 光代 角川春樹事務所 (2012/3/15) お金ってっこわい!全ページにそれが語られていました こわかったです 私は違うって思っていても もし・・・って考えさせられます ラストが???でした 表紙も読む前は暖かく感じたのに 読み終わると こわい 紙の月 なんです...

角田 光代 角川春樹事務所 (2012/3/15) お金ってっこわい!全ページにそれが語られていました こわかったです 私は違うって思っていても もし・・・って考えさせられます ラストが???でした 表紙も読む前は暖かく感じたのに 読み終わると こわい 紙の月 なんですね 先日柴田錬三郎賞の授賞式があったそうです 賞金 300万円 ≪ 飢餓感が 積み重なって 泥沼へ ≫

Posted byブクログ

2012/11/14

銀行に勤めている主人公が不正を働き、顧客のお金を使い込んでしまう。最初はちょっと立て替えてもらうだけ、というつもりだったのが、どんどん大きな金額へ。 その女性のお金にたいする心理や、夫への気持ち、人間関係がとても丁寧に書かれていて読みながらこちらもビクビクしてしまう。またこんな...

銀行に勤めている主人公が不正を働き、顧客のお金を使い込んでしまう。最初はちょっと立て替えてもらうだけ、というつもりだったのが、どんどん大きな金額へ。 その女性のお金にたいする心理や、夫への気持ち、人間関係がとても丁寧に書かれていて読みながらこちらもビクビクしてしまう。またこんな人もいるくらいなんだから私のお金の使い方なんてかわいいものだ。もっとパーッとショッピングしたいものだ。と思うけど、デパートで目に付いたものをどんどん買ったり、高級ホテルでスイートルームに泊まる度胸なんてもちろんありません。

Posted byブクログ

2012/11/11

濃いです。角田さんの描く女性は、ほんと濃いです。ほんのちょっとした違和感の積み重ねが、大きなうねりとなっていく様が濃く表現されています。主人公の梨花に加えて3人の視点からの構成も、上手くはまっています。

Posted byブクログ

2012/11/05

女性のお金にまつわるお話。 普通の感覚を持った人でも、若い頃は正義感を持った人でも、金銭感覚は一度踏み外したら底無しに変わってしまうのだなぁ、と怖くなりました。 スリルがあって次々読みたいって久しぶりに思った作品でしたが、八日目の蝉よりは衝撃が少なかったので、 星4つ。

Posted byブクログ

2012/11/05

怖かったぁ~。 怖過ぎて間読み切ってしまった。 子供がいても、結婚していなくても、どんな女性にも心が満ち足りない想いがある。そんな時、お金という媚薬に嵌まってしまうのですね、人は。 他人事に思えぬ話。

Posted byブクログ

2012/10/30

ふわぁぁぁと長いため息を読み終わってついた。 お金って怖い。 感覚が麻痺してくる感じが、なんだかわかるのがまた怖かった。 買い物をしたあとの、何にでもなれるような錯覚、だけど家に帰ったときに一瞬で冷める熱。 顧客の金を横領し、逃亡した梨花。 ワイドショーを賑わす彼女をぼんやりと...

ふわぁぁぁと長いため息を読み終わってついた。 お金って怖い。 感覚が麻痺してくる感じが、なんだかわかるのがまた怖かった。 買い物をしたあとの、何にでもなれるような錯覚、だけど家に帰ったときに一瞬で冷める熱。 顧客の金を横領し、逃亡した梨花。 ワイドショーを賑わす彼女をぼんやりと思う、かつての同級生、元カレ、友人もまた様々な形で金に振り回され、蝕まれている様が物語の中でうまく働いていた。 角田さんの本かなり久しぶりに読んだけど、濃厚だった……

Posted byブクログ

2012/10/28

この人の小説の読後感は最悪なので、もう二度と読むものかと毎回思うのだけど、何故か今回も読んでしまった。 もしかしたら、自分の痛いところをつかれているのか?認めたくないけど。 怖いものみたさなのかも(笑) 2012.10.28

Posted byブクログ

2012/10/24

同じ女性だからなのか、 立場も境遇も異なる登場人物たちの気持ちが分かることが、 とても意外だったし、むしろ怖いほど。 読了後も、苦いような重苦しいような後味が残るけれど、 むしろそこに読みごたえを感じてしまった。

Posted byブクログ

2012/10/20

同世代が主人公の話。 途中から苦しくてしょうがなかった。 お金を使う事でしか満たされない女、お金を必死に貯める女… そのお金に行き着くまでの心の綻びが何かに気付けない。 元彼の、「きみのいう不自由とゆたかっていうのは、どうしたってお金でしかはかれないもんなのか。これがあるから...

同世代が主人公の話。 途中から苦しくてしょうがなかった。 お金を使う事でしか満たされない女、お金を必死に貯める女… そのお金に行き着くまでの心の綻びが何かに気付けない。 元彼の、「きみのいう不自由とゆたかっていうのは、どうしたってお金でしかはかれないもんなのか。これがあるからこの子たちは幸せだって言えるものを、お金じゃなくて、品物じゃなくて、おれたちが与えることは無理なのか」。 忘れちゃ駄目だと強く思う。 (13.10.20 読了 地区センター)

Posted byブクログ