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プロメテウスの罠 の商品レビュー

3.8

55件のお客様レビュー

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2023/02/22

ここまで原子力にヘイトだと逆にすがすがしさを感じます。 もちろん福島第一原子力発電所の事故により避難な精神的な苦痛を被った人へのインタビューは価値があるが、なんでもかんでも原子力のせい、というのは隔たりすぎでしょう。 あと、原子力(≒放射能)が超危険!ということを間接的に言って...

ここまで原子力にヘイトだと逆にすがすがしさを感じます。 もちろん福島第一原子力発電所の事故により避難な精神的な苦痛を被った人へのインタビューは価値があるが、なんでもかんでも原子力のせい、というのは隔たりすぎでしょう。 あと、原子力(≒放射能)が超危険!ということを間接的に言っている表現が多すぎる。 例えばホットスポットで、100マイクロシーベルト毎時が発見されて、年間900ミリシーベルト浴びて国の基準を大きく逸脱する!大変だ!という表現。 そりゃあ、屋外の流動がない水たまりでホットスポットが見つかって、そこに1年365日24時間たっていればそのような線量を浴びるけれど、そんな人いる? 周辺よりも高い線量の場所なので「ホット」スポットと言うのです。 あと、食べ物についても過度に内部被ばくの危険性をあおっており、WHOが定めた科学的に根拠のある数値なんかあてにならない!という論説で、なぜにあてにならないのか、という回答は一切ない。 さすが朝日さんです。 あと、著者は新聞屋であって原子力に精通している人では「まったく」ないので、科学的でもないし、原子力も理解していない。

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2020/03/15

《誰が得をしようとしたか?》 金儲け 権威欲 お友達 自分さえ良ければ良い 巨大な欲の塊、原発による大惨事 責任を取らない 他人事 楽観的 次世代に負の遺産を残して死んでいく 逃げ切り 必死で生きている人を、少数の無責任な人達が動かしている。 「原発は誰得?」

Posted byブクログ

2019/03/05

あまりにも個人に寄り添いすぎではないか。 新聞社ならもっと証拠に基づく論証が欲しい。 と思ったら続編が4まで出てる。 それを読んでからまた判断すべし

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2018/10/12

福島原発事故対応 東電、原子力安全・保安院しかり 「総理に助言すべき組織が機能せず、当事者意識が欠如していた。組織の都合が優先され、必要な知識を持った人間が役職者にいなかった。」 いまこうして日本があるのは、ラッキーだったとしか言いようがない。

Posted byブクログ

2017/06/16

地球上で、放射能により立ち入りできない場所があるのは、核実験場跡と、チェルノブイリ、そして日本だけではないでしょうか?この小さな国に、いまだに放射能により立ち入りできない区域が残っている・・・恐ろしいことだと思うのですが。それでも、原子力発電を続けるのは、ギャンブルのようなもので...

地球上で、放射能により立ち入りできない場所があるのは、核実験場跡と、チェルノブイリ、そして日本だけではないでしょうか?この小さな国に、いまだに放射能により立ち入りできない区域が残っている・・・恐ろしいことだと思うのですが。それでも、原子力発電を続けるのは、ギャンブルのようなものではないでしょうか?

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2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年刊行。いわゆるフクシマの際、官邸、関連省庁、東電において実際に起こった状況を検討していく書。本書に関しては、吉田調書問題とも絡むものであり、その内容よりも、新聞報道の在り方を考えさせられる一書である。個人的には、速報性・スクープ性は新聞には不要と考える一方、綿密な裏取り調査をしつつ、かつ公開資料のみでも認識可能な裏面を明らかにすべきものと考えている。が、実際は、本書あとがきが些か空々しく聞こえるそれになっている。しかも、連載時、本書刊行時と二重に検証する機会があった点も考慮する必要がある。 とはいえ、保安院の避難地域策定作業の進展とその前提となるデータの存在が官邸に行っていなかった点に関し、保安院が取材に応じていないことが読み取れるが、情報管理の有りようとして保安院のこの対応は明らかに不味い。また、東電側も初期の段階で取材に応じていなかったのはなぜか、との疑問も残るところ。信憑性の有無とどこが信憑性がないのかを含め、本書の「官邸の5日間」の項目に関しては、もう少し考える必要があることを痛感。また、木村真三氏には注目すること。

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2015/10/05

福島原発事故のドキュメンタリー、冒頭の「防護服の男」はリアルに情景を思い浮かべてしまった。 臨場感ある生々しいタッチで、「もしこの場にいたら何を考えてどう行動しただろう」と思いながら読んだ。

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2015/03/23

福島原発事故の真実を朝日新聞特別報道部が、取材を、関係者に積み上げたシリーズ。 放射能を浴びた町と被災者、研究者、東電、政府。それぞれが、何を考えて、どんな行動を取ったのかを、丁寧に追いかけ誰が良い、間違ったとは、言えない混乱が、当時はあったのだ、という事実を垣間見れます。 ...

福島原発事故の真実を朝日新聞特別報道部が、取材を、関係者に積み上げたシリーズ。 放射能を浴びた町と被災者、研究者、東電、政府。それぞれが、何を考えて、どんな行動を取ったのかを、丁寧に追いかけ誰が良い、間違ったとは、言えない混乱が、当時はあったのだ、という事実を垣間見れます。 今だからこそ、読むべきシリーズだと思います。 事実を伝えないのは、大きな罪であると、理解させられます。

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2015/01/26

まあいろいろ言われるのだが、優秀な人々がチームで動くことによって、より広く深く事実に近づくことができるのだ。これはフリー一人では全然無理だろう。そしていかに新聞で「読ませる」記事にするのか、その手法についてもあとがきで触れられている。

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2014/01/23

新聞連載では読んでおらず、今更ながらあまりにも知らなさすぎるので一念発起で読み始めました。 地震は仕方ないし、津波も防ぎようもないこと、でも、この事故対応は、もう組織悪と、無責任体質の象徴としか言いようがない。 そして、今だに事情は変わっていないのでは。多分、今も現場はものすご...

新聞連載では読んでおらず、今更ながらあまりにも知らなさすぎるので一念発起で読み始めました。 地震は仕方ないし、津波も防ぎようもないこと、でも、この事故対応は、もう組織悪と、無責任体質の象徴としか言いようがない。 そして、今だに事情は変わっていないのでは。多分、今も現場はものすごく頑張っていて、踏ん張ってもいて、危機感を持ちながら仕事に取り組んでいるのだろうけれど、表に出るようなのほほん部隊の体質改善ができていないように思われ、なんだかな…です。

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