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それでも三月は、また の商品レビュー

3.4

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2012/09/29

2012.9.29読了。 川上未映子、角田光代、バリー・ユアグロー、阿部和重がよかった。あのことを綴るには、こうした短編のようなものの方がいいのかもしれない。

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2012/09/13

谷川俊太郎さんと、 小川洋子さん、のものを読みたくて手に取りました。 家じゃないと、ゆっくり読めないです。 やはり、感情が高ぶるので。

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2012/09/02

311の小説アンソロジー。これを見つけた時は、 期待した。 多和田葉子は、SFで、ものすごく良かった。 っていうか、多和田葉子がSFか! と思った。 谷川俊太郎の詩は、 何というか、感想がない、というのが一番しっくりくる。よく作られているし、よくこんな感じを読んだ、 という感じ。...

311の小説アンソロジー。これを見つけた時は、 期待した。 多和田葉子は、SFで、ものすごく良かった。 っていうか、多和田葉子がSFか! と思った。 谷川俊太郎の詩は、 何というか、感想がない、というのが一番しっくりくる。よく作られているし、よくこんな感じを読んだ、 という感じ。 どの作家も、自分の小説世界に、311の手首を掴んで、引っ張り込んだ、 という印象があります。 ただ、村上龍だけは、良かった。 思えば、こういう言い方はいけない言い方だけど、 「十八番」である。 ダントツに、村上龍の作品が良かった。 川上弘美の作品は、例外。 神様2011は何度か読んだ。 結局、多和田葉子と同じ、 近未来。パースペクティブにしか、 書けないのかもしれない。 でも、 村上龍は、違った。 現実を書いた。 「希望」と書いた。素晴らしいと思った。

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2012/08/30

東日本大震災を題材にしたアンソロジー。それぞれの作家が「詩」「短編小説」「エッセイ」などの形で表現している。この本が出版されたときはまだ、震災後1年もたたないうちだったので、作品にする方々も大変な思いの中で書かれたのではないかと察する。直接的に震災を扱った作品もあれば、全くそれに...

東日本大震災を題材にしたアンソロジー。それぞれの作家が「詩」「短編小説」「エッセイ」などの形で表現している。この本が出版されたときはまだ、震災後1年もたたないうちだったので、作品にする方々も大変な思いの中で書かれたのではないかと察する。直接的に震災を扱った作品もあれば、全くそれには触れない作品もある。しかしすべての作品はあの震災を内包しており、読むものの心にずしりとくるものを感じさせる。震災を実際に体験した人も、直接的な影響のなかった人も「今」この時期の心を知るために是非読むべき作品集だろう。これから時が経て、数年、数十年後にこのような作品集ができるとすると、作家たちはどのような作品を発表するだろうか。またそれを読む我々はこの頃よりも少しでも精神的にも実質的な面でも前に進んでいるだろうか。

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2012/08/26

震災を受けてのアンソロジーといった感じ。 村上龍、阿部和重、川上未映子と好きな作家が3人も入っていたので買いました。 震災に文学がどう立ち向かうか。 そんな様子を好きな小説家を通してみることが出来ます。 文学は無力ではない。

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2012/08/16

最初の谷川さんの詩で不覚にもほろりと。他の作品は好き、嫌い分かれた。 いいと思ったのは、いしいさん、池澤さん、明川さん、阿部さん。リアルで特に好感もてたのが古川さん、佐伯さん、角田さん、村上さん。ダブル川上さん、小川さんは一応ファンですが… ただ、好みと読み方の問題なので参考にな...

最初の谷川さんの詩で不覚にもほろりと。他の作品は好き、嫌い分かれた。 いいと思ったのは、いしいさん、池澤さん、明川さん、阿部さん。リアルで特に好感もてたのが古川さん、佐伯さん、角田さん、村上さん。ダブル川上さん、小川さんは一応ファンですが… ただ、好みと読み方の問題なので参考になりませんが。

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2012/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

震災前の生活と変わっていないことに対する後ろめたさ、とか 原発事故が日常と繋がって取り込まれている様子、とか 直接的にも間接的にも訴えるものは多かったと思う。 個人的には 『言葉』(谷川俊太郎)、 『おまじない』(重松清)、 『美しい祖母の聖書』(池澤夏樹)、 『ピース』(角田光代)、 『箱のはなし』(明川哲也)、 『ユーカリの小さな葉』(村上龍)、 『惨事のあと、惨事のまえ』(デイヴィッド・ピース) がいろんな意味で心に引っかかった。

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2012/07/29

何もかも失って 言葉まで失ったが 言葉は壊れなかった 流されなかった ひとりひとりの心の底で 言葉は発芽する 瓦礫の下の大地から 昔ながらの訛り 走り書きの文字 途切れがちな意味 言い古された言葉が 苦しいゆえに甦る 哀しみゆえに深まる 新たな意味へと 沈黙に裏打ちされて

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2012/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

震災をテーマに書かれた各作家による短編集。 それぞれの視点がとてもよかった。 谷川俊太郎の詩は、さすがだったし、 いしいしんじもよかった。 それぞれ、短いけどいい作品ばかりで またゆっくり読み直して、作品のメッセージを しっかりとつかみたい。 ただ、多和田葉子の作品だけは 読んで気分を害した。

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2012/07/22

正面から向かったり、一見無関係なことを書いているようだったり。 でも、みんな東日本大震災を心のどこかに納めたいという気持ちは同じ。 震災直後には文学は役に立たなかったかもしれないけれど、前に進まなければいけない今、物語が必要だと思う。

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