グレイメン の商品レビュー
思ったより面白かったけど、まぁツッコミ所が沢山あった。細かい事気にしない人にはいいかも。この作者の、残酷で不幸でかなら辛い事を考える才能はすごい。読んでてかなり凹んで危うく怖い夢をみるところだった(´・_・`)
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ぬるま湯の日本の、そして勝ち組・負け組の社会に反発し、一投を投じる作戦をカリスマのある謎の男が実行するために、壮絶な作戦を行う。 若干不思議な言葉使いや言い回し、説明表現があるが、基本的には楽しめた。 切ない背景ややりきれない終わり方については、ネタバレになるから割愛。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
登場人物の描きが浅く、感情移入できるキャラはいないのだが、最後まで飽きずには読ませるサスペンス。核となるふたつの事件がどうしても実在の事件とある映画を連想させるので、ここはオリジナリティがあり、かつ、より衝撃度の高いものとして欲しかった。 グレイにしても、ちょっと存在や現れ方が超人的すぎて、???という感じ。 根底となる思想は、いまや言い尽くされた感もあるが、終盤の展開は秀逸。実際にこんなことしてくれたら、爽快だろうな…次回作も読んでみたいです。
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始っから引き込まれた! 身近にある上下の関係。行き過ぎるとリアルにありえるよねー。。。 本に出てくる犯罪も実際あるんだろうなー。
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ちょっと息抜きにと、なにげなく棚から積読本を取ったらこの本。 がしかし、作者がなんとまだ20代ということで、非常に映画を観る様に読みやすく表現していたおかげて、一気に読み上げてしまった。 復讐を軸に『正義』『強者』『弱者』『少年法』などを考えさせられた。湊 かなえ著『告白』も復...
ちょっと息抜きにと、なにげなく棚から積読本を取ったらこの本。 がしかし、作者がなんとまだ20代ということで、非常に映画を観る様に読みやすく表現していたおかげて、一気に読み上げてしまった。 復讐を軸に『正義』『強者』『弱者』『少年法』などを考えさせられた。湊 かなえ著『告白』も復讐劇をまぁ後味悪く表現してましたが、この作品も、根底には同じものが流れてた。 「毎年3万人の人が自殺」とよく聞くフレーズだが、毎年3万人自殺動機者は減っているのに、まるで鮫の歯のように3万人湧いてくる・・ 日本は裕福なのに・・ いや違う、裕福だと勘違いしているから、自分は裕福ではないと、あれ?おかしいと思い不安になって死ぬのでは? なんて思いながら読みました。 装丁 松本悠
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世代によって、捉え方が違う作品だと思います。 感想をお伺いすると、だいたい、主人公に自分を重ね合わせて共感される方と、古き良き時代に読んだ冒険活劇を彷彿とさせ懐かしい気持ちで読まれる方の、2手に分かれるようです。 いずれにしても、主人公が魅了されるキャラクター「グレイ」の魅力がた...
世代によって、捉え方が違う作品だと思います。 感想をお伺いすると、だいたい、主人公に自分を重ね合わせて共感される方と、古き良き時代に読んだ冒険活劇を彷彿とさせ懐かしい気持ちで読まれる方の、2手に分かれるようです。 いずれにしても、主人公が魅了されるキャラクター「グレイ」の魅力がたまりません。 「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞受賞作。今後、韓国とアメリカでの出版が決まっています。
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娯楽作品としては楽しかったです。少々だらだら感はありますが、軽い読み物としては〇レベルだと思います。 次作にも期待します。
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第2回ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作 「グレイ」と呼ばれる不思議な人物、生きることを放棄した人々が出会い、いったいどうなるのだろうと期待させる展開は良いが、グレイが持つ資金力や「再分配」計画などが荒唐無稽すぎる気がする。
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宝石店で働く遼太郎は、職場でのイジメに耐えかねて自殺を決意する。そんな遼太郎を救ったのは、灰色の服装に身を包む男「グレイ」だった。グレイに救われ忠誠を尽くす仲間たちとともに、グレイの崇高な目的のために働く遼太郎であったが、やがてグレイの真の目的に気付く。それは、弱者が虐げられてい...
宝石店で働く遼太郎は、職場でのイジメに耐えかねて自殺を決意する。そんな遼太郎を救ったのは、灰色の服装に身を包む男「グレイ」だった。グレイに救われ忠誠を尽くす仲間たちとともに、グレイの崇高な目的のために働く遼太郎であったが、やがてグレイの真の目的に気付く。それは、弱者が虐げられている社会そして国家への復讐。遂に、とある計画が12月24日、クリスマスイブに決行された。『裏閻魔』に続く、ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作(「BOOK」データベースより) イントロもいいし、花の塔の辺りもぐいぐい引き込まれる面白さがあったのだけれど、最後までメインとなる「グレイ」の重さを感じなかった・・・。 彼のどこにみんなが惹かれていったのか、ちゃんと書き切れていたらよかったのに。 富の再配分って計画も、(作中の人物もダメ出ししてましたが)陳腐ですよね。 前半はよかったのですが、後半の進め方と収束の仕方が好みではありませんでした、残念。
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第2回ゴールデン・エレファント賞大賞受賞作。フィクションとしてそれなりの面白さはあるのですけれど、主人公の存在感が希薄すぎて視点が定まりにくい上に、グレイメンが目的を果たすために用いた手段のあまりの荒唐無稽さはいくらフィクションとは言えリアリティに欠けます。
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