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晴天の迷いクジラ の商品レビュー

3.9

389件のお客様レビュー

  1. 5つ

    94

  2. 4つ

    151

  3. 3つ

    103

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2015/07/07

この人は やるせない状況にある人物を描くのがうまいなぁ。。。 ふがいない~ もそうだけれど 別視点で登場人物が繋がっているのでもっと知りたい、とか読み足りないという不満が無いので嬉しい。 登場人物が好きか嫌いかは別としてそれぞれ脇役でさえもスピンオフが書けそうって事は人物描写...

この人は やるせない状況にある人物を描くのがうまいなぁ。。。 ふがいない~ もそうだけれど 別視点で登場人物が繋がっているのでもっと知りたい、とか読み足りないという不満が無いので嬉しい。 登場人物が好きか嫌いかは別としてそれぞれ脇役でさえもスピンオフが書けそうって事は人物描写がうまいんだろうなぁ。(2回目)

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2015/06/27

うーーん… なんで予約までして読んだ本なんだろう?というのが感想です^^; 4編の短編から成る連作短編集で、 後半はかなり一気に読めましたが、 1編目は読むのに時間がかかりました。 仕事が忙しいため彼女にふられてしまい、うつになってしまった青年。 もう、その段階で、こちらまで...

うーーん… なんで予約までして読んだ本なんだろう?というのが感想です^^; 4編の短編から成る連作短編集で、 後半はかなり一気に読めましたが、 1編目は読むのに時間がかかりました。 仕事が忙しいため彼女にふられてしまい、うつになってしまった青年。 もう、その段階で、こちらまで沈み込んでしまいます。 それでも読み進むうちに、 生きることの大切さを伝えようというのがわかってきましたが…。 読んだ時期、順番が悪かったのでしょうね。 宮部みゆきの「ソロモンの偽証」と人物設定がかぶっているような気がして、 つい比べてしまいました。 著者の1作目『ふがいない僕は空を見た』を読んでいないので、 それを読まないと、なんとも言えないのかもしれませんね。

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2015/06/22

あまりに悲観で読んでいて苦しいが、終章でやおら明るさが開ける。構成に妙味あり。でも「メンヘルもの」はいまや最も安易なプロットかもしれないなあ。多すぎる。

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2015/04/24

人はとてももろいし、生きていくだけでも大変だなと思った。でも、心配してくれる人がいるという事は、幸せな事だと思う。

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2015/04/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

激務と失恋の痛手でうつとなった由人、 倒産直前の由人の勤める会社の社長野々花、 極端な潔癖症で過干渉な母に追い詰められ、心を壊していた女子高生正子。 死と隣り合わせ、自ら命を絶つことを覚悟していた3人が、ひょんなことから、浅瀬に迷い込んだクジラを見に行くことに。 そこで出会った人との時間、それぞれとの時間で、生きることを考えていくようになる。 窪さんの本、やっぱり好きです。 途中、ちょっと自分的に停滞した感があったのですが、最後は、グッと気持ち掴まれました。 3人とも、ホントにきつかったと思う。 あんな思いしていたら、心を壊すのも分からなくもない。 結局は、クジラと言うよりは、雅信さんちのおばあちゃんと雅信さんのおかげ、だったかも。 今度は、窪さんのデビュー作『ふがいない僕は空を見た』を、是非読んでみようと思います。

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2015/04/05

最終的にハッピーエンドに近づいたのかな…? すごく鬱々しいお話だなと思ったけれども、同時にすごく人間臭いお話だなとも思いました。

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2015/03/27

潰れそうなデザイン会社の社長、野乃花。そのデザイン会社に勤務する青年、由人。たった一人の友達を失い引きこもりとなった正子。 壊れそうな三人の、それぞれの事情が書かれる3章まではとても重たかった。最後の章で、クジラを見に行く事にした由人と野乃花が正子に声をかけ、三人で海辺の村へクジ...

潰れそうなデザイン会社の社長、野乃花。そのデザイン会社に勤務する青年、由人。たった一人の友達を失い引きこもりとなった正子。 壊れそうな三人の、それぞれの事情が書かれる3章まではとても重たかった。最後の章で、クジラを見に行く事にした由人と野乃花が正子に声をかけ、三人で海辺の村へクジラを見に行く。 ハッピーエンドとは言えないけれど、すこし希望が持てるような終章だった。

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2015/03/13

失恋と激務で鬱になった青年、その青年の働く潰れかけた会社の女社長、母親とうまくいかず家を飛び出した少女。湾に迷い込んだ鯨を見に行くことになった、不思議な3人の物語。それぞれに過去に何がしかの事情を持ってるんですが、それが次第に明らかにされていきます。ロードムービーって感じ。

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2015/02/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生きる。田舎街の海岸に座礁してしまったクジラを見に集まった訳ありな人たち。 機能不全家族を田舎に残して上京し、学生時代から付き合っている彼女に振られ、デザイナーとして軽鬱で過労死寸前まで働かされている会社は倒産の危機をむかえている社員の由人。 10代で出産し子供を捨てて、東京の地で男勝りで会社を立ち上げて奮闘するも、潰してしまうことになった責任を自殺で償おうとした社長の野々花。 姉を乳児の時に亡くしてからおかしくなった母に支配され続け、やっとできた友人は病死で、心を病んでしまった正子。 陸に迷い込んでしまったクジラを見るまでは、死ねない、死なない。 生死をさまよう三人が、同じ境遇にいるクジラを見て、人のぬくもりを感じて、思うこと。 暗いが、これが現実。 正子の話がよかった。 忍が死んでしまったのが残念。)^o^(

Posted byブクログ

2015/02/15

野乃花が育児ノイローゼになっていく様子に、読んでいて胸が苦しくなりました。海老くんが良かったです。「なんでも好きなこと書いて、って、忍が。俺がやぎさん郵便みたいに運ぶから」高校生なのに、とってもかわいい!

Posted byブクログ