ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書 の商品レビュー

アレックスオスターワルダー,イヴピニュール【著】,45カ国の470人の実践者【共著】,小山龍介【訳】

2013/01/09

いろんな事例が豊富で、フォントやレイアウトも工夫されていて、大変読みやすいです。
書いてることを実践するのは、まぁ大変なのだけど。。

企画が好きな人には向いてると思います。

2013/01/06

新事業創出などと言った話が業務その他で出てくる人は一読（？）する価値がありと思う。「対価を得る」ことだけに捉われるとビジネスモデルという抽象レベルでビジネスを考えられなくなり、これまでのビジネスモデルの上で流れる商品を差し替えた程度の範囲を越えられないように思う。
本書は、ビジネスの本質を価値創造とその循環として全体を見るための道具を与えてくれる。

2012/12/23

なぜSkypeのようなサービスで収益がとれているのか？どのようにビジネスモデルを考えて立ち上げたのか？９つの要素でエリア分けしたキャンバスでビジュアルとしてみて見るとその秘密がわかってくる。IT業界など新しいビジネスモデルで有効、かと思いきや、古くからのビジネスこそ、今、この発想で考え直す必要があるのでは？とハッとした。紙面も見やすく楽しいビジネス書。

2012/12/01

ビジュアルにビジネスを表現出来るのはとても良い。でも、ビジネスが作れるのは別ですね。見やすいし、読みやすい
参考になります。

2012/11/06

ビジネスの形を創り出すための基本的な思考ツール＝「ビジネスモデルキャンバス」の使用方法解説書というもの。「ビジネスモデルキャンバス」は一目瞭然でわかりやすいし、ブレーンストーミングのようなディスカッションをしながら、ワクワク感があって且つ鋭い指摘にも耐えうるビジネスモデルが出来上がりそう。本書自体が特命チームの必携書、または研修、MBA的な授業でのグループ勉強会として使うと一層効果的だろうと思う。また『The　Profit』を思い出しながら読んだら面白そうだと感じた。

2012/10/21

ビジネスモデルとは、収益性やその構造ばかりだと思っていたが、キャンパスを利用することで多角的にビジュアルに表現できることは目から鱗である。

ビジネスモデルとは、どのように価値を創造し、顧客に届けるかを論理的に記述したもの。

競合から自社を守るための、別の利益にならない構造を同時に持ち、ロックインをする考え。

・キャンパス
・マルチサイドプラットフォーム
・共感マップ

デザインとは、新しいものを生み出し、未開拓のものを発見し、機能を実現する最善の方法を見つけ出す厳しいもの。

顧客の考えこそがイノベーションの源泉であるということではなく、ビジネスモデルを評価するのに顧客視点が含まれるべきだ。

顧客が何を欲しているということだけでなく何を無視しているのかを知ること。将来の成長分野は、現時点でお金を生んでいる分野の外にあります。確信的なビジネスモデルをつくろうとするのであれば、既存の顧客セグメントだけを見るのではなく、新しい、これまでリーチしてないセグメントまで視野を広げるべきなのです。多くの革新的なビジネスモデルは、新しい顧客の満たされていないニーズを満足させることで成功しているからです。

歴史ある企業においてイノベーションお生み出すことが、どれほど困難かを知っています。このような企業は、予測可能性、具体的な職務、収支予測を要求します。しかし、本当のイノベーションは、体系的なカオスというべきものからうまれます。

新しいビジネスモデルを作るときには、現状を無視し、そして運営上の問題について心配してはいけません。本当に新しいアイディアは生み出すことはできないからです。そもそもビジネスモデルイノベーションとは、過去を振り返ることではありません。過去には、未来のビジネスモデルの可能性は、ほとんど見当たらないからです。また、ビジネスモデルイノベーションは競合を観察することでもありません。なぜなら、イノベーションとは模倣することでも、ベンチマークすることでもなく、価値を創造し、収益を生み出すための新しい仕組みを作ることだからです。さらに言えば、ビジネスモデルのイノベーションは、隠れた顧客ニーズにこたえるための、権威への挑戦に他ならないのです。

革新的なビジネスモデルがなかなか思いつかないのは、現状から考えてしまうためです。現状は想像力を押さえ込んでしまうのです。

抽象的なものを具体的なものにし、要素間の関係に光を当て、複雑なものを単純化することによって、戦略的な探求を強化するのが、ビジュアルシンキングの価値である。

企業家としての経験では、最大の障害はビジョンの欠如と、管理の失敗です。よいビジョンと管理がなければ、うまれつつある産業のパラダイムを見逃し、ビジネスモデルを改革する機会も逸してしまうでしょう。

現在の成功は、彼らのビジネスモデルをどのように革新できるかを自分自身に問うことを止めさせてしまいます。組織構造は、これから産まれる新たなビジネスモデルのためには設計されていません。

進化するビジネス環境にある複雑さ、不確実性、および混乱の可能性のため、将来について確実なことはいえません。しかし、明日の美辞根雨も出るを設計するためのガイドラインとして機能するような将来についての仮説を数多く開発しておくことはできます。

デザイン精神
優れた解決策が生まれるまで、あいまいさと不確実性に対処していく能力が必要ですし、時間もかかります。簡単にひとつのソリューションを採用することなく、喜んで長い時間をかけ、多くの可能性を探求するエネルギーを費やすことが必要なのです。

ビジネスモデルという用語は多用されていますが、その多くは、単に財政的、収益的な面からだけから見た、不完全な理解にとどまっています。

2012/10/07

副題としてビジネスモデルの設計書とあり、詳細に書かれてもいるんですが、何より見た目でわかるような構図になっている一冊。

単なるビジネス書というより、デザインされている本という印象。

自分が勉強しないと行けないところがよくわかりました！

2012/10/04

正直本書のデザインと名前で購入に走った。自分たちでビジネスモデルを創造するなんて、どんなにワクワクして楽しいか？想像しながら。
フレームワークとしてキャンバスが素晴らしい。
純粋にビジネスをフレームワーク化して、シンプルに見直す。そしてそこから新しいアイディアを付け加え（あるいはいらないものを差し引き）して新たなビジネスモデルへと展開させる。
しかし課題はある。前半のモデリングまではワクワクしながらワークショップで考える事はできるだろう。
フレームワーク的にはよく考えられているものの、ストラテジーとしてはまだまだ足りない。
特にSWOTとブルーオーシャン戦略が参考にされているが、フレームワークからどうやって戦略を活用して導きだすかについては充分な示唆がない。
これから自分たちのプロジェクトでBMG(Business Model Generation)のモデルを使いながら様々な方向性を模索するつもりだ。そこでまたフィードバックするつもりだが、キャンバスを描いて以降のプロセスについては本書だけで読み取りながら進めるのは正直きつそうだ。
いくつかの事例紹介があるが、一つの事例を深く掘り下げながら解説をする「解説書」があれば理解に助かる。

2012/09/23

神本来ました。こんなにもわかりやすくビジネスモデルが理解できるとは。ひとつのフレームとして、完成されていて、かつ改善も重ねていける。他のビジネスフレームワークと組み合わせたりもできる。

自身が事業を起こしたり、会社でビジネスに取り組むときのチェックシートとしても活用できるし、ビジネスモデルを考え、考慮し、検討するときに横においておきたい本です。

2012/09/23

自分自身、消化不良が起こっているのかなという面と、
結局私がここまで仕事でしてきたことを整理された
ものだな、という２つのこと。