ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ビジネスモデルの作り方を解説している本で、ちょっと新しいビジネスを作れそうな気分にしてくれる本です。 基本となるフレームワーク(キャンバス)の解説に始まり、次に、世のビジネスモデルがどのような仕組みになっているか(パターン)を説きます。 次いで具体的にキャンバスをどのように描いていくか(デザイン)、外部環境も踏まえてそれが良いのかどうかを見る方法、そしてここまでのまとめ=ビジネスモデルのデザインプロセスという流れです。 ビジネスとまでは言わなくとも、自身の企画を考える・良し悪しを見るのにも使えそうです。
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9つの構築ブロックから成る”Business model Canvas”というフレームワークに基づき、「Pattern」では、仕組みの典型的パターンを、 「Design」では、ビジネスモデルの発想法について、「Strategy」ではマクロな視点でビジネスモデルを俯瞰している。 ...
9つの構築ブロックから成る”Business model Canvas”というフレームワークに基づき、「Pattern」では、仕組みの典型的パターンを、 「Design」では、ビジネスモデルの発想法について、「Strategy」ではマクロな視点でビジネスモデルを俯瞰している。 内容的には◎なのですが、読者レビューにもある通り、 1) なぜ Business model canvas は有効なのか 2) ほとんどの業態が果たしてこの Business model canvasで説明できるのか の疑問に答えてないので、ストレスがたまる感じです。 でも、社内でビジネスモデルを議論する際の共通言語(ツール)としては素晴らしいと思いました。 最後に、惜しむらくはこの横長サイズ。電車等移動中など隙間時間に持ち歩いて読むのには適しませんorz 原著は読んでいませんが、高校生レベルの平易な英語で書かれているそうです。
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コストと収益や、サービスと顧客、パートナーとの関係を、 仲間と共有するために、自分にもしっかりわかるように、 可視化するためのツールだと思う。 構造を整理し、何が強みで、どういうことができるのか。 さらに他のツールと組み合わせることで、 観点の違うところからのアイディアを包括す...
コストと収益や、サービスと顧客、パートナーとの関係を、 仲間と共有するために、自分にもしっかりわかるように、 可視化するためのツールだと思う。 構造を整理し、何が強みで、どういうことができるのか。 さらに他のツールと組み合わせることで、 観点の違うところからのアイディアを包括することができる。 最初は既存のビジネスモデルを対象に分析、 そして自分たちのビジネスモデルの構築に生かすことが、 このツールを利用する方法だと感じた。 最後に。 ビジネスは一人でできないので、 仲間必須と思わせるツールです。 (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ●共感マップ(P.131) 「シンプル顧客分析ツール」とも呼ばれるこのツールは、 顧客のデモグラフィックな特徴だけでなく、 彼らを取り巻く環境や行動、関心、願望を理解するのに役立ちます。 最終的には、顧客が何にお金を払うのかを理解することができます。 ●時間単位でのプロジェクト請求を過去のものにすることを目指していますが、 どうすればよいかまだはっきりしていません。 ①大きな問題を概説します。 ・典型的な戦略コンサルティングの顧客について考えてみます ・顧客セグメントと産業を選びます ・戦略コンサルティング会社に関する最も大きな5つの問題を記述します。 共感マップも利用しましょう。 ②可能性を生み出します ・あなたが選んだ5つの問題について詳しく見てみましょう。 ・ビジネスモデルについて多くのアイディアを出してみましょう。 ・5つのアイディアを選びます。 ③ビジネスモデルのプロトタイプをつくりましょう ・5つのアイディアのうち、3つの最も多様なアイディアを選びましょう。 ・ビジネスモデルキャンパスの要素をスケッチして、 3つのコンセプトを発展させましょう ・それぞれのプロトタイプの良い点と悪い点について注釈をつけましょう ○ただし、画期的なアイディアは、 強い抵抗を引き起こす可能性もあることを心に留めておいてください。(P.253) ○分析をやりすぎると、生産性が低いと認識されて 上級マネジメントからのサポートを失う危険性があります。(P.253)
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あの会社ってどうやって儲けてるの?ほんとに広告収入だけで成り立つの? このサービスってどうして採算があってるの? そんな風に疑問を持つことって、Google以降多い。 本書は、パートナー企業との関係からCSの実践まで、企業活動の頭と尻尾を、ビジネスモデルキャンパスというフレーム...
あの会社ってどうやって儲けてるの?ほんとに広告収入だけで成り立つの? このサービスってどうして採算があってるの? そんな風に疑問を持つことって、Google以降多い。 本書は、パートナー企業との関係からCSの実践まで、企業活動の頭と尻尾を、ビジネスモデルキャンパスというフレームワークのまな板の上に乗せるツールを提供してくれる。 「何となく」を徹底的に排除し、収益モデルの最適化に向けたファシリテーションを与える。そのインセンティブに富んだファシリテーションで自発的なタスクを発生させ、かつそれを自社内から出て同じプラットフォームで議論させるという、相当な汎用性がないと実現しないであろう壮大なプロジェクトが、目の前で実現しかかっている。そんなワクワク感を与えてくれたと感じました。 凄くスタイリッシュなデザインの一冊ですが、野中郁次郎先生や神田昌典氏がゴリゴリに推す一冊でもあります。
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「ビジネスモデル・キャンバス」というツールを使い、9つの要素(顧客セグメント/提供する価値/チャネル/顧客との関係/収入の流れ/主なリソース/主要な活動/パートナー/コスト構造)を組み合わせて分析→着想することで、ビジネスモデルをジェネレーション(生成)する方法を示す。
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ビジネスモデルキャンバスや共感マップを活用したセッションを体験してから読むと、さらに理解は深まるのだと思います。 そうした機会があることに期待。たぶん、そのうちきっとありますね。
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読んでいてなんだかわくわくする。一度や二度眺めただけでは使えるようにはならないもののように感じるので、何度もじっくりと徐々に自分の中に落としこんでいければいいと思う。
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きれいにまとまっていて分かりやすい。 提案は、よいモデルに思える ただ、他理論をカバーする汎用化の説明のところに無理やり感を感じた。
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「ビジネスモデルキャンバス」というフレームワークを使って、戦略的思考を視覚化した本です。 「ビジネスモデルキャンバス」とは、ビジネスを「価値を生み出す一つのシステム」として見なしたときに、そのインプットを左側にアウトプットを右側に書き、その左下にコスト、右下に収益を描くフォー...
「ビジネスモデルキャンバス」というフレームワークを使って、戦略的思考を視覚化した本です。 「ビジネスモデルキャンバス」とは、ビジネスを「価値を生み出す一つのシステム」として見なしたときに、そのインプットを左側にアウトプットを右側に書き、その左下にコスト、右下に収益を描くフォーマットです。 なんだ、HAYST法のラルフチャートと同じじゃないか。だって、ラルフチャートは、インプット→目的機能→アウトプットの流れの下に、状態変数の変化(IN/OUT)を配置し、上にノイズを置いているので。違いは、「ビジネスモデルキャンバス」には、ノイズの考慮が無いことで、すなわち、様々な市場でこのビジネスモデルが受け入れらえるかの視点が弱いと思いました。 たぶん、「ビジネスモデルキャンバス」では、KP(パートナー)とCS(顧客セグメント)の所にノイズ要因を配置するのだろうけど明瞭じゃないですね。 とはいえ、とても面白く、ビジネスモデルのビジュアル化の重要性が伝わる良書です。
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面白い本と思うけど、全く理論的でもないので、読んだ後が???ってなりますね。 もう一回読んでみるかな。
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