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飼い喰い の商品レビュー

4.4

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

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2012/07/10

あえて向こう側の世界のことは知らないふり、 気が付かないふりをするのが、 一般消費者の間の暗黙のルールとなっているわけだが、 「世界屠畜紀行」と同様、 いろいろなことを教えてもらえた。 http://bit.ly/d96f0s(平日開店ミシマガジン) インタビュー・ミシマガ「人...

あえて向こう側の世界のことは知らないふり、 気が付かないふりをするのが、 一般消費者の間の暗黙のルールとなっているわけだが、 「世界屠畜紀行」と同様、 いろいろなことを教えてもらえた。 http://bit.ly/d96f0s(平日開店ミシマガジン) インタビュー・ミシマガ「人」 第5回 内澤旬子さんと三匹の子豚(前編)―飼うも食べるも未知の世界―

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2012/07/07

読前: お涙頂戴ものか?肉食への批判か? (この著者の本を読んだのは初めてでした) 読後: 豚を飼ってみたくなった。 環境を考慮して肥育された肉を食べたいなぁと思います 大切な命なので大切にいただきたいですね。 別の本で、一食分の肉を作るための飼料は、鳥が一番少なく、牛を育て...

読前: お涙頂戴ものか?肉食への批判か? (この著者の本を読んだのは初めてでした) 読後: 豚を飼ってみたくなった。 環境を考慮して肥育された肉を食べたいなぁと思います 大切な命なので大切にいただきたいですね。 別の本で、一食分の肉を作るための飼料は、鳥が一番少なく、牛を育てる飼料で人が数人生活できるという数字をみたことがある。 目の前には鳥の手羽の山。少なくとも6羽分 鯨を食べれば、ひとつの命でたくさんの肉がとれるのにね。

Posted byブクログ

2013/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

名前をつけて豚を飼い屠殺して食す。 家畜とペットとの境界線は? 豚がこの世に生を受ける前からスーパーでパックされたお肉になるまでの過程。 畜産農家の苦悩。 豚に密着していたからこそわかる彼らの特徴。 人糞を…。 などなど。。。 本当に爆笑させてもらったし、とても勉強になった。 豚肉を食べた事がある人(笑)は必読!

Posted byブクログ

2012/06/13

内澤さんの本は、どれも 体当たりな体験談で 興味津々で 読み通せる。 今回も、一気に読み終え 胸も心も 満腹感でいっぱいだった。 普段 食べている肉 ひとかけらでさえ 無駄にせず 食さなければ と つくづく思った。

Posted byブクログ

2012/06/05

面白くて一気読み。この人の書くものの「湿り気のなさ」には感嘆する。なまなかの腹の据わりようじゃあない気がして。 自分で育てた三頭の豚を解体してもらうときの描写が圧巻だ。最後にそのうちの一頭と目があったというくだりで胸が詰まる。豚に名前がついているところがねえ、なんとも…。 「...

面白くて一気読み。この人の書くものの「湿り気のなさ」には感嘆する。なまなかの腹の据わりようじゃあない気がして。 自分で育てた三頭の豚を解体してもらうときの描写が圧巻だ。最後にそのうちの一頭と目があったというくだりで胸が詰まる。豚に名前がついているところがねえ、なんとも…。 「夢」という名前を提供してくれたのって平山夢明さん?

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2012/06/04

前作『世界屠畜紀行』で、世界の屠畜、食肉について強烈なレポを書いた著者が、なんと今回は豚を飼う。 飼って、最後には喰う。 終始、体を張っている感がはんぱない。なんというか、巨大な好奇心の塊のような著者の全力投球が見て取れる。 それでいて、バランス感覚がいい。豚との距離の取り方や、...

前作『世界屠畜紀行』で、世界の屠畜、食肉について強烈なレポを書いた著者が、なんと今回は豚を飼う。 飼って、最後には喰う。 終始、体を張っている感がはんぱない。なんというか、巨大な好奇心の塊のような著者の全力投球が見て取れる。 それでいて、バランス感覚がいい。豚との距離の取り方や、シビアにお金のやりくりをしているところ、養豚業者その他、食肉にかかわるすべての人との交流の具合。いくら豚を育てることがメインテーマかといったって、豚の観察日記のようなものを読まされてもつまらないじゃなかろうか。 豚を含めた著者の「日常感」が良い味だしてるのだ。

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2012/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前著「世界屠畜紀行」で食というものの現実を私たちに見せ付けてくれた著者が、今度は千葉で「豚を育て、出荷し、屠畜して食べる」という全プロセスを実践。周囲の反対を押し切って3頭の子豚に名前を付けてしまう。当然愛情は湧く。そして出荷の日。異変を察したのか家の中に逃げ込んだ豚を、ふとこのまま飼おうかな......と思う作者が、気を取り直して「やっぱり、おまえを食べよう。」これ、重要なせりふですね。覚悟が窺えます。

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2012/04/30

・・・なんだかすごい戦いを見終わったような、そんな感じです。 豚の生態から養豚の歴史まで分かって、(三匹の試食会もおいしそうで)満腹な一冊! 豚の去勢の方法が、うちの飼い猫と全く同じで笑えたw。あの方法だと縫わなくていいので治りも早いそうです(^^)/

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2012/04/25

なんだこの著者。周囲の人の好意に甘え過ぎなんじゃー!と叫びたくなりそうな気もするのだが、なぜだろう。キャラクターが良いのか文章が巧みなのか著者が妙に憎めない人物に映る。やたら数字が多いのはちょっと読みにくい気もするのだが、それだけ綿密に取材を重ねた証左でもあるのだろう。全てを補っ...

なんだこの著者。周囲の人の好意に甘え過ぎなんじゃー!と叫びたくなりそうな気もするのだが、なぜだろう。キャラクターが良いのか文章が巧みなのか著者が妙に憎めない人物に映る。やたら数字が多いのはちょっと読みにくい気もするのだが、それだけ綿密に取材を重ねた証左でもあるのだろう。全てを補って余りあるほど知的好奇心を刺激される内容。へーっ、豚を飼うのってこんなに大変なんだーとか、屠畜するのにもこんな決まり事とかあるんだーとか、豚ってこういう生きものなんだーとか、いろいろと勉強にもなった。もちろん読み物としても大変面白い出来。生きものを可愛いと思うと同時にそれを摂取しなければ生命体を維持できないという矛盾。それを著者は「豊かさ」と呼ぶ。「いただきます/ごちそうさま」という言葉にそれらを安易に回収してはいけないという主張には強く同意した。

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2012/04/24

東方見便録 の 内澤さんです 誰もが 「食べる」 その 途中をすっかり忘れて ただ 食べている ことの 傲慢さを ゆっくり じっくり 考えさせてもらえます

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