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飼い喰い の商品レビュー

4.4

59件のお客様レビュー

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2013/07/04

「飼い喰い」を本棚に登録しました。/ http://booklog.jp/item/1/4000258362 三頭の豚を子豚から飼って、美味しい肉料理にするまでを描いたルポ。まず思ったのは豚を飼うのは本当に大変だということ。餌やり、糞の処理、その他諸々・・・ 。自分がスーパーで...

「飼い喰い」を本棚に登録しました。/ http://booklog.jp/item/1/4000258362 三頭の豚を子豚から飼って、美味しい肉料理にするまでを描いたルポ。まず思ったのは豚を飼うのは本当に大変だということ。餌やり、糞の処理、その他諸々・・・ 。自分がスーパーで気軽に買っている肉はこんなに手間暇をかけられているのねと、食べることへの感謝の気持ちを強くしました。「他の生き物から命をもらって生きること」を改めて考えました。

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2013/06/21

他に類を見ない本。タイトル・表紙どおり、三頭の豚を、千葉県旭市で飼育し、屠畜し、食べるまでのルポ。食べ物としての「肉」がどのように育てられ、出荷していくかを詳述している。飼料のこと、糞尿処理のこと、それぞれの豚の性格、枝肉の価格、食肉処理方法など、非常に興味深い。名著。

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2013/04/29

 ごく簡単に言うと、3匹の豚を飼い育て、食べたという記録。  しかしながら、あまりにも育てることに忙しくて、ゆっくり悩む隙はなさそう。  数年後に振り返って書き下ろした本を読んでみたい。

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2013/01/13

英訳の本を出版して、鯨は食べたらダメなんて言ってる人達に読んでほしいゼ。そんな線引きなんて、人間のエゴだ。身体を張って書かれた、すげー本。中のイラストも楽し。表紙のデザインも好きだなー。

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2012/12/28

3匹の豚を飼うところから屠畜して食すまでのルポルタージュ。 2012年読んだ本の中でベスト3には入るかな。 千葉県の飯岡に引っ越してきたとのことだが、自分が小さかった頃ばあちゃん地の近くにも小さい豚小屋の廃屋があったなぁ、とふと思い出した。 畜産に関するデータもところどころで紹...

3匹の豚を飼うところから屠畜して食すまでのルポルタージュ。 2012年読んだ本の中でベスト3には入るかな。 千葉県の飯岡に引っ越してきたとのことだが、自分が小さかった頃ばあちゃん地の近くにも小さい豚小屋の廃屋があったなぁ、とふと思い出した。 畜産に関するデータもところどころで紹介してくれていて、畜産の大規模化、工業化がものすごいスピードで進んできたことがわかる。 それと同時に、豚や牛などの中型~大型家畜は本当に個人で庭先で飼うような環境や法整備はまったくないということもわかる。個人で屠畜したものを食べてはいけないという法律まであるのには驚いた! あと、作者の肉に食べることについての考え方に対して、共感できる部分が多かった。

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2012/11/12

世界の屠蓄現場をレポしてきたノンフィクションライターの著者が日本の農家でも古くから行われてきた「軒先飼育」で三頭の豚を子豚から育て、屠蓄場へ搬入し、食用肉として加工し実際に自分で食べるまでを描いたルポルタージュ。 消費者目線からの養豚に対する思いと、生産者目線による養豚とが両方...

世界の屠蓄現場をレポしてきたノンフィクションライターの著者が日本の農家でも古くから行われてきた「軒先飼育」で三頭の豚を子豚から育て、屠蓄場へ搬入し、食用肉として加工し実際に自分で食べるまでを描いたルポルタージュ。 消費者目線からの養豚に対する思いと、生産者目線による養豚とが両方から(実体験に基づき)描かれていてとてもクリアーな感じがする。 ハイライトはやはり「ドナドナ」。 屠蓄場に運ばれるトラックに乗せられるくだりと、実際に内澤さんが三頭の肉を食べるところ。 著者は冷静に淡々と書いているのだけれど、こちらは勝手にうるうるしてしまった。 それにしても284ページのポートレートは素敵だ。

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2012/11/09

ある意味ドライでなければ実現しない、飼い喰い。細身の女性である著者が、沢山のプロの手を借りつつも、子豚からの養豚を自分の手で行い肉にして食べるまでと、先の大震災の養豚への影響を合わせ著した力作。著者の、育てた豚への細やかな愛情と、食べられる生き物への誠意、養豚の未来への懸念を目一...

ある意味ドライでなければ実現しない、飼い喰い。細身の女性である著者が、沢山のプロの手を借りつつも、子豚からの養豚を自分の手で行い肉にして食べるまでと、先の大震災の養豚への影響を合わせ著した力作。著者の、育てた豚への細やかな愛情と、食べられる生き物への誠意、養豚の未来への懸念を目一杯感じた。読んで良かったという充足感をもたらしてくれる本である。しかも、一読で何倍にも得るものがある、お得な一冊。

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2012/11/03

エンタメノンフというジャンルが騒がれているので読んでみた。豚を飼って食べるということに、興味があるが感想は「ふーん」って感じ。文章が面白くない、著者に好感が持てない。やはり素人のひとだからかな。なんか豚の種付けから食べるところまでだらだらと書いてある感じで、ぐっと来るものがない。

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2012/11/01

いつも食べている豚肉が、どのように産まれて、どのように育てられ、どのように殺され、どのようにしてスーパーに並べられるのか・・・という素朴な疑問は以前から持っていました。気にはなっていたけれど、知るすべがなかった。というか調べるのがめんどくさかった。 著者はこの過程をみずから体当た...

いつも食べている豚肉が、どのように産まれて、どのように育てられ、どのように殺され、どのようにしてスーパーに並べられるのか・・・という素朴な疑問は以前から持っていました。気にはなっていたけれど、知るすべがなかった。というか調べるのがめんどくさかった。 著者はこの過程をみずから体当たりで体験レポートしてくれています。 めっちゃ興味深い内容でした。 まず交配のシーンから驚きの連続。それから、「屠畜場」で一日1000頭以上の豚たちが次々と解体されていくシーン。 グロさはなく、緻密な線描きのイラストからは、作者のまじめに伝えたいという姿勢を感じました。 でも何といっても、自分で選び、豚小屋作りから餌から排泄物の処理から涙ぐましい苦労をして育てた豚を最終的に食べるという行為?これを残酷という人は、じゃ何が残酷じゃないの?自分で育ててない豚を殺してもらって食べるのは残酷じゃないの?と、生きものの命を頂くということについてどうしても考えさせられます。 著者は、自分にわいてくる感情や、周りの人の反応を、わりと淡々と、時には「何やってんだ私」的に自分ツッコミしながらしながら、一歩引いて書いているところが好感もてました。 でも、きっちりと調べるところは調べていて、現在の食肉業界の現状についても知ることができます。例えば、現在はほとんどの飼料が合成飼料で、輸入トウモロコシを主原料に、抗生物質や、添加物もりだくさんのものであることとか、畜産農家の経営がどれだけたいへんなものであるかとか。。。とにかく興味深い内容でした。 作者の豚に対する愛と敬意を感じました。私もこれから、豚に限らず、すべての食物に感謝と敬意を込めていただきたいと思います。

Posted byブクログ

2012/10/20

屠畜について考えてきた筆者が、自ら豚を飼育しそれを食べるまでを実践した記録。 養豚について、知らないことがこれほどあったかと思わせられる。 周りの養豚関係者に助けてもらいながら、三頭に敢えて名前をつけて飼う。名前を付けたところに強い抵抗を受けたというところが、興味深い。

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