アホ大学のバカ学生 の商品レビュー
タイトルがキツイが、学生と大学への愛を感じる。大学と就活の現状がわかりやすくかいてある。 第3章は余分。普通にすっきり書け。
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学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる 書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。 *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに 配架しています。 *貸出状況についてはこちらから確認下さい。 貸出中のときは予約もできます...
学士力の涵養や自己の能力を伸ばすためのヒントとなる 書籍類、職業選択や人生設計に必要な資料を集めています。 *このカテゴリの本はすべて中央館2階のアメニティコーナーに 配架しています。 *貸出状況についてはこちらから確認下さい。 貸出中のときは予約もできます♪ (鹿大の蔵書検索画面にとびます) 〔所蔵情報〕⇒ http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/xc/search?keys=11111062822
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さらーっと読める新書。この本の「バカ学生」とは、人生の近道を探さない、自分の興味だったり学びたいという欲望に素直な学生のこと(就活とか気にせず留学したり、勉強をし直したいから留年するとか)。割と私の周りには「バカ学生」が多いな、なんて数少ない友達の顔を思い浮かべながら読んだ。 そ...
さらーっと読める新書。この本の「バカ学生」とは、人生の近道を探さない、自分の興味だったり学びたいという欲望に素直な学生のこと(就活とか気にせず留学したり、勉強をし直したいから留年するとか)。割と私の周りには「バカ学生」が多いな、なんて数少ない友達の顔を思い浮かべながら読んだ。 そして、人事やら学生の就活の面倒を見る大学事務側もいろいろ大変なんだなーと。迷子になっている暇があるくらいなら、本を読んだり知識を身に付けたり、どっか行かなきゃいけないね。
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この本は一見すると、就活本や現代の若者の特徴を述べた本に過ぎないように見えるのですが、歴史の好きな私にとっては、特に第6章の「日本バカ学生史」の内容が興味深かったです。 確かに最近の大学生の就職事情は就職率で見ると、少なくともバブル世代の私の頃よりは厳しいようですが、大学進学率...
この本は一見すると、就活本や現代の若者の特徴を述べた本に過ぎないように見えるのですが、歴史の好きな私にとっては、特に第6章の「日本バカ学生史」の内容が興味深かったです。 確かに最近の大学生の就職事情は就職率で見ると、少なくともバブル世代の私の頃よりは厳しいようですが、大学進学率が当時よりかなり上昇して大学卒業生が増えていること、若者が減っている割には大学の数が減っていないこと等、首をかしげてしまうような事実も指摘してあり新たな面を見ることができたように思いました。 以下は気になったポイントです。 ・学部名の種類数は1985年には、わずか82だったのものが2010年には481にまで増えている(p42) ・法政大の情報科学部の前身は工学部だが、明治大の情報コミュニケーション学部は、前身が短大の法律科・経済科であり文系学部である(p43) ・本書でいうところの「バカ学生」の特徴は、1)非効率的であっても、ちょっと面白そうと思えば行動に移せる、2)留学生が多い、3)社会との接点が多い(p91) ・有料セミナーは催眠商法そのものがあり、バカを見るのは、このカラクリを知らないマジメ学生である(p107) ・会社説明会はキャンセル率がかなり高いので、企業の人事に電話をかけて「満席で予約できなかったが参加させてほしい」と電話すれば良い(p119) ・大学の先生は答えのない研究に挑んでいるから、当然学生を一人前にするために厳しく叱ることもあるが、打たれ弱い学生はさらにへこむ(p131) ・就活関連では、1879年(明治12)から三菱が定期採用を開始した、当時は大学卒業者の就職は官僚としての採用がほとんど(p156) ・日立製作所の設立は1910(明治43)で、久原鉱業所日立鉱山工作課という大企業の社内ベンチャーであった(p157) ・今では大企業がずらりと並ぶ保険業界も当時(1923大正時代)はブラック企業扱い(p160) ・昔の帝大と高等専門学校では教育専門学校では教育期間が違うので、明治末期には東大等の帝大を100とすると、一橋は60-70、慶応:50-60、早稲田:30-40の給料格差があった(p167) ・大正12年頃には、三菱の諸会社は、帝大・一橋・早慶の各校は初任給75円、私立と地方高商は65円と定めた、これが大学間格差撤廃の端緒(p169) ・筆記試験は1970年代までは重視されたが、その後、適性検査の台頭もあって姿を消していった(p190) ・今時の学生は、と言われていたのは、100年前の明治・大正期もそうであり、100年後であっても大きくは変わらないだろう(p193) ・1990年から現在まで、大学が53%増の780校にまで増加しているのに対して、短大は35%、高校も13%減少している(p201) ・定員割れ大学は、1)ターゲット設定、卒業後の目標、2)教職員の熱意、3)学外への宣伝、が不足している(p226) ・プリンストン大学では、ノーベル賞級の教授陣が1年生を教えてる、教員対学生の比率はハーバードの1:8に対して、1:6、早稲田大学は1:38(p236) ・キャンパスに学生寮が殆どないのは日本のみ、学生運動の余波で寮をつぶしてしまったことが原因(p239) ・日本の大学は1980年代に経済界から専門分野をしっかりやっていない、という批判により、専門科目と教養科目の区分を1991年に無くしてしまい、事実上に教養課程を残したのは東大くらい(p243) 2012年4月8日作成
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「アホ大学のバカ学生」。 タイトルに「ピクッ!」と反応してしまったので、読んでみた。 ちーぷなタイトルのわりに内容はまともで、「いい大学がんばれ」の応援歌。 おもしろかったのは、京都大学のライティングセンターという(高校までの作文とは違って)大学のレポートの書き方を助言する取り組みに関して、 京都大の年配先生方からは「そんなこと大学がやることじゃない!」というお怒りがある状況に対して、 ハーヴァード大とか世界の最先端の大学の多くが、じつはこうした取り組みをやっているんだよと、むしろ世界的な流れと京大は一緒なんですよと著者の山内さんが突っ込んでいるところはとても良かった! また、自分に先入観があるからかもしれないが、世界屈指のいろいろな大学がグループワークに力を入れているらしいので、自分もそれに棹さす方向でがんばりたい。 著者の山内さんは毎日お忙しいらしく、ツイッターでもいろいろな大学の情報をつぶやいている。いつも参考にさせていただいています(@yamauchitaiji)
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世に乱立する最高学府大学の状況を紹介している本。 過激なタイトルにしてはどうもピンとこなかった。 下向き上向きある程度カバーしているので色々な取り組みを確認できるのはいいのかもしれない
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タイトルこそ過激だが、ありがちな「最近の若者は・・・」論だけじゃなく、 新しい取組みを進めている大学も紹介されており、なかなかためになった。 自分が大学生だった十数年前と比べても、大学選びの基準は随分変わってきているようだ。 将来、子どもの進路を考える際には、過去の価値観にとら...
タイトルこそ過激だが、ありがちな「最近の若者は・・・」論だけじゃなく、 新しい取組みを進めている大学も紹介されており、なかなかためになった。 自分が大学生だった十数年前と比べても、大学選びの基準は随分変わってきているようだ。 将来、子どもの進路を考える際には、過去の価値観にとらわれないように注意しようっと。
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思ったほど面白くなかった。多分カタログ的な内容なので飽きてしまったのだろう。 ただ偏差値には関係なく学生の為に真剣に教育に取り組んでいる大学はあるので、しっかり内容を検討した上で選んで入ることが重要なのは良くわかった。子どもが大学に入る頃にまた読んでみたい。
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石渡嶺司のこの手の新書は「最高学府はバカだらけ」に続いて2冊目。前回も違和感があったが、架空の大学での寸劇まがいのフィクションが今回も掲載されていた。あれはニュアンスは伝わるが、あんな書き方だと信憑性がなくなるのでやめるべき。明治からの就活の歴史と共著の山内太地の担当している章は...
石渡嶺司のこの手の新書は「最高学府はバカだらけ」に続いて2冊目。前回も違和感があったが、架空の大学での寸劇まがいのフィクションが今回も掲載されていた。あれはニュアンスは伝わるが、あんな書き方だと信憑性がなくなるのでやめるべき。明治からの就活の歴史と共著の山内太地の担当している章は読む価値あり。
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タイトルにつられて読んでみたが、中身はしっかりした社会学的教育論 ・なぜSNSがバカ発見器となってしまうのか? ・大学の1単位の定義は、45時間の学習(日本は15時間の学習+30時間の自習) など、へぇ~と思うことが多かった
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