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アホ大学のバカ学生 の商品レビュー

3.4

56件のお客様レビュー

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2012/09/19

著者の上から目線にたまにイラッとしながら読了。 まぁでも学生の学力低下を棚に上げて「こんなレベルうちの大学で教育する学生の水準じゃないし」と教育放棄する大学よりも、アルファベットの書き方から(ほんとにやってるらしい…)教育して、少しでも入学時より学力を上げて社会に出そうという大...

著者の上から目線にたまにイラッとしながら読了。 まぁでも学生の学力低下を棚に上げて「こんなレベルうちの大学で教育する学生の水準じゃないし」と教育放棄する大学よりも、アルファベットの書き方から(ほんとにやってるらしい…)教育して、少しでも入学時より学力を上げて社会に出そうという大学を評価する立場にあるらしい。 例えば教員採用試験にしても一から十まで学内セミナーとか勉強会とか開いて対策してくれる大学もありますよね。僕が卒業した大学は「そんな試験のための勉強は自分でやって当たり前。そんなことよりもっとワクワクすること勉強しましょうよ。」ってスタンスだった気がします。どっちがいいんでしょうね。少なくとも僕は、あの大学でよかったな、と今でも感じています。

Posted byブクログ

2013/05/08

大学に勤める者として、絶対に読むべきだと感じました。辛口な論調ではありますが、そんな中にも著者からの我々に対するエールが感じられ、タイトルほどに気分を害するものではありませんでした。

Posted byブクログ

2012/08/12

「大学の勉強は社会では役に立たない。だから就活の早期化に賛成だ」という意見は前半と後半に脈絡がない、と言われてああ確かに、と。 ・行為が目的化している ・デモは一人で解決できない問題に対して起こすものなので、就活デモをするなら就活をした方がよい ・外部に宣伝するまでが改革 ・グロ...

「大学の勉強は社会では役に立たない。だから就活の早期化に賛成だ」という意見は前半と後半に脈絡がない、と言われてああ確かに、と。 ・行為が目的化している ・デモは一人で解決できない問題に対して起こすものなので、就活デモをするなら就活をした方がよい ・外部に宣伝するまでが改革 ・グローバル化という割に英語での挨拶文がない、学生寮がない ・日本の大学は勉強しなくても出れると海外の学生にもばれている。わざわざ日本に来て学ぼうと思わない。 引用だけど、「自由になるために教養が必要だ」という部分がとても気に入った。 留学とか、ボランティアとか、学問とか、なんでもやりたいことを最大限できるように支援するのが大学の理想的な姿だと思う。 一方で「学校の勉強は適当だったけど世界一周したからいいんだ」とか、そういう学生はいけすかないなと思う。 学生の本分は学業だろ、と。 そこに原点回帰して欲しいなと。 ただ、原点回帰するほどの原点がないまま大学生になってしまう学生がほとんどだと思うので、 大学にいる間に自分の原点を見つけられたら儲けもんなのかな、とも。 それすらできない人がほとんどなんだもんな、と。 文系学生は生き辛い世の中ですね。

Posted byブクログ

2012/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪目次≫ まえがき 第1章   バカ学生、まかりとおる 第2章   大学だってアホっぽい 第3章   講演「受験生をゼロにするためのパンフレット作り」 第4章   就活を巡る空回り 第5章   難関大でも「面倒見がいい」時代 第6章   日本バカ学生史 第7章   定員割れ大学のサバイバル競争 第8章   マンモス大、グローバル人材とバカ学生の間で揺れる あとがき ≪内容≫ 石渡嶺司と山内太地という、大学研究(と就活研究?)者ゴールデンコンビによる大学研究書(第何弾なのだろう?)。 タイトルの過激さ(もうこっちは感じなくなっているけど…)に比べ、中身はまっとうな指摘となっている。まあ、目新しいのは、第7章の部分か?私大の定員割れが当たり前となった今日この頃、それを公表し、それに立ち向かっている日本橋学館大の話は有名だが、金沢星稜大、千葉科学大の成功例、頑張っているけどもう一つの知名度の、宮崎国際大、長岡大(後者はあまり知らなかった…)。 文科省が定員状況の公表を義務化したため、人気のない学校がわかり、何も手を打たなければつぶれる可能性も出てきた。上記の学校のような話がもっと話題にならないと、わけのわからない学部が増え、受験生が右往左往するはめになるのは必至。こうした部分を受験雑誌も、単なる太鼓持ちにならず、しっかりと取材してほしいと思う。 ちなみに、大学生の歴史の部分は冗長…。

Posted byブクログ

2012/07/16

大学側は「風邪薬をくれ」と言い、こちらが「重症だからきちんと治療しましょう」と言っても聞き入れようとしない。というくだり。 グローバルスタンダードとリベラルアーツの意味。

Posted byブクログ

2012/06/21

バカ学生の特徴を一言でまとめると、目の前に面白いことがあれば、そこに興味をもつことだ。それが非効率なことであってもお構いなし。ただし勉強についてはどこかで帳尻を合わせるのも特徴。こういう学生がのびているなあと実感。

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2012/06/04

C0237 いろいろと高等教育について考えさせられました。熱意もあるし、まじめな内容も扱っているので、この残念なタイトルはなんとかして欲しかったです。文中での提言をやっても、人口減少なので、一定数の大学は姿を消さざるを得ないのが残念です。ところで、満鉄を今のJRとしていますが、か...

C0237 いろいろと高等教育について考えさせられました。熱意もあるし、まじめな内容も扱っているので、この残念なタイトルはなんとかして欲しかったです。文中での提言をやっても、人口減少なので、一定数の大学は姿を消さざるを得ないのが残念です。ところで、満鉄を今のJRとしていますが、かなり違うかと。強力なシンクタンクを持っていたりして、植民地支配のための会社みたいなものかと。

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2012/05/29

題名の過激さとは裏腹に、事実に基づく記述が淡々と続く興味深い本です。  過日、東工大のM教授が山口に帰郷された際に言われてました、「いまどきの大学選びのキーポイントの一つは、国公立私立を問わず『面倒見の良さ』である」と。 本書にもまさにその話が詳しく出ています。  最終章には、グ...

題名の過激さとは裏腹に、事実に基づく記述が淡々と続く興味深い本です。  過日、東工大のM教授が山口に帰郷された際に言われてました、「いまどきの大学選びのキーポイントの一つは、国公立私立を問わず『面倒見の良さ』である」と。 本書にもまさにその話が詳しく出ています。  最終章には、グローバル人材を求める企業と、それに応えようと奮戦する大学の話が出てきますが、一流企業が競って採用しようとおしかける秋田県立の国際教養大はなかなか徹底した育成方針のようですね。一度訪問してみたいです。

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2012/05/26

いつの時代もバカ学生は同じ。 しかし現在のグローバル化に伴う大学の変化。そして変化について行けない大学の荒廃。 大学の繁栄と衰退の2極化が進んでいるような気がする。 そして、就職の為の大学のような。

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2012/05/24

簡単な問題すら解けない学力低下と、それと同時にソーシャルメディアでの危険性を顧みない発言。学生自身の能力低下と、一方で大学自体の体制の甘さもあげている。 結局のところ、学生は試行錯誤して自分の考えを自分の言葉で言えるように努力し、大学はそのように成長できる環境を整えることが大切な...

簡単な問題すら解けない学力低下と、それと同時にソーシャルメディアでの危険性を顧みない発言。学生自身の能力低下と、一方で大学自体の体制の甘さもあげている。 結局のところ、学生は試行錯誤して自分の考えを自分の言葉で言えるように努力し、大学はそのように成長できる環境を整えることが大切なのではないだろうか

Posted byブクログ