任侠学園 の商品レビュー
またまた阿岐本組、オヤッサンの気まぐれが炸裂。 前回の出版社と比べると途中ホロリの場面もあり、阿岐本最高!
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任侠シリーズ第一作今秋映画化! やくざ者たちが、経営難に陥った私立高校の再建を引き受ける! 原作未読のかたは読んでみてはいかが?
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単純に面白かった。ありがちな話だけど、それを裏切られることなく面白かった。たまにはこんな本もいいかも。
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前回に引き続き、面白かった〜 ちょっと読もうと思ったら引き込まれて一気に読んでしまった!こんなヤクザいないだろうな〜とは思いつつも、躾には厳しく、学校や保護者、今の甘えきった子供達を叩き直していただきたい!と私も大興奮してしまった!
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世間で思われるヤクザが高校の理事となり、学校内外の問題を解決していくストーリー。 現実的世界でありえるかどうかはさておき、主人公 日村誠司が所属する阿岐本組はちっぽけながら任侠と人情を重んじる正統派なヤクザであり、立ち位置的には中間管理職となる。 我が道を進む組長と、特徴が強い...
世間で思われるヤクザが高校の理事となり、学校内外の問題を解決していくストーリー。 現実的世界でありえるかどうかはさておき、主人公 日村誠司が所属する阿岐本組はちっぽけながら任侠と人情を重んじる正統派なヤクザであり、立ち位置的には中間管理職となる。 我が道を進む組長と、特徴が強い数名の部下を持ち、潰れかかった私立高校の運営を始める。まず割れ窓理論を根拠に環境整備から行い、ヤクザの流儀やしきたりより学校内外にわたる生徒同士の複雑な人間関係を解決していく。 企業再生、任侠、組織、ビジネスあらゆる分野のことが書かれていた。 主人公も学生の頃は学校に行かずに、外をうろつきまわっていたが、最終的に卒業式で泣く生徒の気持ちが初めて分かった気がした。の一言が物語の真意だと感じた。
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日村さんを前回よりも応援したくなるしとても好きになる。 苦労するよなぁ…。 最後はうっかり泣いてしまった。
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任侠団体、言うなればヤクザが、出版社や病院の経営難を立て直していくという『任侠シリーズ』の学校編。 小さい組ながら、親分の顔の広さと、地元で任侠と人情を大切にする正統派のヤクザである阿岐本組は、経営難に陥った私立高校の理事となり、運営することを引き受ける。 高校では、花壇やグ...
任侠団体、言うなればヤクザが、出版社や病院の経営難を立て直していくという『任侠シリーズ』の学校編。 小さい組ながら、親分の顔の広さと、地元で任侠と人情を大切にする正統派のヤクザである阿岐本組は、経営難に陥った私立高校の理事となり、運営することを引き受ける。 高校では、花壇やグラウンドも荒野のごとく、窓ガラスは割れ放題で割れたガラスは廊下に散乱していて、授業などあってないようなもの。無法地帯と化している。そんな高校の教師はといえば、受け持った3年間を何事もなく卒業させるということだけを目的とし、当たり障りなく、苦情もこないよう、注意をするなどもってのほかという雰囲気。 そんな高校の理事となった阿岐本組代貸の日村は、花壇の手入れや窓の入れ替え、落書き消し等の小さな問題から手をつける。 もちろん、最初は直しても直しても、窓ガラスは割られ、割れたガラスが耕した花壇に撒かれる等のいやがらせを受けるが、次第に、生徒たちと真正面から本気で対峙する姿や、いいことをした生徒にお礼を言うという当たり前の姿が、生徒たちの心をとらえていく。 これまで、大人と真剣に向き合ったこともない生徒たちは、自ら行動を起こすこと、大人を信用することを覚えていく。 ヤクザといえば、イコール暴力団のようなイメージがあり、抗争や犯罪が思い浮かぶが、任侠や人情を重んじるという文化は、今の日本人には欠けているものかもしれない。当然、反社会的勢力を正義とすることはあり得ないが、世の人たちと住んでいる世界が違うからこそ、現代の人が失いかけた気持ちを大切にしているという面もあるかもしれないと思いながら読んだ。 相手の悩みや問題を、自分事として考えることが大切なんだと思う。
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1作目をしのぐおもしろさ。 そして泣けた……。 日本じゅうの大人たちに読ませたい。 あぁ、かっこいい。かっこいいよ。(涙)
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シリーズ第二弾! 前作「任侠書房」よりも面白かった! 今度はヤクザが私立高校の立て直しを行う物語。 エンターテイメントとして楽しめます。 ストーリとしては、前作同様、阿岐本組の組長が私立高校の理事長を引き受けることになります。 阿岐本組のNo2である日村は、またかと思いながら...
シリーズ第二弾! 前作「任侠書房」よりも面白かった! 今度はヤクザが私立高校の立て直しを行う物語。 エンターテイメントとして楽しめます。 ストーリとしては、前作同様、阿岐本組の組長が私立高校の理事長を引き受けることになります。 阿岐本組のNo2である日村は、またかと思いながらも、親の言ったことは絶対と、その立て直しに絡んでいきます。 荒廃した高校をどうやって立て直すのか? 荒れ果てた花壇、割られたガラス窓、成り立っていない授業、躾されていない生徒、やる気もない生徒、先生たちをどう対峙していくのか? さらには彼らを追い出そうとするモンスターペアレント。 そんな中、ある生徒の問題行動の裏には大きな組が絡んできて、という前回同様の展開。 そして、最後は前回同様のオチで終わります。 安定調和なところが安心して読み進められますが、最後、彼らが高校を離れるシーンではジーンときました。 前作同様、ヤクザの行動倫理?がビジネスマンにも生かされると思います。 ある意味ビジネス小説と言っても良いかも。 解説にまとめられていますが、ビジネスという点では、 「ヤクザは本気なのだ。適当にうけこたえしている素人と本気で交渉しているヤクザ。どちらに軍配が上がるかは明らかだ」 「ヤクザの仕事というのは、調停や交渉事が多い。人と人との間に入って揉め事を収めたり、金の話をつけたりする。当然、信用がものを言う。信用というものは、日々の地味な仕事の積み重ねでしか得られない」 「トラブル解決は明日まで延ばさない。一日延びると、その分だけ実入りが減ると思わなければならない。それがヤクザのシノギだ」 といった教訓?や、教育面というところでは 「(生徒たちは)善悪の区別をおそわってこなかっただけなのかもしれない。(中略)子供たちの行いの悪さは、大人たちの振る舞いの反映でしかない」 などなど とっても、お勧め
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シリーズ二作目。 任侠道を大切にするヤクザたちが、今回は問題だらけの学校に乗り出します。 「躾」のできていない、無気力で大人を敬うことのない生徒達と、壊され放題汚され放題の校舎、生徒と関わることを諦めた先生たち。 「学校が嫌い」でドロップアウトしてヤクザとなった日村が、(そういう...
シリーズ二作目。 任侠道を大切にするヤクザたちが、今回は問題だらけの学校に乗り出します。 「躾」のできていない、無気力で大人を敬うことのない生徒達と、壊され放題汚され放題の校舎、生徒と関わることを諦めた先生たち。 「学校が嫌い」でドロップアウトしてヤクザとなった日村が、(そういうつもりはなかったにせよ)生徒1人ひとりを「個人」として認めて接することにより、少しずつ学校が変わっていきます。 真剣に人と関わる、ということのチカラを感じます。 ところどころで挟まる、「本職」の迫力も、魅力のひとつのです。ケンカを売ってはいけない人種としらず、突っかかってしまった保護者や生徒が青ざめる様子は、それまでの彼らの理不尽な主張で溜まった読者のストレスをすっきりさせてくれます。
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