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チェーン・ポイズン の商品レビュー

3.8

213件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

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2017/01/11

最後にえっ!?とびっくりさせられた。 ずっと何も疑わず自殺志願の元OLがどうなるのか…と読み進めていたので、突然のどんでん返しが理解できず、また読み直してしまった…

Posted byブクログ

2016/10/02

ヴァイオリニスト、事件の被害者家族 そして三十代のOLが自殺した。 彼らに共通するのは、服毒自殺、という事。 二人の視点で、物語が綴られていきます。 片や記者、片や無職のボラティア。 最後の落ちに驚きでした。 てっきりそうだと思って読み進めていましたから。 しかし思い返してみれ...

ヴァイオリニスト、事件の被害者家族 そして三十代のOLが自殺した。 彼らに共通するのは、服毒自殺、という事。 二人の視点で、物語が綴られていきます。 片や記者、片や無職のボラティア。 最後の落ちに驚きでした。 てっきりそうだと思って読み進めていましたから。 しかし思い返してみれば、あちらこちらに たくさんのヒントがあったというのに…。 『プレゼント』の元が想像していた人と違いました。 そこもまた、ひっかけられた状態です。

Posted byブクログ

2016/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

皆さん書いてますが、「騙された!」と言うのが本当に相応しい作品。 結末見てから遡ると、そういえばはっきり名前は書いてない、そういえば男だとは書いてない…と、上手いなぁと思わされるポイントがちらほら。最後まで結末読めなかった。 確かに、最初のキャラ設定にしては途中で口調や意志が強い感じを匂わせてはいますが、最後にフルネームで名乗るシーンで、「え?え?え?」ってなる感じがたまりません。 以前読んだ短編も、同じ年の話だと思っていたら違う年の話をしていた、なんて感じだったので、本多さんはこういう騙し方が好きなのかな(笑) 生きる時間を決められて、初めて生きる意味を見つけられる。余命宣告をされた人が残りの時間どうするかを考えるように、そうなって初めて、体裁とかプライドとか全部捨てて、できることと分かることがあるんだろうな。その生きる意味を見つけられるかどうかと、どこにそれを見つけるかは、この作品を見ると人それぞれですが。 オムニバスの短編と『MOMENT』だけ読んだことがあり、比較的好きだったので読んだのですが、イメージがちょっと違いました。良い意味で。いろんな雰囲気で書けるのは素晴らしい作家さんだと思います。

Posted byブクログ

2016/07/30

ミステリーだなあ。眠るように死ぬことができる毒。現代なら、きっと誰でも欲しくなるだろう。テーマがどうしても気になって購入。終わりはとても意外で、素敵。本多さんは期待を裏切らない。

Posted byブクログ

2016/07/30

死のセールスマンが、遺族、天才バイオリニスト、普通のOLに必ず死ねる薬を渡す。 ラストのどんでん返しとはこのことか!面白かった。

Posted byブクログ

2024/09/17

見事に、騙されました。 最初はオチの意味がわからなくて、とても考えましたが、わかったときに「ははぁ、なるほど!」と。(*^O^*) なんのために生まれてきたか。 なんのために生きるのか。 自分の生き方を見直したくなる。

Posted byブクログ

2016/07/06

たった今読み終わったけど、あれれ? もう一回最初から読んでみないと!わわ!といった状態に。 (嫌いじゃないです) しかし図書館で借りた本で返却期限を過ぎている…。 これは再読必須ですな。

Posted byブクログ

2016/06/18

久々に爽やかな読後感だった(^^) なんの疑問も持たなかったけど、ちょいちょい違和感があったなぁ、たしかに! おもしろかった(o^^o)

Posted byブクログ

2016/03/19

環境も状況も何の接点もない3人の男女が時期を同じくして自殺した。 アルカロイド系の毒物による服毒自殺。 これは偶然か?雑誌編集者の原田は、何か違和感を感じ事件を追う。 読んでるこちらも、ポイントポイントで違和感を覚え…最後に「なるほど!」となる。 ミステリーらしい、ミステリー。 ...

環境も状況も何の接点もない3人の男女が時期を同じくして自殺した。 アルカロイド系の毒物による服毒自殺。 これは偶然か?雑誌編集者の原田は、何か違和感を感じ事件を追う。 読んでるこちらも、ポイントポイントで違和感を覚え…最後に「なるほど!」となる。 ミステリーらしい、ミステリー。 37歳独身…何もかも嫌気がさして会社を辞めてしまった女。 非道な男に妻子の命を奪われ、絶望の中で生きてはきた男。 天才バイオリニストと言われながら、難聴を患い未来を失った男。 同じアルカロイド系の毒物で自殺をはかった3人であったが、これは本当に偶然なのか? なぜ、今の時期だったのか? どこで手に入れたのか? 数々のしっくりいかない共通点が、編集者の原田を動かした。 時々あらわれる、読み手側のしっくりいかない部分が大事! 真相が分かったとき、もう一度、ページをめくってしまうこと必須! 2016.03.19 今年の10冊目

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2016/03/08

⚪︎タイトルや雰囲気、また毒、自殺などといったキーワードから重苦しい話かと思いきや、読み終えた後には読書に生きる希望を与えてくれる清々しい小説。変なギャップを持つ作品。映画で例えるならホラーかと思って見ていたら、ファンタジーやら恋愛要素もあって意外とホラーじゃないんかいみたいな。...

⚪︎タイトルや雰囲気、また毒、自殺などといったキーワードから重苦しい話かと思いきや、読み終えた後には読書に生きる希望を与えてくれる清々しい小説。変なギャップを持つ作品。映画で例えるならホラーかと思って見ていたら、ファンタジーやら恋愛要素もあって意外とホラーじゃないんかいみたいな。 ⚪︎ミスリードにより最後にどんでん返しをくらう。この手のどんでん返しものだと後味が悪いものが多いが、これは後味が最高によく余韻に浸れる。 ⚪︎物語冒頭から主人公のマイナス思考が炸裂。そんな鬱っぽく人生に絶望してる主人公が生きる希望を見出し、成長してく姿は爽快だ。 内面葛藤が序盤からとことん見え、子供達と触れ合いながら希望を見出してく成長葛藤が見える。そして最後には主人公に最大の変化が訪れる。 ⚪︎ミステリー・どんでん返し系の作品が好きな人はもちろん、主人公と同じように人生に絶望してる人はより共感できて楽しめるのではないだろうか。 性描写やグロ描写もないので人を選ばず安心してオススメ出来る作品である。

Posted byブクログ