チェーン・ポイズン の商品レビュー
「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」 帯を見た時に、ああ、わりと良くあるお話ね...なんて思った自分を罵倒してやりたいです。 見事に騙されました。
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ありゃ!!やられたぁ~!! ラストでつい口にしてしまいました。 そっかあ・・・そういうことかぁ! またまんまとだまされた―(笑)
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ダークな本多孝好。何を書いてもネタバレになりそうだけど、そう来たか!と気付いたときには鳥肌がたった。交差する人と時間、生と死。服毒自殺にご注意を。
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ネタバレするのであれですが。。書いている人の意図を汲もうと読んでいると、それを理解するように示唆されているように感じたので、その事実に正確に言及されていないにも関わらず、勝手にその溝を埋めて読み進めていた。と、あとで思った。 初めから罠にはまっていた、ってことなんですね。 それと...
ネタバレするのであれですが。。書いている人の意図を汲もうと読んでいると、それを理解するように示唆されているように感じたので、その事実に正確に言及されていないにも関わらず、勝手にその溝を埋めて読み進めていた。と、あとで思った。 初めから罠にはまっていた、ってことなんですね。 それとは別にいろいろ思いをめぐらせてもらいました。ありがとうございます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
複数視点の並行展開(時間差あり)とか、ミステリ流の淡々とした事の運びとか、ほぼジャケ買いの割には好みの要素てんこ盛りで素敵でした。ストーリーは感動を持ってきてくれるけど、謎明かしの爽快感が強いおかげで読後感に変な重さも残らず!
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本多作品は「Missing」からこれで4作目。軽いタッチの文章でありながら、話は非常に重い。人生に疲れた独身OLがある日公園で「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」と言われるところから話が始まり、このOLの目線と、同じ頃に自殺したバイオリニストと、妻子を惨殺された夫、そしてこの...
本多作品は「Missing」からこれで4作目。軽いタッチの文章でありながら、話は非常に重い。人生に疲れた独身OLがある日公園で「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」と言われるところから話が始まり、このOLの目線と、同じ頃に自殺したバイオリニストと、妻子を惨殺された夫、そしてこのOLを調べるジャーナリストの目線の2つを交互に描いている。ポイントで出てくる緩和ケア病棟、ボランティア施設、妻子を惨殺した犯人の裁判でのこと、どれも心にずしりと思いテーマであり、そういったことを経て、OLは一年後どうするのか?ジャーナリストはOLの死の真相にたどり着けるのか?・・・最終的にはやっぱり騙されました。
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初本多作品。ありきたりかもしれないけど、私はこんな再生話大好き。その時の何気ない選択がどんな未来に繋がっているか分からないから、最初から結末を決めつけてはいけないんじゃないかな。 あと1年、待ってみませんか?
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内容もテンポよく、素直に感動できた。 ちょっと古臭くて、なんだか今更それで涙を誘うのはどうかとは思うけれども、すっと入ってくる書き方が非常に上手いと思う。 本多さんの本は初めてだったが、他にも読んでみたいと思わせるだけ力はあった。 ジャンルをミステリィとするかどうか迷うところ。 ...
内容もテンポよく、素直に感動できた。 ちょっと古臭くて、なんだか今更それで涙を誘うのはどうかとは思うけれども、すっと入ってくる書き方が非常に上手いと思う。 本多さんの本は初めてだったが、他にも読んでみたいと思わせるだけ力はあった。 ジャンルをミステリィとするかどうか迷うところ。 もしミステリィとするなら、最近流行りの叙述トリック。
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トリックというかネタばらしは面白かった。ああ、なるほどとなったけれど人間関係はいまいち。あと結構独身女性には重い内容でしたw
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いい方向に覆されたというか。 「自殺」という言葉に敏感になっていたご時世だけあって、この展開と結末には安心できて良かったです。 1年後、自分のゴールは死。それまでの時間をただひたすら単調に過ごそうと決意した主人公の女性が出会う人々の「生」との関わり方が考えさせられる。 人はみ...
いい方向に覆されたというか。 「自殺」という言葉に敏感になっていたご時世だけあって、この展開と結末には安心できて良かったです。 1年後、自分のゴールは死。それまでの時間をただひたすら単調に過ごそうと決意した主人公の女性が出会う人々の「生」との関わり方が考えさせられる。 人はみんないつか死ぬのになぜ急ごうとするのか? あと1年、考えてみませんか? 作者のミスリードにまんまとはまったけれど、想像通りの結末ではあったけれど、それも良しと思える作品でした~
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