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チェーン・ポイズン の商品レビュー

3.8

213件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    1

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2013/03/19

1年後に苦しむことなく自殺できる話。 本当に死にたいだったら 保険金かけて 1年間で貯蓄も使い切って 苦しまずに自然に死ねたら それはいいかも。

Posted byブクログ

2013/03/13

「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」 三十代で自殺願望がふと出てしまった女性に持ちかけられた、命の取引。 一年待てば、ご褒美をくれる。 ご褒美を目指して頑張る女性。 一年後には死ぬと決めて、そこを目指している女性。 ただ、その一年は女性が想像していたよりも、意味のあるも...

「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」 三十代で自殺願望がふと出てしまった女性に持ちかけられた、命の取引。 一年待てば、ご褒美をくれる。 ご褒美を目指して頑張る女性。 一年後には死ぬと決めて、そこを目指している女性。 ただ、その一年は女性が想像していたよりも、意味のあるものになっていった。 …それだったら、普通の小説だよね。 だけど、さすが、本多さん。 うまい!! いや〜ま〜ね〜 今までの本多さんの作品読んでたら、読めない展開ではなかったんだけど、息もつかせないほどハラハラドキドキの展開ってわけじゃないのに、 全く考えなかった。 ここまで意味のある時間を女性は過ごしているのに、どうして死んでしまうんだろう、ってそればっかり考えてた。 本多孝好、ここにあり!

Posted byブクログ

2013/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

叙述トリックものだった 最初読み終わったときはあれ?ってなって理解できなかった(笑) ネタバレをみて、軽く読み返してやっと「ああ、なるほど」ってなった。 MOMENTなどと比べると長編なので、ちょっと読みづらい部分はあった。

Posted byブクログ

2013/03/06

2013.3.6読了 名前が同じ=同姓同名? スーツ姿=男性? なるほど。 「おばちゃあん」とリュウくんが叫びながら探しに来るあたりはうるっと来たが、その後はおばちゃん頑張れ!と応援していた。 重たいテーマながら、最後に救われたので え?あっ、そう… みたいな不思...

2013.3.6読了 名前が同じ=同姓同名? スーツ姿=男性? なるほど。 「おばちゃあん」とリュウくんが叫びながら探しに来るあたりはうるっと来たが、その後はおばちゃん頑張れ!と応援していた。 重たいテーマながら、最後に救われたので え?あっ、そう… みたいな不思議な読後感(^^; ゲルセミウム・エレガンスご存知ですか?

Posted byブクログ

2013/03/01

個人的に著者の繊細な表現や文章が好きなので、無理なく読み進めることができました。 多少ありきたりな気もしますがトリックもあり、全体的に話もまとまっていて読後感も良いです。 ただこの作品は著者の他の作品にある独特の切なさみたいなものはあまり感じられないので、それが好きな人はすこ...

個人的に著者の繊細な表現や文章が好きなので、無理なく読み進めることができました。 多少ありきたりな気もしますがトリックもあり、全体的に話もまとまっていて読後感も良いです。 ただこの作品は著者の他の作品にある独特の切なさみたいなものはあまり感じられないので、それが好きな人はすこし物足りないかもしれません。

Posted byブクログ

2013/02/15

おもしろかったー!!! 自殺を1年待てば楽に死ねるご褒美をあげると言われ、1年生きた女性。 1年後、彼女のもとに届いた「ご褒美」を彼女はどうするのか。 これはもっかい読みたい。

Posted byブクログ

2013/01/31

「その自殺、一年待ちませんか?」。行きる意味に疑問を持った人間たちに、一年後に確実に命を断つことのできる方法を約束する死神。死神に見入られた人を追う記者と、見入られた人間の一年を交互に追ったミステリー? 巧妙に作られたプロットに、見事に騙されてしまいました。途中からなんとなく違...

「その自殺、一年待ちませんか?」。行きる意味に疑問を持った人間たちに、一年後に確実に命を断つことのできる方法を約束する死神。死神に見入られた人を追う記者と、見入られた人間の一年を交互に追ったミステリー? 巧妙に作られたプロットに、見事に騙されてしまいました。途中からなんとなく違和感を感じて、あれっ?て思って、騙されたーってなるんけど、そこまでの持っていきかたうまいなあ。救いのある最後でよかったあ、と思います。いい話だった。

Posted byブクログ

2013/01/31

2013.01.28 なんと言ったらいいのか。 トリック?については、薄々そんな気はしてたものの、いざと突きつけられると、まんまと、えっ!?と言うような。 それよりも、内容。 自殺。 年間3万人に上ると言われている自殺者。 自ら死を選ぶということ。 何をどう考えたらいいのか...

2013.01.28 なんと言ったらいいのか。 トリック?については、薄々そんな気はしてたものの、いざと突きつけられると、まんまと、えっ!?と言うような。 それよりも、内容。 自殺。 年間3万人に上ると言われている自殺者。 自ら死を選ぶということ。 何をどう考えたらいいのかわからず、あれこれ頭に入ってきて混乱した。 ちょっと怖い部分があった。

Posted byブクログ

2013/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「もし、本気で死ぬ気なら、1年待ってみませんか?」 ―もう死にたい。 "死のセールスマン"から「眠るように楽に死ねる薬」を約束された代わりにもう一年だけ生きる時間を与えられた女性。そしてその一年後に、”死のセールスマン”の謎を追うジャーナリストが交錯するミステリ。 この本をミステリとして読むとその価値は半減してしまうかもしれない。 最近良く見かける叙述トリックであることから結末が途中で分かってしまう読者も多いのではないかと思う。寧ろ作者は、トリックを見破ってほしいとすら思っているように感じた。なぜなら、主人公の女性の描き方がジャーナリストが追う自殺した女性の客観像と大きく離れている印象を受けたからだ。ジャーナリストが追う”客観的事実”は上手く符合させているが、主人公から語られる”主観的事実”の印象が全く違っているように感じた。 寧ろこの本の主題は人の繋がりと自殺について、そして生きることの素晴らしさにあり、与えられた1年間の時間の中で死を選んだ人と生きる事を選んだ人の対比を通して(ミステリの手法で読者を引き付けつつ)作者のメッセージが込められているのではないかと思う。 この主題に対して作者はジャーナリストの原田との口を借りてホスピスの院長との会話の中でこう表現している。 「近所でたまに顔を見かける名前も知らない人に、こんにちは、だけではなく、そこに続けて、いいお天気ですね、と声をかけていれば高野章子は死ななかったんじゃないか」と。 それに対して、生きる事を選んだ槇村が原田の「こんにちは、いい天気ですね」という声掛けに対して「ええ。本当に。本当にいいお天気。」と返すラストには清々しい感動を覚える。 ミステリの体を取りつつ、自殺、生という重いメッセージを織り込ませる作者の手腕に脱帽である。 余談だけど、ゲルセミウム・エレガンスって、本当に楽に死ねるのかしら? wikipediaには苦しそうな症状しか書いてなかったけど…笑 それにしても 「もし、本気で死ぬ気なら、1年待ってみませんか?」 という問いは本当に考えさせられるものがありますね。

Posted byブクログ

2013/01/18

本多孝好のチェーン・ポイズンを読みました。 人生に絶望したときに、「本当に死ぬなら、1年待ちませんか」という悪魔の誘いがあったらどうするか、というテーマの小説でした。 この物語の主人公の三十代の女性は、その悪魔の誘いで会社を辞め、保険に入って1年間を過ごすことにします。 そして...

本多孝好のチェーン・ポイズンを読みました。 人生に絶望したときに、「本当に死ぬなら、1年待ちませんか」という悪魔の誘いがあったらどうするか、というテーマの小説でした。 この物語の主人公の三十代の女性は、その悪魔の誘いで会社を辞め、保険に入って1年間を過ごすことにします。 そして、もう一人の主人公である雑誌の編集者は、その女性が自殺してしまった後に、その女性の1年間の行動を追うのでした。 自殺してしまう女性の行動とその女性の行動を追う編集者の行動が交互に物語られます。 最後にどんでん返しがあって、本多孝好らしいエンディングになっているのはお約束です。

Posted byブクログ