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チェーン・ポイズン の商品レビュー

3.8

213件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    51

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    1

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2013/01/01

あと一年すれば、眠るように楽に死ぬことができる、と持ちかけられた主人公の一年間を綴ったミステリー。三時間程度で読了。最後の最後で一気に明かされて合致がいく仕掛けは非常に良くできていると感じる。思わず最初を読み返してしまう感じ。

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2013/01/01

I さんにお借りした本です。 オチはすぐにわかってしまいましたが、面白かったです。文庫で400ページ程度の長編ですが、読みやすくて二時間ほどでさらりと読めちゃいました。

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2012/12/19

きっとその毒を望む人はたくさんいるんだと思う。 ストーリー的には素直に読んでても意外性があまりなかった気が・・・

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2012/11/29

騙されました。 誰しもが持ち得る孤独。 誰しもが抱く辛抱。 そんな中で「その自殺、一年待ってみませんか?」と 与えられた一年はどんなプレゼントになるのでしょうか。 この方が描く物語のイメージで なんていうか透明感のようなものを感じます。 孤独。絶望。に潜む、愛や、希望の...

騙されました。 誰しもが持ち得る孤独。 誰しもが抱く辛抱。 そんな中で「その自殺、一年待ってみませんか?」と 与えられた一年はどんなプレゼントになるのでしょうか。 この方が描く物語のイメージで なんていうか透明感のようなものを感じます。 孤独。絶望。に潜む、愛や、希望の光。 騙されたのでなんとも言えませんが、うん、好きです。

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2012/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

OLと音楽家と犯罪被害者3名が服毒自殺をしたことに何かを感じた 週刊誌記者がその真実を探る。 記者の原田の章とOLの章が交互に記されていく。 毒を売った者がいるのでは?と言う疑問を原田は追及していく 1つのミステリー。 自殺をするまでのOLの生活をミスリードで追っていく、読者に対する ミステリー。 この2つが軸になっているのだが、物語自体を飽きさせない展開が とても面白い。 =ネタバレ= 自殺したOLの生前を描いているようにミスリードを誘っているが 最後にこのOLは自殺したOLとは別人であり、自殺したOLから 毒をもらう事になっているという設定。 毒を売るセールスマンの存在を明らかかにしようと原田は自殺した OLの足跡を探るが、このOL自身が手に入れた毒草を元に他の2人に 毒を渡していた!

Posted byブクログ

2012/11/11

自殺を1年間思いとどまり、その間に出会う施設の子供たちとの交流を通し、生きる意義を見つけるお話なのだが、ちょっとしたトリックが仕掛けられていて、話は主人公と、雑誌記者の2側面から展開される構成になっている。ラスト数十ページで読者の思い込みを打ち破るトリックがあるのだが、巧みさには...

自殺を1年間思いとどまり、その間に出会う施設の子供たちとの交流を通し、生きる意義を見つけるお話なのだが、ちょっとしたトリックが仕掛けられていて、話は主人公と、雑誌記者の2側面から展開される構成になっている。ラスト数十ページで読者の思い込みを打ち破るトリックがあるのだが、巧みさには欠け、逆に小説全体の後味を悪くした印象もあった。素直に、生きる意義を問い直した主人公の話に特化した作品にした方が良いように感じた。

Posted byブクログ

2012/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか? 人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。 三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、“死のセールスマン”が運んだらしき、謎のメッセージの存在を知る。 「命の取り引き」がもたらす意外な結末とは?心揺さぶるミステリアス長編。 高野悦子にもってかれた。 まんまと信じ込んでしまった。 週刊誌記者の原田と30代OLの交互進行で話は進んでいく。 死のセールスマンの真相を追いかける図々しいナイーブな原田に好感を持つ。 生きるのってある種では単調で退屈で、 ひょっとしたら何処にも自分は必要とされていないのではないか。と思ってしまう事は結構ある。 そんな時に限ってそれを暗黙の内に示唆するような出来事が起こったりなんかする。 そんな時にはきっと衝動的になったりもする。 それでもあぁ案外面白く弾むこともあるじゃんかと思うときもある。 感じ方、見方、環境、人間関係。 誰もが一人分の孤独を背負ってる。 この世界は人に溢れていて、溢れすぎて、便利になりすぎて周りには無関心。 そっと埋めてくれるどこかよりどころを求めてはいるけれど、 そうそう簡単に埋まる事もないように感じる時もある。 1年の死の猶予期間。 本当に求めているのは死なのでしょうか。 それとも別の物なのでしょうか。 帯に書かれていた通り心揺さぶる作品でした。

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2012/10/28

WiLLやスレイヤーズクロニクルの本田孝好さんの作品。ストーリーは無理なく進んで行く感じで、各キャラの背景や人間くささが非常に出ていた作品でした。

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2012/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「その自殺、一年待ってもらえませんか?」 三人の自殺志願者にもたらされた”死のセールスマン”からの劇薬メッセージ 死に向かう者にのみ見えるミステリアスな希望を描いた心揺さぶる長編小説! 「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか? もしそのとき、その気になったら、ここにきてください」 三十代の平凡なOLが取り引きした「命の時間」。 一年後、それはどんなプレゼントに変わるのか? 上手いことやられました。 何かしらの違和感は漂っていたのですが、「二十歳の原点」や「セールスマン」あたりに特にやられました。 自殺願望のある元OLの視点と、彼女の死の謎を解き明かそうとする週刊誌記者の視点。 人が”生き直す”瞬間、あるいは”死を選び取ってしまう”瞬間。 彼女たちにとっての「正しい世界」。それは確かにある。 けれど、作者が示すようなラストの光景を求めたいと思った。 ミステリ:☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

Posted byブクログ

2012/10/18

面白い、と思う。自殺に至る3人と、自殺を助けた謎の人物と、その謎を追う新聞記者。 ”生きる”ことの意味を問いかけんとする重さのある物語でした。

Posted byブクログ