はじめての編集 の商品レビュー
編集という狭い範囲を解説する本かと思いきや、普遍的な教訓も多くあった。最初の部分の、編集の歴史は心湧く面白さ。
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「編集とはなんぞや?」という漠然とした疑問に答える1冊。 わかりやすい例えが多くて、ある種のハウツー本ではあるのに、小説のようにすいすい読み進められた。 編集に関わる身からすれば「あぁ、そうだよなぁ」となることがとても多く、ついつい忘れがちだったことも再確認できた気がする。 そ...
「編集とはなんぞや?」という漠然とした疑問に答える1冊。 わかりやすい例えが多くて、ある種のハウツー本ではあるのに、小説のようにすいすい読み進められた。 編集に関わる身からすれば「あぁ、そうだよなぁ」となることがとても多く、ついつい忘れがちだったことも再確認できた気がする。 そして、これから編集者になろうと思っている人は必読!
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誰もがコンテンツを作り出す時代。やっぱ編集だよねぇ。実例も豊富に編集の基本理念から醍醐味までが伝わる。当然、装丁やサイズも含めてよい本です。
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『コンポジット』『Invitation』『エココロ』『リバティーンズ』などの編集長を務めてきた菅付氏による編集入門書です。かなり面白かったです。編集(主に雑誌)という点に特化した歴史から始まり、大元になる企画、編集を司る3つの要素ー言葉・イメージ・デザインー、そして現在と未来にお...
『コンポジット』『Invitation』『エココロ』『リバティーンズ』などの編集長を務めてきた菅付氏による編集入門書です。かなり面白かったです。編集(主に雑誌)という点に特化した歴史から始まり、大元になる企画、編集を司る3つの要素ー言葉・イメージ・デザインー、そして現在と未来における編集まで網羅されている盛り沢山の内容です。読後感としては、編集とデザインってとても似ている部分とそうでない部分があるなぁという認識。“形式はメッセージ”という点や“編集はすべてだ"という点は似通っているなと思う反面、“編集はかけ算”であったり、基本的には編集者の主観に寄る部分が大きいというのはデザインとは対極的だなと思いました。多かれ少なかれ、人は誰もが編集をして生きているし、さらにこれからは個々人が自らをプロデュースしていかなくてはならない時代にもなりつつあるので、そういった点から見ても非常に興味深い内容でした。
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菅付流、編集手法、覚え書き、資料集…とまぁ、そんな感じ。菅付さんの編集という切り口での視点、モノの捉え方。 営業でもチカラをつけたいけど、自分がウリにしていく編集力ってこういうこと、という理解は深めていかないと。
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自分の考え方に近かったからか、すごく読みやすかったし、考え方が整理できた気がした。グルーヴィジョンの装丁がよかったのかも。時間を置いて、もう一度読み返そうと思う。
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古いきまりを壊すために、過去を知り外を知る、それが勉強の本質 そして新しいきまりを創造し、新しい感覚を味わわせ、人を感動させる 編集は、その感性を解放して、新しい価値観を生み出せるもの 、と、菅付さんのお言葉。 スタンダードブックストアでのトークショーに参加して ほとばしるエネ...
古いきまりを壊すために、過去を知り外を知る、それが勉強の本質 そして新しいきまりを創造し、新しい感覚を味わわせ、人を感動させる 編集は、その感性を解放して、新しい価値観を生み出せるもの 、と、菅付さんのお言葉。 スタンダードブックストアでのトークショーに参加して ほとばしるエネルギーを感じて あたしもそこに踏み出してみようかと 考えさせられた一日でした、 ちゃんちゃん!
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編集とは、企画を立て、人を集め、モノを作ること 変種とは、言葉、イメージ、デザイン 編集の3つの視点 フローとストック 権威と参加 記録と創作 その編集物はいったい誰に向けて作ろうとしているのか? 企画になるもの 「新しい」 「提案」 ex.安藤忠雄があなたの家を建てます...
編集とは、企画を立て、人を集め、モノを作ること 変種とは、言葉、イメージ、デザイン 編集の3つの視点 フローとストック 権威と参加 記録と創作 その編集物はいったい誰に向けて作ろうとしているのか? 企画になるもの 「新しい」 「提案」 ex.安藤忠雄があなたの家を建てます、東京ハッピーアワー 「独占」 「挑発」 ex. セックスで、きれいになる 「再提案」 ex. 超訳ニーチェの言葉 企画は掛け算 新しいものと古いもの 海外と日本 お洒落なものとダサいもの 高尚なものと低俗なもの などを組み合わせると、新しいものが生まれる ex. ワイヤード=IT☓ローリング・ストーン もしドラ=ドラッカー☓青春小説 編んで集めることはそのまま企画になる 垣内芳文 タイトルを付けるときの4つのポイント ①身近度 タイトルにとって使われている表現が自分にとって身近な表現かどうか ②中身度 タイトルが本の中身を表現しているかどうか ③対話度 タイトルを通して読者と対話が出来ているか?賛否両論問わず意見がもらえるか ④衝撃度 店頭でするーされないようなインパクトを求めるということ ある文体が正確であるかどうかというのは、実のところどうでもいいことなのです。大切なことは文体がその任務にふさわしい機能を果たしているかどうかということです(マリオ・バルガス=リョサ) デザインとは、物の見方を具体的に示すこと 形式こそが、メッセージである ←メディアとは、メッセージである(マクルーハン) 編集の形式こそが内容であり、編集の形式こそがメッセージである ほぼダダ漏れしている以上、クリエイターの評価は生き方そのものの評価になっている 肝心なのは、みんなが思っている"私が隠しているもの"を見せるとしたら、私は何も隠していないということ(レディ・ガガ)
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私たちは必ず編集物に触れて生きている。特に現代は生き方そのものを編集して生きているようなもので、ますますこの傾向が強くなっていくのではないだろうか。そんなことを思いました。 『はじめての編集』は編集を仕事にしたいと思っている人もいない人も、現代社会を読み解くという観点から読むと面...
私たちは必ず編集物に触れて生きている。特に現代は生き方そのものを編集して生きているようなもので、ますますこの傾向が強くなっていくのではないだろうか。そんなことを思いました。 『はじめての編集』は編集を仕事にしたいと思っている人もいない人も、現代社会を読み解くという観点から読むと面白いと思います。 いま私が読んでいるものはどのような目線で編集されたのだろうと考えると、情報の受け取り方も変わるのではないでしょうか。 編集の仕事は果てがなくてとても魅力的だと感じました。仕事にしようと思うと、もっともっと歴史を学ばなければならないと思いました。何もないところから、新しいものが生まれるわけではなく、新しいと思っているものも昔同じようなものがあったかもしれない。その可能性ってすごく高いはずなんです。それを知らずに新しいと思って出すよりも、昔あったけれどここを変えて新しい価値があるんだ、と言える方が私はいいと思う。そういう人を目指したい。 日本でいう『守・破・離』。学びたい、作りたい気持ちが高まった1冊でした。
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