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傷痕 の商品レビュー

3.2

103件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    45

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    3

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2013/02/25

MJへのオマージュ。 大人にならなければならなかった、大人になどなれなかった。 表紙がすこしにがて。

Posted byブクログ

2013/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マイケル・ジャクソンをもとにした話。 娘・傷跡を引き取った大スターの生前から死後までを、色んな人の視点から見つめる。 ファン 被害者として名乗り出た女の子 スキャンダルを追う記者 娘 姉 …etc. 話により視点は変わっていくが、読みやすい。

Posted byブクログ

2013/02/07

マイケルジャクソンの色々な謎を桜庭さんの世界観で書いた作品。タイトルと装丁が好みでしたが、内容は・・・・うーん。色々な見解があると思いますが、もっとファンタジー色を出して現実離れした感じの内容の方がスーッと入れた気がします。

Posted byブクログ

2013/01/16

「ザ・キング・オブ・ポップ」のところへある日突然やってきた娘が「傷痕」。誰が母親はわからない。どうやってきたのかもわからない。 人前に出るときには木彫りの面をかぶっていたので、 誰もその顔を知らない。(とりまき以外は。しかしそのとりまきたちも守秘義務があるので明かさない) 設定が...

「ザ・キング・オブ・ポップ」のところへある日突然やってきた娘が「傷痕」。誰が母親はわからない。どうやってきたのかもわからない。 人前に出るときには木彫りの面をかぶっていたので、 誰もその顔を知らない。(とりまき以外は。しかしそのとりまきたちも守秘義務があるので明かさない) 設定が細かなところまでおもしろい。 人の寂しさや痛みでいっぱいの一冊だった。装丁がぴったり。

Posted byブクログ

2012/12/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

M・ジャクソン(的な人)が亡くなった話。兄弟や一人娘が出てくる。 うーん、作家さんがマイケル好きで書いたのか。 ピンと来なかった。 この作家さんがよく使う言葉が出てくるたびに 「他に言い換えられなかったのかなあ」と悩んだり。

Posted byブクログ

2012/12/24

この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残された。彼女がどうやって、誰から生を受けたのか、誰も知らなかった。凄腕のイエロー・ジャーナリズムさえも、決定的な真実を捕ま...

この国が20世紀に産み落とした偉大なるポップスターがとつぜん死んだ夜、報道が世界中を黒い光のように飛びまわった。彼は51歳で、娘らしき、11歳の子どもが一人残された。彼女がどうやって、誰から生を受けたのか、誰も知らなかった。凄腕のイエロー・ジャーナリズムさえも、決定的な真実を捕まえることができないままだった。娘の名前は、傷痕。多くの人が彼について語り、その真相に迫ろうとする。偉大すぎるスターの真の姿とは?そして彼が世界に遺したものとは?―。

Posted byブクログ

2012/12/23

マイケル・ジャクソンが日本人だったら…みたいな話です 桜庭さんマイケル・ジャクソン好きだったのかなあ……

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2012/11/28

世紀のスーパー・スター、キング・オブ・ポップが死んだ。たったひとり、「傷痕」と名付けられた娘を残して・・・  読んでいて涙が出てきました。うしなわれたものがどれほど大切で、多くの人の心をゆさぶってきたのか、というテーマが、実際にいた人間に重ねて描かれていく。その書き方が、おそろ...

世紀のスーパー・スター、キング・オブ・ポップが死んだ。たったひとり、「傷痕」と名付けられた娘を残して・・・  読んでいて涙が出てきました。うしなわれたものがどれほど大切で、多くの人の心をゆさぶってきたのか、というテーマが、実際にいた人間に重ねて描かれていく。その書き方が、おそろしくあたたかくて、きらきらしてて、のどがつまりそう。 わたしの知っているマイケル・ジャクソンはもう奇行を始めたころで、どちらかというと薄気味が悪いという印象しかもっていなかったのだけれど、彼の死後あふれる音楽に、ビデオに、目が釘付けになった。これが世界を震わせたスーパー・スターの姿なのかと、驚いたままテレビにかじりついていた。きらきら。光り物で飾り立てた輝きじゃなくて、本人の中からあふれでるエネルギーのきらきらが、すごくって。こんなものを青春に吸って吐いて過ごしていた大人たちはうらやましいとも思った。 個人的にはパパラッチさんの息子の言った「お父さんの大好きな人が死んじゃったよ」という言葉が大好き。正の感情でも負の感情でも、つよくて濃い感情がぎっしりつまった話でした。 彼が死んだとき、あるアメリカ人が「My hero was gone.」と言っていたのだけれど、その言葉がいつまでもひっかかってとれない。

Posted byブクログ

2012/11/26

これってマイケルジャクソンのことですよね?モデルになってるだけですが結構そのまんまですよね。 世代が違うこともあるのかもしれないけど、マイケルジャクソン興味ないんですよね。なんか幼児に性的虐待したとか、整形して真っ白な顔になったとか、その程度しか知らないです。音楽もThrille...

これってマイケルジャクソンのことですよね?モデルになってるだけですが結構そのまんまですよね。 世代が違うこともあるのかもしれないけど、マイケルジャクソン興味ないんですよね。なんか幼児に性的虐待したとか、整形して真っ白な顔になったとか、その程度しか知らないです。音楽もThriller(合ってるかな?)は何となく聞いたことある程度。 だから作中でスーパースターとかキングオブポップとか言われてるけど、音楽描写がないからピンと来ない。一回読めば充分。再読することはないかな。 あと桜庭さんの名前の付け方が相変わらず苦手です。傷痕って……(笑) 父と娘ならやっぱり「私の男」だよなーと思いました。

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2012/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み始めてすぐ「おや?」と気づく。これはマイケル・ジャクソンの物語だ。舞台を日本に置き換えてはいるけれど、その圧倒的な音楽性や奇行、スキャンダルなど丹念にマイケル・ジャクソンの人生をなぞっている。 印象的なのは子ども時代にきちんと子どもとして過ごせなかった者は大人になっても子どもの心のまま取り残されてしまう、というところ。 「キング・オブ・ポップ」の子どもとして取り残された傷痕が、きちんと、普通の子どもとして新たな人生に漕ぎだせることを祈る。 (現実のパリスちゃんはやっぱりそうはならないようだけれど……) 終盤の「新しい世界を生きるのだ」という一文がいい。 大きなものを喪失したあとで、でもそれを悲しむだけではなく、どこか希望に満ちて明るく新しく始まる世界がいいな、と思う。

Posted byブクログ