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ラピスラズリ の商品レビュー

3.6

63件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

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2014/12/05

「ラピスラズリ」山尾悠子◆冬眠する『 冬眠者』、ゴースト、春の目覚めー。導入部分は引き込まれるのですが、それ以降はなんだかふわふわつらつらとした詩を読まされるようで、冬眠者たちと一緒に何度も寝てしまった。絶賛するレビューも多く見られるので、たぶん自分に合わなかったのだろうと思う。

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2014/11/16

芸術作品としての小説とはこういうものなのだ、と思いました。わたしの浅い読み方では内容を理解するところまで至っていないのだけれど、美しく、複雑な模様の織物を見せていただいた気持ちになりました。

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2014/09/10

繊細かつ緻密な幻想世界という印象だった。しかし、文章があまりに独特なので読みづらく、完全には理解できなかった。機会があったら腰を据えてゆっくり読み直してみたい。

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2014/06/28

初読。初山尾作品。タイトルだけで買ったけど、思っていたよりきらいじゃない。でも苦手かもしれない。全部は理解していない。「トビアス」と「青金石」が特に。漠然と、完全な異世界の物語と思ってたら違ったのが意外だった。繰り返し読むと、あの一言はこう言う意味だったのかって分かる瞬間がある。...

初読。初山尾作品。タイトルだけで買ったけど、思っていたよりきらいじゃない。でも苦手かもしれない。全部は理解していない。「トビアス」と「青金石」が特に。漠然と、完全な異世界の物語と思ってたら違ったのが意外だった。繰り返し読むと、あの一言はこう言う意味だったのかって分かる瞬間がある。繰り返し読まないと自分にはあらすじすらなかなか追えなかったし、今でもよく分からないんだけど。個人的には「閑日」がすきかな。

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2014/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

難しいというより、不思議な本だった。 好き嫌いははっきりと分かれるので、好きという人だけ読めばいいと思う。 「銅板」 画廊で3枚の銅板を見ているというシーン。 絵の画題は右から<人形狂いの奥方への使い><冬寝室><使用人の反乱> そのうち昔、母とここに来たことに気付く。 その時も3枚の絵を見た。 教えられた画題は右から<痘瘡神><冬の花火><幼いラウダーテと姉> 覚えているのは<痘瘡神>の絵のみ。 「閑日」(かんじつ) 屋敷の使用人の少年の話と屋敷の主一家の少女とゴーストの話。 本来、冬は眠っているはずの少女が目を覚まし、現れたゴーストに助けを借りて塔から逃げ出す。 逃げるための助言とともに少女はメダイを手に入れる。 『雪は真白に降り積もる(中略)満開の雪の花火は。』 「竈の秋」 主一家が眠るため準備を進める使用人たちとそれらが崩壊していく話。 「トビアス」 日本らしき場所で一人残された少女の話。 祖母が亡くなり、葬儀のために親族が祖母の持ち家に集まる。従姉妹はみなメダイを持っている。家には祖母のものであった人形が大量に飾られている。古本屋から手に入れた版画を<冬の花火>と名付けたのは「たまきさん」。トビアスは飼っていた犬の名前。 「青金石」 聖フランチェスコの話。 ラピスラズリの青はキリスト教では「聖なる色」とされており、宗教画ではキリストや聖母マリアの衣服が青で彩色されている・・のはたぶん有名ですね。 「銅板」で出てくる絵の物語が「閑日」と「竈の秋」であり、屋敷の主一族の末裔が「トビアス」に出てくる子たちかな?と。 もう一度読み直して、人物相関と時系列を整理したい。

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2014/03/02

寒々しい雰囲気に冬の夜に読むのがいいかと。 ただ、独特の世界観のせいか、集中するのに時間がかかってしまった。

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2014/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

幻想文学というカテゴリ。画廊に飾られた絵画の話から、世界は一転し、冬眠する謎の一族の興亡へ。軽く重く、緩く早く、つかみどころがなくて随分読むのに苦労した。 解説で千野帽子氏が絶賛しているのを読んで、こういう風に感動すればよいのか、と思うのも変な話だが。浅薄な読み手としては、冬のイメージではイタロ=カルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」、冬眠のイメージではムーミンの一族を参考に、こういうのを書く才能にドキドキした。

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2014/01/06

好きなタイプの話かと思ったけど、読みづらくて話も入ってこなかった。 残念ながら合わなかったみたいだ・・・。

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2013/10/27

難しかった。 一文一文は美しいのだけどなにを言っているのか、どこに話が向かっているのかわかりにくかった。 解説の、「でもね、小説らしい小説とは、物語の安易な説明や世界観の自動化にまったをかける小説のことではないかと思うのです。」という言葉が印象に残った。

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2013/09/23

本屋さんで偶然に見つけて、タイトルに魅かれて購入。 この作家独自の空間もそうだが、何よりも時間感覚が難解。小説全体の構造把握もまた難渋。初めて読んだ作品だが、よほどじっくりと向きあわないと作品世界には入っていくのは困難。

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