完全なる首長竜の日 の商品レビュー
久々に引き込まれた小説でした。 物語は単調で、終盤までこれといった見せ場もなく淡々進んでいく。 ただ、その単調なストーリーが物語の確信でもある「夢と現実」が入り組んだ形で構成されていて、読めば読むほど「一体どんなラストが待っているのか」と気になってしまう。 ミステリーはこれぐらい...
久々に引き込まれた小説でした。 物語は単調で、終盤までこれといった見せ場もなく淡々進んでいく。 ただ、その単調なストーリーが物語の確信でもある「夢と現実」が入り組んだ形で構成されていて、読めば読むほど「一体どんなラストが待っているのか」と気になってしまう。 ミステリーはこれぐらい簡潔な物語の方が読みやすいな~と感じる一冊でした。
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ミステリーそんなに興味ないけど、恐竜好きとしてタイトルに惹かれて買いました。ミステリー大賞って帯ついてたけど、1/3も読むとオチが見えてしまうし「どの辺がミステリー?」って疑問が重なり心穏やかに読めない。作中でも引用されてるけどサリンジャーの名作ナインストーリーズの一篇、バナナフ...
ミステリーそんなに興味ないけど、恐竜好きとしてタイトルに惹かれて買いました。ミステリー大賞って帯ついてたけど、1/3も読むとオチが見えてしまうし「どの辺がミステリー?」って疑問が重なり心穏やかに読めない。作中でも引用されてるけどサリンジャーの名作ナインストーリーズの一篇、バナナフィッシュへのオマージュ?とりあえずミステリーって言葉は置いといて読むのが正解。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
植物状態となった患者とコミュニケートするための医療器具を装着した昏睡状態の人物と交信する・・・というストーリー。 どんでん返しにつぐどんでん返しで、一気に読み終えてしまいました。 印象的だった箇所は、ネット上で頼りにしていた人物も、親友も、好きになった女の子も、みんなWEB管理人が1人で演じていただけで、実は全員架空の人物だった・・・という会話を登場人物たちがするところです。 現代のネット社会ではあり得るだろうな、とぞっとしました。
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最後の落ちに、やっぱりなと思った私はすれて?いるのか。途中経過を楽しむにはいいけど、理屈を通して締めてほしかったなあ。
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今ここにいてこの本を読んでいいるのは現実の私か。それとも… 胡蝶の夢…9ストーリーズ… 足元がふわふわと揺れる感覚。
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寝る前に読むと、まさに夢を見る。 自分自身にも幾分かの混乱を引き起こすそんな本だった。 夏目漱石の夢十夜を初めて読んだ時のような。
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2010年の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品。 タイトルからしてかなり惹かれる作品だったのだが、今のところ このミス受賞作品にしっくり来るモノが無く、結局文庫本になる まで手に取らなかった本。 ・・・いや、お見事。もっと早く読むべきだった、コレ。 ミステリー作品として、...
2010年の『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品。 タイトルからしてかなり惹かれる作品だったのだが、今のところ このミス受賞作品にしっくり来るモノが無く、結局文庫本になる まで手に取らなかった本。 ・・・いや、お見事。もっと早く読むべきだった、コレ。 ミステリー作品として、謎解きの部分に関しては、随分早めに 見破った。だからと言って興味が失せてしまうのか?と言うと 全くそんなことは無い。おそらくこの作品にとって、「謎解き」 の部分があまり重要で無いのであろう。 物語の性質上、実にフニャッとした場面が続くのだが、ココが かなり凄い。ともすれば読み飛ばしてしまう部分なのだけど、 状況・心情描写が細かい上に丁寧。極上のサイケデリックミュ ージックやマンチェスターハウスでトリップしてる感覚。 こういう惹き付け方で攻めてくる文章は初めてかも。 比較的新しい作家なので著作はそれ程多くない。今のうちに 他の作品も読んでおくべきかな? ・・・あと2作は苦手な時代小説なんだけど(^^;)。
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途中から混乱してしまい、読むのを辞めようとも思ったが、最後は引き込まれる展開に。ただもう一度読む気にはなれそうもない。
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ちょうど観たばかりだったから、某ハリウッド映画が引き合いに出されるのはわかる気がした。 夢と現実が交錯する展開は、想像力を全開にしないと支離滅裂なヨタ話になりがちで読んでいてつらい。私だけかもしれませんが。 日常の描写、特に漫画家としての生活臭はやたらとリアルで、そうして構築し...
ちょうど観たばかりだったから、某ハリウッド映画が引き合いに出されるのはわかる気がした。 夢と現実が交錯する展開は、想像力を全開にしないと支離滅裂なヨタ話になりがちで読んでいてつらい。私だけかもしれませんが。 日常の描写、特に漫画家としての生活臭はやたらとリアルで、そうして構築した空気を思い切り良く取っ払うことで生まれる不安定さがこの本のキモかなと。
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このミス大賞ということで気になっていたので購入。 どうなるんだろう?と思い、どんどんページを捲ってしまいました。 読んでいる途中はとっても面白かったのですが、個人的には終わり方があまり好きではなく・・・。読み終わった後は、うーん、と首を捻ってしまいました。 読み物としてはとて...
このミス大賞ということで気になっていたので購入。 どうなるんだろう?と思い、どんどんページを捲ってしまいました。 読んでいる途中はとっても面白かったのですが、個人的には終わり方があまり好きではなく・・・。読み終わった後は、うーん、と首を捻ってしまいました。 読み物としてはとても面白いのだけれど、ずっと手元に置いておきたい作品かと言われると、そうではないかなあ。 かなり期待していたので、個人的にはちょっと物足りなかったです。 でもこの作品、好きな人は物凄く好きだと思うなあー。
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