完全なる首長竜の日 の商品レビュー

乾緑郎【著】

2022/08/17

ミステリを得意とする乾さんの約10年前の作品。映画化もされ覚えている方もいるはず。意識不明の弟はなぜ自殺を図ったのか、主人公は夢と現実を行き来しつつ謎に迫っていく。夢なの？現実なの？という展開からラストは爽やかめ。乾さんの作品のなかではちょっと変わり種？かなと思った。

2022/03/09

SFインターフェースという近未来な機器を介して繰り広げられる夢と現実に魅せられた作品だった。

どこまでが夢で、どこまでが現実なのか、、

序盤はミステリー要素がなかったが、徐々に歪みが明かされるのが面白かった。

アートとか医療の難しい用語多すぎだったけど、ざっと読んでいくと読みやすかった。

映画化されているらしいので観てみたい。

2022/03/07

‪主人公の淳美は、植物状態になった患者とコミュニケート出来る医療器具「SCインターフェース」を使い、自殺未遂をした弟と対話するが…‬。 ‪序盤でオチが分かってしまった。 ‪夢か現か境界線が曖昧で混乱したまま読了し、少し消化不良ですが、ラストは鮮やかで、観劇や映画鑑賞後のような感覚‬になりました。

2022/02/22

SFでマトリックスのような世界観で夢オチのような最後。
もう少しどんでん返しが欲しかった
実は姉が入院で全部が想像でした、ってオチで全てを回収してる感じ
あの狂ってるお爺さんがもっといい味するかと思いきや、そこまで登場してこない
映画では設定が原作と違うらしく、時間のある時にでも映画も見てみようと思います。

2022/03/27

SFなのかミステリーなのか、あえて難しい用語を多様することで内容を複雑にしているかのようだった。何度も同じ場面が出てきたことで見えてくる別のお話があったとは。ヒントを見逃してしまった。。違和感感じる箇所が何度かあったのは確か。違った立場でものを見ると更に深いストーリーになりそうだが、再読はもういいかも（笑）

2021/12/16

序盤は面白くてすんなりと読めたが中盤の夢うつつで何度も投げ出してしまい、ようやく読了しました。（めったにないのである意味珍しい小説）満場一致でこのミス大賞に選ばれたそうですが、ミステリー？SF？うーん、読み手を選ぶ小説な気がします。この小説が出た頃だとまた違った印象だったかもしれません。ハマる人はハマるかも。

2021/10/12

現実と虚実が混ざり合う世界を、納得の描写力で書く力量はすごいと思う。最初から最後まで読んでて心地良い。
しかし これがミステリーかと言われると疑問に思う。僕的には サイエンスフィクションかなー？
雰囲気を味わう作品かと思う。

2021/08/28

映像が見えてくるレベルで鮮やかでした。結構な長文でリフレインとか、それが嫌らしくならないのが不思議。

2021/08/20

どうも最後まで楽しめなかった。ストーリーもおもしろそうにみえて盛り上がりにかける。オチもたいしたものではない。他の作品でもみられるパターンだった。

2021/06/20

SFサスペンス。
これにアクションが加わればもうハリウッド映画みたいな設定。
現実と夢の区分は当事者には難しい。
誰もは一度は考えるテーマかもしれません。
びゅんびゅん話は飛び、恐ろしいと思った。
「この世界が現実かどうか試したくなった」
っていうセリフが印象的でした。