ミレニアム3(下) の商品レビュー
読み応えがありとても面白かった。 国家権力濫用によって人生を台無しにされたリスベットという女性が、社会的に名誉を回復し一人の人間として歩き出すまでの物語だ。 ファンタジーの世界であれば悪者を倒したらそれで終わり、ハッピーエンド。だが、この物語の舞台はファンタジー世界ではない。現...
読み応えがありとても面白かった。 国家権力濫用によって人生を台無しにされたリスベットという女性が、社会的に名誉を回復し一人の人間として歩き出すまでの物語だ。 ファンタジーの世界であれば悪者を倒したらそれで終わり、ハッピーエンド。だが、この物語の舞台はファンタジー世界ではない。現代のスウェーデンという法治国家だ。いくら相手が悪党であったとしても、身体に危害を加えたと見なされれば罪に問われる。 上巻に引き続き下巻の半分以上が、裁判に向けた検察側と弁護側(リスベッド側)の情報戦についての記述に費やされている。水面下での根回しや証拠集め、妨害行為への対処。めまぐるしく視点が切り替わり、集中して読まないと物語から振り落とされそうになる。 裁判開始以後の展開は爽快だ。蒔いた種が全て発芽し、一挙に花開いたような気分。法廷で勝利するのは、真に善良で無実の人間とは限らない。 勝利は、善良で無実であることを法律と証拠を武器にして全力で主張した者に与えられるのだ。 シリーズ3部作を一気読みできたことは幸運だった。 それにしても、ミカエルは女性にモテすぎだろう。
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超おもしろかった! 最後方の裁判でのアニカのターンになったときホントすかっとしたー! これで終わってしまうのが残念すぎる。。。
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いや~おもしろかった。1部から全部おもしろかったです。3巻の終わりの方だけ次に続く導入のような感じでちょっとだけ失速してたけど…。これ自国民(ススウェーデン人)だったらもっと楽しく読めるんだろうな~。 つくづく作者さんがなくなってしまわれてるのが惜しいです。…しかし仕事忙しい時期...
いや~おもしろかった。1部から全部おもしろかったです。3巻の終わりの方だけ次に続く導入のような感じでちょっとだけ失速してたけど…。これ自国民(ススウェーデン人)だったらもっと楽しく読めるんだろうな~。 つくづく作者さんがなくなってしまわれてるのが惜しいです。…しかし仕事忙しい時期に読みだしてしまったせいで、睡眠時間を削ってまで読み進めるという行為が早目に終わったことだけが吉か…
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あっという間に読み終わった。サランデルのクールさと取り巻く登場人物の暑さ。オトナな雰囲気がかっこいい。第4部を発刊してほしいなぁ。映画化もお願いしたい。
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いや〜おもしろかった。1部から全部おもしろかったです。3巻の終わりの方だけ次に続く導入のような感じでちょっとだけ失速してたけど…。これ自国民(ススウェーデン人)だったらもっと楽しく読めるんだろうな〜。 つくづく作者さんがなくなってしまわれてるのが惜しいです。…しかし仕事忙しい時期...
いや〜おもしろかった。1部から全部おもしろかったです。3巻の終わりの方だけ次に続く導入のような感じでちょっとだけ失速してたけど…。これ自国民(ススウェーデン人)だったらもっと楽しく読めるんだろうな〜。 つくづく作者さんがなくなってしまわれてるのが惜しいです。…しかし仕事忙しい時期に読みだしてしまったせいで、睡眠時間を削ってまで読み進めるという行為が早目に終わったことだけが吉か…
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やっと一段落だー!! 妹ちゃんの八面六臂の活躍かっこいいよー!すべてが覆されて、成人になれた。責任も果たすよっていう、友人ができてうれしいねぇ、
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これでシリーズも終了。法廷での逆転劇に大きなカタルシスを得る。スッキリしたぁ~! 最後の最後で行方不明の敵もやっつけたし、大団円な終幕。 著者スティーグ・ラーソン氏はこの後あと2編の構想があったようだが、全てを読者の夢想に委ね逝ってしまわれた。とっても残念である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズの中で3はきつい描写が少ないので助かりました。ザラチェンコに対するグルベリの行動に、あぁこういう展開で来たんだと思って驚きました。 著者が亡くなり、このシリーズの続きが見られないのが非常に残念です。
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これほど面白い作品は久々(前も書いたっけ)。 作者が急逝したことが悔やまれる。リスベットの妹のことなどその後がありそうなのに。 これで終わりかと思いきや最後の最後までハラハラさせられそしてミカエルとの関係にちょっと微笑んでしまうラストとなった。もうリスベットの心をかき乱さないで欲...
これほど面白い作品は久々(前も書いたっけ)。 作者が急逝したことが悔やまれる。リスベットの妹のことなどその後がありそうなのに。 これで終わりかと思いきや最後の最後までハラハラさせられそしてミカエルとの関係にちょっと微笑んでしまうラストとなった。もうリスベットの心をかき乱さないで欲しいな(笑)
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※このレビューにはネタバレを含みます
いろんなジャンルが混ざった小説ですが この巻では法定ミステリの香りも楽しめます 個人的には悪い奴はもっとぼっこぼこに してほしかったのですが、ちょっとゆるい(笑) 読み終えるのがもったいない小説に出会ったのは 久しぶりです この小説に出てきた登場人物たちはみんな魅力的で、 RPGゲームのラストでも同じような感情を抱く ことがありますが、彼らと別れるのが寂しく 思えたほど(夢にまで出てきました) つくづく作者の急逝が残念でなりません
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