極北ラプソディ の商品レビュー

海堂尊【著】

2014/11/30

極北クレイマーの続編。速水先生とフライトドクターの活躍する極北救命センターと世良先生の市民病院が舞台の中心。
久々の速水先生の回りを振り回しながらも患者を助けるという意思を貫いての活躍はかっこいいけど、"最後はひとりぼっちになってしまうんだ"は寂しすぎる。
花房師長の考えが分からない…

2014/10/05

『極北クレイマー』のその後。

今中先生が、世良院長と極北市民病院を改善し立て直していくものとばかり思っていた。
でも、いつのまにか、ドクターヘリ凄いぞッ！って話になって、ドクタージェット構想まで飛び出してきてついていけなくなった･･･

前作の産科・三枝先生もあっさりリタイアしてたし･･･

2014/09/26

医療そのものというより、行政との関わりなどに重点がおかれ、登場する医師の背景などもドラマティックにかかれ、この仰々しさが面白い。

2014/05/21

面白かったぜ！。彦根的な物語を加速させる人が出てくると進みが良くなる。今回は加速人は「ドクターヘリ」かなぁ。
前巻を読んでいないので世良さんがよくわからん人だったけど、今度読む。
花房の行動があべこべだったけど、人間の行動はよくわからない行動をとっている場合があるのでそういう意味では現実的なのかな。速水さんの「最後はひとりぼっちになる」台詞が少し切なかった。
ラストの病院での花房さんも来ました～みたいな雰囲気が嬉しかった。

2014/04/22

ブラックペアンから1990、1991の世良先生の完結の物語だったとは
読んでいて涙があふれました。
そのなかに極北クレイマーからの顛末や速水先生の話も盛り込んでいて
私の中では海堂さんシリーズの最高傑作だと思いました。

数々の本のが布石となってこういった結末をむかえたのですね。
いい本でした。

2014/04/12

スリジエセンターの後、世良はどうなったのかと思ってましたが、最後には「世良先生、よかったね～～」と声をかけたくなりました。
久世先生の言葉に救われる気がします。

2014/01/31

桜宮サーガの北編、「極北クレイマー」の続編にあたるのだろう。
語り手は「極北クレイマー」と同じく今中医師。そして破綻した極北市民病院を立て直す世良に光を当てる。
地方病院を立て直す為に、救急医療を切り捨て、隣市に委託する。隣市では、ドクターヘリを扱う速水がいた。
華やかな救急医療と、そして地味な訪問介護という対照的な道。そこから地方医療を再生してほしいという作者の気持ちも見えてくる。
そして、この話では、桜宮サーガの中で世良・花房・速水の関係がようやく一つの終わりを迎える話でもある。

2014/01/28

辺境医療。
極北市は　市の経営が破綻。
同じように　市民病院も　破綻していた。
それを　立て直す医師　世良。
マスコミでの評価も高く，テレビ先生ともいわれる。

医療費の未払いの患者を　診察を拒否したとして
バッシングをあびる。
その中で，世良は　腐った医療の変革に乗り出すのだった。

一方では　雪見緊急医療センターは　速水将軍の君臨で、
ドクターヘリも駆使して　救急医療をすすめている。
スタッフも充実している。

極北市民病院　外科医　今中は　世良と速水を見つめながら
医療のあり方を　深く考えて　いこうとする。

越川　大月の　ヘリチーム。
結構　プロ意識があって　堂々としている。

伊達、五條の活躍
花房看護師長は、きりっとしても　恋心に揺れ動く。

桃倉センター長は　バンカラなタイプで
息子の成長に　目を細める。

小説で　医療界に　問題を提示するという
海堂尊の　姿勢は　変わっていない。　

2014/01/22

もう推理小説ではなくなったな・・・
極北で起きるドタバタ劇を演出する
医療過疎の諸問題
地域医療は荒廃したのだよ

2014/01/12

バチスタシリーズではあるが、サスペンスはない。しかし、お馴染みの登場人物が地域医療の改善に取り組む姿が面白い。