極北ラプソディ の商品レビュー

海堂尊【著】

2017/04/06

ジェネラル、速水！やっぱりかっこいい！！
患者の命を救うことを第一前提とし行動することのブレなさ！スピード感があってどんどん読み進められる。
ドクターヘリ.パイロット大月さんの、「私は患者を救うために飛ぶのではありません。他人のため、自分の危険も顧みない可憐なナースと、勇気あるドクターを危ない目に遭わせないよう、それだけを考えて飛ぶんです」の言葉の重み。
CS越川さんのドクターヘリを飛ばす決断、運行をする側の気持ちにも深く感動。
たくさんの人の想いが重なって、助かる命があることに感謝しないといけないと感じた作品。

2016/09/24

極北クレイマーが内向きで静ならば、極北ラプソディーは外に開いた動という感じ。やはり将軍が出てくると盛り上がる。ただ、それだけではなく、様々なところでドラマもあり楽しめた。

2016/07/26

地方医療の問題。
「極北クレイマー」続編。
なんとなく「ブレイズメス」を先に読んだが順番があっていた。
「ブレイズメス」で青二才だった世良の変わりように驚く。
経営破たんした極北市の私立病院に世良が病院長として赴任し、その隣の市にはドクターヘリで救急医療を行う将軍速水と花房。
「ゼネラルルージュ」での速水への想いと、この話での世良のもとへ戻ることになった経過がいまいちすっきりしない。

2016/01/04

ジェネラル・速水先生の活躍麗しい一冊。速水先生にしろ、越川さん大月さんにしろ、専門性を持っている人は、とてもかっこいいです。
極北市民病院の立て直しやドクタージェット、はたまた医療圏による行政ユニットの再構築などなど、スケールも大きくなってきて。
世良先生はどうやって極北市民病院を立て直すのか、ワクワクです。
が、最終、そこ？！
世良先生20年越しの想いが成就し、スリジエから始まった世良先生のお話は一旦幕をおろしました。新たな第2ステージは、なんかキラキラしていそうです。
直前にスリジエシリーズ読んだ自分、天才！ と思いました。
久世先生といるときの世良先生は、研修医のころの初々しさで、なんだかかわいらしい。
炭鉱事故を救った久世先生のお話も、どこかで語られそうです。

一番よかったのは、酔いつぶれた速水先生を見守るCS・越川とパイロット・大月のドクターヘリコンビ。
跳ねっ返りの速水先生を温かく見守っている姿がステキでした。

2015/11/17

シリーズの中でも世良先生が好きだったのでとても楽しめました。前半はただただ今中先生が不憫でしたが！極北シリーズは前作も含めて一気に読破してしまうほどのめり込んでしまいました。ラストはこれからの市民病院に期待したくなる終わりで、読み終わってあたたかくなります。それぞれのキャラが濃すぎておなかいっぱい感はありますが...それも含めて好きな本になりました。

2015/10/12

ジェネラル速水久々の登場。相変わらず天井天下唯我独尊男やな。そしてキーマンは世良先生。ブラックペアン編を読んだあるので、世良先生が過去にどういうことがあったかわかったあるから、作品にも入りやすかった。

2015/05/24

久しぶりの海堂作品。
速水先生相変わらずかっこいい。
医療の現場なんて毎日が戦争みたいな感じだろうに、あのスカした感じかっこいい。
救命救急の神に選ばれた人。

医療と政治の話がいつもながら出てきていて、特に舞台が北海道なだけに、なんとなくイメージしながら読めた。
地方自治体が病気にかかっちゃいかんよなぁ…
懐かしの面々が登場しててなんとなく覚えてはいたけど、人物相関図ほしくなった！

2015/02/10

財政破綻した極北市の極北市民病院と雪見市極北救命救急センターの話。
年明けから別の３作品を読んでいたので記憶が新しい部分はより楽しめました。

先日読み終えた「北極クレイマー」の今中先生とこんなに早く再会できるとは！
他の登場人物は、世良院長、ジェネラル速水、花房師長あたりがお馴染みのメンバー。
この３人の恋愛話もありました。
速水先生と花房師長は印象が強く残っています。
しかし世良院長と花房師長・・・
ん・・・このあたりの記憶が曖昧なので私は「ブラックペアン１９８８」を再読する必要があります。汗

水沢教授と速水先生の関係は「ひかりの剣」を読んだばかりで、信頼関係が続いているのだなと思いました。

ひとつ読みながらひっかかっていたことは、
極北救命救急センター長の桃倉さんが「医学のたまご」のモグラさんこと桃倉さん？
いや歳が合わないのでモグラさんがセンター長の息子さん？？？

・・・こんな私ですが楽しく読み終えました。

今回新しく登場した神威島診療所の久世院長に興味が湧きました。
神威島診療所では今中先生のかつての同僚後藤先生との再会がありました。
北国と思われる地域の皆さんとまた別の作品でお会いしたいです。

そして今後の海堂尊作品をもっと楽しめるように、
再読の時間を作りたいと思います・・・。

2015/01/06

面白かった！けど…
前作もそうだったけれど、なんとなく中途半端なんだよな…なんとなくストーリーに一貫性がないというか、詰め込みすぎて収拾がつかないというか。。。
極北シリーズではない作品を読んでみたいな。

2014/12/10

やっっっっっっっと読めた＆読み終えれた。
読むまでには時間かかったけど読み始めればさっくりと。
個人的にはスリジエセンターを先に読んでおいてよかった。

世良君が根を張るまでの物語だった。
最後にエトワールが出てくるもの泣ける。
速水が無茶をしつつもちゃんと支えられていて、破綻もしなさそうな場を得られたのは、よかったね。
花房さんはまさかこんだけ引っ張られる存在だとは思わなかったです。はい。
世良君、速水の話はもうメインでは来ない気がするし、やっぱ彦根なんですかね、今後は。
あんまりにも実世界とは離れちゃってる気もするけど。