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池上彰の新聞勉強術 の商品レビュー

3.6

51件のお客様レビュー

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2017/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

新聞を通じて、学習・記録する著者の方法論を開陳する。内容自体、特異なところはないと思う。が、誤謬の生じる新聞報道の見極め方を明らかにした箇所は新奇で興味深い。その方法とは、各社の新聞の同一記事を読み比べる。五、六紙あれば、記事内容の重複・異同等、クロスリファレンスの方法により事実が確定できる、というものだ。例として、朝日対読売で逆の内容記事だったが、毎日の補完で朝日の内容の方が事実に近かった、という。なお、毎日新聞の「記者の目」コラム(顕名記事と同一記事への他の記者からの寄稿の集積)への高評価は納得。

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2016/05/19

2016年5月16日読了。池上彰による、新聞をどう読み情報収集するか?の勉強術の解説。新聞ごと・あるいは記者ごとに主張の違いや取材の拙劣の違いがあり、それは複数の新聞を並べ読み、切り抜いてスクラップを続けることで見えてくるということだが、言っていることは分かるが実際そこまでやるの...

2016年5月16日読了。池上彰による、新聞をどう読み情報収集するか?の勉強術の解説。新聞ごと・あるいは記者ごとに主張の違いや取材の拙劣の違いがあり、それは複数の新聞を並べ読み、切り抜いてスクラップを続けることで見えてくるということだが、言っていることは分かるが実際そこまでやるのは記者かニュース解説員くらいだよなあ・・・手間やコストを考えると。新聞にも独自のカラーがあり、単一の新聞を読み続けているとその新聞以外の視点が欠落する恐れがある、とはその通りだろうが、SNSやニュースアプリなどを通じて、自分の好みに合う、見たいニュース記事だけを日々摂取可能な現代のスタイルはその馬逆を行ってるよなー。

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2016/04/03

記者の立場からの新聞への視点は興味深いものがありました。情報の整理整頓について参考になることも書かれているので、参考になりました。

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2016/03/18

池上彰の新聞勉強術 ・新聞;20万字ほど、新書2冊分に相当 ・新聞の目的は、議論に一石を投じること ・メディアリテラシー;情報を鵜呑みにせず、正しく見抜く ・全国紙、経済紙、スポーツ紙、地方紙 ・見出し;一目で分かる、リード;短く要約、本文;詳細 >新聞に関する知識、新聞をど...

池上彰の新聞勉強術 ・新聞;20万字ほど、新書2冊分に相当 ・新聞の目的は、議論に一石を投じること ・メディアリテラシー;情報を鵜呑みにせず、正しく見抜く ・全国紙、経済紙、スポーツ紙、地方紙 ・見出し;一目で分かる、リード;短く要約、本文;詳細 >新聞に関する知識、新聞をどのように活用していくか、その方法が提示されている

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2015/06/22

新聞の読み方は,教えられて身につくものではなく,実践の中で覚えてゆくものだと思う。 そういう意味では,このテーマはさすがの池上さんでも難しいものだったと言えそうだが,新聞の構成,記者による取材の方法,記事の書き方,特徴,社毎の特徴,スクラップの方法など,「新聞勉強術」を余すとこ...

新聞の読み方は,教えられて身につくものではなく,実践の中で覚えてゆくものだと思う。 そういう意味では,このテーマはさすがの池上さんでも難しいものだったと言えそうだが,新聞の構成,記者による取材の方法,記事の書き方,特徴,社毎の特徴,スクラップの方法など,「新聞勉強術」を余すところなく解説してくれている点は高く評価できる。 私は長年,某地方のブロック誌を購読していたが,あまりの政治的偏重ぶりに嫌気がさしたので,つい先日,日経に契約を変更した。 日経の誌面の充実ぶり(というかブロック紙の軽薄ぶり?)に驚いているが,池上さんに言わせれば日経であっても記事に偏りがあるとのこと。 この偏りを「補正」するためには複数誌を読む必要があるわけだが,それなりに忙しい日々を過ごす現代人にとって,さすがにそれは容易なことではない。 本当の意味で新聞を活用できるようになるのは,「見出し」と「リード」,そして「本文」の一部を読むだけでおおよそのことが理解できるようになってからだろう。 (その点,読書と似たところがある) そういう力を身につけるためには,やはり複数誌を読む習慣を付けることが必要なのだろうが,それはやはり大変なことであり・・・

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2015/01/04

新聞を購読する人が周囲にいなくなり、自分は本屋で売っている本を読むことよりも新聞を毎日読むことの方が大切だと考えているので、それの裏付けが欲しくて購入した。 本書の中では新聞の構成や全国紙や地方紙などの分類、取材の様子や通信社との関わりなどが詳しく書かれており、最後には筆者本人...

新聞を購読する人が周囲にいなくなり、自分は本屋で売っている本を読むことよりも新聞を毎日読むことの方が大切だと考えているので、それの裏付けが欲しくて購入した。 本書の中では新聞の構成や全国紙や地方紙などの分類、取材の様子や通信社との関わりなどが詳しく書かれており、最後には筆者本人のスクラップの仕方やそれをする理由などが書かれている。 特に興味深かったのは「微妙な表現の正しい読み解き方」で、「一両日中」という表現や「いずれにしても」や「関係者の話」などがどのような意味を持つのかについて知れた事は有意義だった。 インタビューにおいても本人の名前で出すのと、例えば「政府筋」として出すのでは同じ人が出す談話でも違うというのは極めて日本的だと感じた。 また、同じ日に出た朝刊でも早版と遅版があるということには驚いた。新聞はそこまでして新しい情報を購読者に伝えようと努力しているのだ。

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2014/11/17

通信社の仕事から新聞のレイアウトまで、多彩な情報がうまくまとまっている。新聞入門としては上々の出来。

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2014/10/14

この本の隠れたキーワードは「想像力」だと考える。事件の経緯、今後の成り行きから、当事者の思い、記者の動機にいたるまで事件の背後にある真実を想像する力が新聞を読みこなす鍵であるのではないか。 広告も「情報」であるとしているところは池上さんらしい。

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2014/07/31

長年、新聞を読んでいる私にとっては、特に目新しいことは書かれていませんでしたが、「事実・意見・予測」を区別しながら読むことを再認識させられました。 最近は携帯端末の普及とニュースまとめ記事などのサイトが充実していますが、新聞に勝るものはないと思っています。事実の裏に隠された背景...

長年、新聞を読んでいる私にとっては、特に目新しいことは書かれていませんでしたが、「事実・意見・予測」を区別しながら読むことを再認識させられました。 最近は携帯端末の普及とニュースまとめ記事などのサイトが充実していますが、新聞に勝るものはないと思っています。事実の裏に隠された背景やニュースに至るまでの経緯、今後の動向などについて、1つの事象を多面的に見るには、やはり新聞ほどの取材力による記事を時系列に追っていく必要があると思います。 新聞社により主張が違うこともありますので、池上さんのように複数の新聞を読むことを私もお勧めしたいです。 とはいえ、情報収集にそれだけの時間を割くのは相当ハードルが高いものです。その辺りの時間管理術について、次は池上さんに披露して頂きたいものです。 新聞は、単に情報を得るだけで終わらせず、自分の意見を確立するために読む、という意見には大いに賛成です。

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2014/03/26

【読書その76】池上彰氏の新聞勉強術。圧倒的な知識を誇る池上氏の情報収集法を知りたいと思い、手に取る。しかしながら、残念ながら、だいたい実践していること、知っていることが多かった。今度は年間300冊という読書術について知りたいと思った。

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