100円のコーラを1000円で売る方法 の商品レビュー
製品を開発し市場に投入するまでの流れをストーリー仕立てにすることで、分かり易くマーケティングのエッセンスが理解出来ます。 ・お客様の声を聴くこととは、お客様の言いなりになるということではない。お客様の期待とイコールの価値提供は零点と考える。 ・先方が気付いていないあるべき姿を...
製品を開発し市場に投入するまでの流れをストーリー仕立てにすることで、分かり易くマーケティングのエッセンスが理解出来ます。 ・お客様の声を聴くこととは、お客様の言いなりになるということではない。お客様の期待とイコールの価値提供は零点と考える。 ・先方が気付いていないあるべき姿を描き提案する。その為には、事業の定義を製品基軸から大きく捉えなおす。顧客×自社×競合の3つの円、バリューポジションで考えると分かり易い。 ・キシリトールガムは虫歯予防のガム。なのに「歯医者もお勧め!」というキャンペーンが展開出来たのはなぜ?歯医者の事業を虫歯の「治療」から「予防」に捉えなおした。虫歯は全人口の1割。予防とすれば、9割の人口が取り込める。虫歯の予防という発送を消費者に埋め込むことで、歯医者にも「予防需要」としての来院客増が見込める。一見利害が一致しないとこにこそ、宝の山は眠っている可能性大。発送転換して、WinーWinを発掘する。 ・キャズム理論の理解。イノベーター~アリーアダプターの約16%と、その後に追随する人たちとでは、響く仕掛けが異なる。先行者に仕掛けて行く中で、追随者に飛び火をさせるネタを織り込んでおく。例えば、先行者には成功事例を提供してくれたら、費用を半額にするなど。
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木曜日にインフルエンザに罹って以来、自宅の片隅の小部屋に隔離されています。 家族との接触も、特に子供たちとはほぼ完全に遮断されてしまい、点滴と薬のおかげで熱も痛みもなくなった身には少々退屈ではありますが、唯一よかったと思えるのは嫌というほど本が読めること。 といってもやはり限...
木曜日にインフルエンザに罹って以来、自宅の片隅の小部屋に隔離されています。 家族との接触も、特に子供たちとはほぼ完全に遮断されてしまい、点滴と薬のおかげで熱も痛みもなくなった身には少々退屈ではありますが、唯一よかったと思えるのは嫌というほど本が読めること。 といってもやはり限界はありますが、数日間という限られた時間ということで、ここは逆にプラスに考えていきたいと思います。 で、こういう時には素晴らしい本に出会えるものです。 2011年12月の発行ですし、かなり売れた本ですので、今さら何を…という方も多いとは思いますが、「100円のコーラを1000円で売る方法」を読ませていただきました。 正直言って、なぜもっと早く読まなかったのかと後悔したくなるような一冊。でもここはあくまでもポジティブシンキングで、このタイミングであっても出会うことができたことを素直に喜びたいと思います。 簡単に言えば、世の中にあまた存在するマーケティング理論とその実践例のエッセンスが網羅されているということ。全てではなく、エッセンスという点がポイントです。 一人の女性マーケッターを主人公に、紆余曲折を経ながら業界最大手に挑んでいくというストーリーもかなりリアルで興味津々。ここに、マーケティング理論がうまく織り込まれているのですが、決して難解すぎず、かと言って表面的な理論の紹介とか子供向けのような簡易版というわけではなく、とにかく具体的で分かりやすい。早速明日からの仕事に活かしてみたくなります。インフルエンザで出社禁止の身にこのお預けはキツい仕打ちです。 そして何よりも、マーケティングって本当は複雑で、難しく、AだからBみたいにロジックだけで片付けられるものではないと思うんです。まさにマーケティングとは経営そのもの。でも、その難しいことを簡単に分かりやすく、しかもおもしろく伝えることができる著者の力量にはただただ脱帽です。 マーケッターだけでなく、商品開発、営業、開発設計、サービスなどあらゆる業務に携わる方々に読んでいただきたい名著です。また、巻末に整理されている各種マーケティング理論とその参考文献も魅力的です。 すでに続編も読み終えたので、そちらのレビューはまた後ほど。
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内容は他のマーケティング本の方が詳しいが、ストーリ仕立てでサクサク読めた それぞれの戦略に対する主人公のリアクションが理解の助けになった
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書店で見たタイトルが忘れられずにいたところ、図書館にあったので読んでみた。「マーケティング」について分かりやすく説明されている。小説形式なので、知識がない者でも感情移入しながら読むことができる。10の物語に、大きな知識欲が湧いた。
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マーケティングの入門書。 具体的なテクニックよりも、マーケティングの本質である「いかに企業が顧客のニーズ(表層+潜在)を満足させて生き残っていくか」という考え方に重きを置いた良書。所属とか関係なしに企業人として必要な考え方が理解できます。スティーブ・ジョブズやスタバのCEOはマ...
マーケティングの入門書。 具体的なテクニックよりも、マーケティングの本質である「いかに企業が顧客のニーズ(表層+潜在)を満足させて生き残っていくか」という考え方に重きを置いた良書。所属とか関係なしに企業人として必要な考え方が理解できます。スティーブ・ジョブズやスタバのCEOはマーケティングをしないことで有名ですが、その理由がなんとなくわかります。 以下、個人的に気になった考え方。 ・バリュープロポジション ・キャズム理論 ・市場志向の事業定義
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超入門書。お客様が言っていること全て鵜呑みにして商品つくってもだめだということを小説仕立てで書いてある。タイトルと内容は無関係。
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ストーリー部分の文章や構成あまり好みでなかったけれど、内容はわかりやすくてよかったと思う。 情報量は20枚程度のスライドにしたらちょうどいい感じ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新商品開発から販売における部分のマーケティングの基礎知識が、ストーリーで身に付く。 マーケティング関連の書籍を読んでいる人にとっては、浅くて、新たな身になるものは特になし。
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自分の営業を振り返るきっかけになった。 如何に普段商品の説明しかしていないか、顧客の要望通りにしか動けていないか。 相手が思ってる以上の提案ができて初めて期待値以上の価値が生まれるんだと思いました。
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こういう小説仕立ての本だとは思わなかった。もしドラみたい。とても面白く一気に読んだ。今の自分は登場人物のように商品開発も営業もやっていないが、それでもなぜか仕事に活かせる部分があるように感じてしまう。錯覚か?筆者はサラリーマンしながらこれを書いたのだろうか。脱帽。
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