100円のコーラを1000円で売る方法 の商品レビュー
個性的なタイトルで目を引きますが、 真っ当なマーケティングを物語でフランクに学べる本。 会計ソフトの会社が企業に会計ソフトを売り込んでいく際に、 主人公がマーケティングの知識を使って 商品企画を成功させるというお話。 ページ数も少ない中、コンパクトに重要なことが詰まっている。...
個性的なタイトルで目を引きますが、 真っ当なマーケティングを物語でフランクに学べる本。 会計ソフトの会社が企業に会計ソフトを売り込んでいく際に、 主人公がマーケティングの知識を使って 商品企画を成功させるというお話。 ページ数も少ない中、コンパクトに重要なことが詰まっている。 その分、物語性はあまりない。。が、 そこは仕方ないかという感じです。 肝心のマーケティングに関する記述では、 市場機会の特定→STP→4Pの流れを頭に入れながら読むと、 「今は個々の部分を述べているのか」とより理解が深まりました。 個人的に良かったのは、最初の章に 昔の有名論文「マーケティング近視眼」の説明が入っていたこと。 アメリカの鉄道会社が何故衰退していったのかを例に取って、 顧客の求めていることと自分の事業領域を きちんとリンクさせる重要性を述べた論文ですが、 自分の理解がやや浅かったので、 「そういうことかー」と腑に落ちました。 (ちょうどその論文を読んで勉強したので、タイムリーでした。) 他にも巻末にその章ごとの参考文献も載っていて、 合わせて読めばより理解が深まりそうです。 何冊か気になる本もあったので、 ちょっと読んでみようと思います。 こういう勉強がどんどん広がっていく本は好きです。
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顧客中心主義への回帰。 顧客の要望にはすべて応える対応?? いや、顧客の課題に対して自社ならではの価値を徹底的に考え提供することである。アップルの成功はまさにここにある。 双方にメリットのある取り引きが必要である。
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3月10日読了。 バリュープロポジションとは『顧客が望んでいて』『ライバルが提供できない』『自社が提供できる価値』 カスタマー・マイオピア『顧客近視眼』 この二つの言葉は覚えておこう。巻末付録で取り上げたマーケティング理論の参考文献が紹介されているのは大変いい。 本書では...
3月10日読了。 バリュープロポジションとは『顧客が望んでいて』『ライバルが提供できない』『自社が提供できる価値』 カスタマー・マイオピア『顧客近視眼』 この二つの言葉は覚えておこう。巻末付録で取り上げたマーケティング理論の参考文献が紹介されているのは大変いい。 本書では色々なマーケティング理論を紹介しているが、もう少し深く勉強したい時にこのように参考文献が紹介していると便利。 著者ってIBMのソフトウェア事業部、シニアマーケティングマネージャーなんですね…
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会話ややり取りの中で、読者である自分も一緒に考えながら進んでいけるマーケティングの本だった。 わかりやすい用語解説も含まれていて、ありがたい上司みたいな本(笑) ヒントの先には必ず答えも見つけられて、ココロ穏やかになる物語の運びがうれしい一冊。
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マーケティングを題材にした新人商品プランナー宮前久美の奮闘記。 ただただ顧客の言いなりになるだけの ”顧客絶対主義”は結局売れないだとか 新商品の売上の鍵が リスク歓迎型と リスク重視型の2通りある顧客に対する戦略を練っていく必要があるなどの マーケティングの理論を 物語形式で...
マーケティングを題材にした新人商品プランナー宮前久美の奮闘記。 ただただ顧客の言いなりになるだけの ”顧客絶対主義”は結局売れないだとか 新商品の売上の鍵が リスク歓迎型と リスク重視型の2通りある顧客に対する戦略を練っていく必要があるなどの マーケティングの理論を 物語形式でわかりやすく説明しています! あと個人的に 宮前久美の個性的キャラクターが好きですww
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こういう顧客絶対主義を振りかざす人、いるなあ。「ユーザーの都合"も"ある」と言いながら、社内の都合を無視する。それなら、「ユーザーの都合"が"あって、それに言いなりになってるだけで、こっちの都合は関係ないんか?」と思わせてくれる人が。ユーザーを"悪用"して、自分の力量のなさを埋め...
こういう顧客絶対主義を振りかざす人、いるなあ。「ユーザーの都合"も"ある」と言いながら、社内の都合を無視する。それなら、「ユーザーの都合"が"あって、それに言いなりになってるだけで、こっちの都合は関係ないんか?」と思わせてくれる人が。ユーザーを"悪用"して、自分の力量のなさを埋めてエラそーにしてる人が。「カスタマー・マイオピアからの脱却」を念頭に置いて仕事しよう。
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評価が分かれているが、個人的にはそこそこ評価したい。 ・マーケティングの初学者としては読みやすく入門には向いている ・至極当たり前なことが書かれているように思えるが実際の一連の流れの中でマーケティングの役割・効果が描かれていて理解はしやすい ・商品企画部等実際にマーケティングを必...
評価が分かれているが、個人的にはそこそこ評価したい。 ・マーケティングの初学者としては読みやすく入門には向いている ・至極当たり前なことが書かれているように思えるが実際の一連の流れの中でマーケティングの役割・効果が描かれていて理解はしやすい ・商品企画部等実際にマーケティングを必要とする人でなく、例えば銀行員、メーカーの営業マンが読めば新しい視点の気づきになるかも。
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はうつー小説!みたいな。 物語を読みながらマーケティングってなに?どういうところに気をつけたらいいの?みたいなことがわかる仕組み。 マーケティング初心者の私にはとてもわかりやすかった。 内容はともかく主人公の女性がかなり激しい性格なので、 この主人公単体について色々つっこんだり...
はうつー小説!みたいな。 物語を読みながらマーケティングってなに?どういうところに気をつけたらいいの?みたいなことがわかる仕組み。 マーケティング初心者の私にはとてもわかりやすかった。 内容はともかく主人公の女性がかなり激しい性格なので、 この主人公単体について色々つっこんだり、考えると本来の目的とはずれていく気がする。 (マーケティングがっつり学びたい!!!!っていう人より、時間に比較的余裕のある人が入門として読むのにおすすめなのかも!)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
マーケティングの基本を分かりやすく説明した本。顧客の求める価値を上回る物を提供。その前提としてターゲット層の特徴をよく見極める。100円のコーラを1000円で売るには、高級感という体験、プラスアルファの価値をつける必要。ESなどのアイデアとして使えるかも!
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俺が日経読み始めて一ヶ月、経済界の景気印象は小売・ITが良好。製造は死んでる。小売りは円高の恩恵受けてたとして、製造が死んでるのは円高のせいではない。コモディティ化が原因だと思う。デフレの世の中、機能が同じなら安きに流れる。 ITがなぜ景気がいいかは「価値を作り出すこと」にある。...
俺が日経読み始めて一ヶ月、経済界の景気印象は小売・ITが良好。製造は死んでる。小売りは円高の恩恵受けてたとして、製造が死んでるのは円高のせいではない。コモディティ化が原因だと思う。デフレの世の中、機能が同じなら安きに流れる。 ITがなぜ景気がいいかは「価値を作り出すこと」にある。前にセーの法則は嘘っぱちと書いたが、突っ込んで考えると「新しい価値は需要を作る」と解釈できる。それこそがイノベーション。それがないのに日本株が高騰していることに恐怖を感じる今日この頃。 脱線した。マーケティングの本でした。アイデアを出すだけなら簡単だ。そのあとが大変だということを知った。商品企画、やってみたい仕事である。
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