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頭のうちどころが悪かった熊の話 の商品レビュー

3.8

61件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/04/24

キョンキョンの書評集で、読んでみたいと思った本。 まったく知らない作家さんでした。 シュールな寓話が7話。 う~~ん、なんとも不思議な感じ。

Posted byブクログ

2016/02/24

小泉今日子さんが書評していたので読んでみた。 文庫版の解説に彼女の書評が掲載されている。 なんともシュールでシニカルな童話集。 「生きる」とは、「意味」とは、といった 人の根本に関わる哲学的なテーマで さまざまな動物たちがちょっとまぬけに 右往左往している。 大人にとっては ...

小泉今日子さんが書評していたので読んでみた。 文庫版の解説に彼女の書評が掲載されている。 なんともシュールでシニカルな童話集。 「生きる」とは、「意味」とは、といった 人の根本に関わる哲学的なテーマで さまざまな動物たちがちょっとまぬけに 右往左往している。 大人にとっては 頭のうちどころが悪い熊も マイペースなおたまじゃくしも 脳天気な蛇の両親も ひたすら純情なカラスも 立派だがストレスフルな牡鹿も どこかで出会った者たちで もしかしたらそれは自分でもあり 少し恥ずかしくなって苦笑してしまう。 子供たちはきっと、この変な生き物たちを 素直に楽しむのだろうと思うが やはりこの童話集は大人にこそ読んでほしい。 ゆるくぬけた感じのイラストもいい。

Posted byブクログ

2016/02/10

奇妙なタイトルと不細工な熊のイラストに魅かれ思わず手にした本。童話だと思いきや、全7篇の意表を突いた展開に驚かされた。この発想は何だろう?どうやら寓話というものらしい。ドキドキ、にんまり、なるほど!読み返すほどに主人公に情を感じ、心の洗濯となった一冊。              ...

奇妙なタイトルと不細工な熊のイラストに魅かれ思わず手にした本。童話だと思いきや、全7篇の意表を突いた展開に驚かされた。この発想は何だろう?どうやら寓話というものらしい。ドキドキ、にんまり、なるほど!読み返すほどに主人公に情を感じ、心の洗濯となった一冊。                (まじろ)

Posted byブクログ

2015/09/21

結構有名な本なのでしょうか 僕は初めて見ましたが、この題名と表紙の絵で何も考えずに買っていました。 わたし家でのあだ名は熊。それもヒグマやツキノワグマではなくて、アナグマとかマレーグマとかの平和そうな熊だそうです。思わず親近感。 動物のシュールな寓話が7つ入っています。 どの...

結構有名な本なのでしょうか 僕は初めて見ましたが、この題名と表紙の絵で何も考えずに買っていました。 わたし家でのあだ名は熊。それもヒグマやツキノワグマではなくて、アナグマとかマレーグマとかの平和そうな熊だそうです。思わず親近感。 動物のシュールな寓話が7つ入っています。 どの話に出てくる動物はどれも穏やかで、シニカルなんだけれどもとても可愛いです。ブラックまでは行かないちくりと痛む棘も有ります。 特に好きだったのは「りっぱな牡鹿」という話です。 牡鹿はいつも森のみんなの相談を聞いてあげています。誰も彼も牡鹿の言葉でいろいろな事を解決していきます。 ある日牡鹿は行動に意味を求めることにうんざりしてしまいます。 「これからぼくは、意味のあることは一切しないぞ」 そう心に近うのでした。 椅子は角に縛り付け、やかんを可愛がり、父親を着ました(傍目で見るとおんぶ)。 意気揚々無意味なことをしながら散歩をする彼に周囲の人々は新たな意味を勝手につけてしまうのでした。 子供に読ませても児童書として機能するでしょうし、大人が読むととっても深読みしてしまう話が満載です。 とっても短い本なのであっという間に読めます。

Posted byブクログ

2015/03/21

童話だと思って安心して読んでいると、ドキッとするような結末が待っていたり、終始シニカルな空気が漂い、大人向け短編集と言った方がいいのかもしれない。

Posted byブクログ

2014/11/18

ほのぼのしているのかと思えばぴりりとしていたり、けれど全体を通してふんわりした空気感。童話のよう。ちょっと宮沢賢治を思い出す。 2014/11/18

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2014/10/29

安東みきえさんのセンス、大好き! 言ってみれば食物連鎖と輪廻?の世界の 「いただきます」 命をかける友情のかなり深いお話が軽いタッチで 「池の中の王様」 カラスが主人公のお話で、最後に 「アホー」と鳴いたとか、 ホーイチという鹿が主人公のお話の最後は 「イミナシホーイチ、イ...

安東みきえさんのセンス、大好き! 言ってみれば食物連鎖と輪廻?の世界の 「いただきます」 命をかける友情のかなり深いお話が軽いタッチで 「池の中の王様」 カラスが主人公のお話で、最後に 「アホー」と鳴いたとか、 ホーイチという鹿が主人公のお話の最後は 「イミナシホーイチ、イミナシホーイチ」とセミの声 とってもおもしろい! 笑っちゃうのに、けっこう深い内容で、 なんと あとがきは 女優の 小泉今日子さん! いいね!

Posted byブクログ

2014/07/01

何年か前に話題になった本・・なのかな? あんまりおもしろくなかったー ヤゴとおたまじゃくしの友情とか 裏返しになるへびの話とか ほかの鳥にあこがれるカラスのはなしとか

Posted byブクログ

2014/04/24

こういう寓話的なお話は大好き。 本をあまり読まない人に進めてます。 「いただきます」のループ構造は好きです。あの結末も

Posted byブクログ

2014/01/25

安東みきえさん。初読み。 ブクログのレビューで気になって手に。 うーん。ちょっと合わなかった・・・。 色々と深読みしすぎてしまうのが良くないんだろうなぁ。 寓話は楽しいお話であって教訓ではないはずで、子供のころに読んでたら純粋に楽しめたと思う。 あぁ、嫌な大人になってしまった・...

安東みきえさん。初読み。 ブクログのレビューで気になって手に。 うーん。ちょっと合わなかった・・・。 色々と深読みしすぎてしまうのが良くないんだろうなぁ。 寓話は楽しいお話であって教訓ではないはずで、子供のころに読んでたら純粋に楽しめたと思う。 あぁ、嫌な大人になってしまった・・・。 こういう話を楽しめるおじさんになりたかったのになぁ。 なんて、うだうだ考えるからダメなんだよ。とツッコミの声がどこからか聞こえる(笑)

Posted byブクログ