頭のうちどころが悪かった熊の話 の商品レビュー
頭のうちどころが悪かった熊の話 いただきます ヘビの恩返し ないものねだりのカラス 池の中の王様 りっばな牡鹿 お客さまはお月さま
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頭のうちどころが悪かった熊の話 キョンキョン(古くてすいません、古いなんて言ってキョンキョンごめんなさい)が読売新聞の書評で絶賛していたので読んでみました。 短い7つの寓話とうまへた絵(沢野画伯を知ってる人はあまりいないだろうな?)からなる本です。 頭のうちどころが悪かった熊の話、いただきます、ヘビの恩返し、ないものねだりのカラス、池の中の王様、りっぱな牡鹿、お客さまはお月さまの7編で、どのお話も動物たちが主人公です。 ”いただきます”と”ないものねだりのカラス”のオチは予想通りだったので、少し嬉しかったです。 竹蔵は男だからなのだと思いますが、どちらかというとイメージよりも頭の中で納得する傾向が強いので、あまりぐっときたり共感したりするお話はありませんでした。でも、落ち込んでいたり、壁にぶつかっていたり、悲しかったりという弱っているときに読むとふと感じるところがあるかもしれないなあと感じました。特に女性は言葉のイメージなどに共感するようなので、とても気に入った人がいるのは納得できます。 論理展開して良い話のオチをつけた物語より、こういった計算抜きの物語の方が強い印象を与えてくれるのかもしれません。 ああ、そうでした今日は、 ”I wish your Merry Christmas!” 竹蔵
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動物、人間 そへぞれが主役になった7つの寓話 特にいただきますとお客さまはお月さまが良かった! イラストのかわいいこと!! カラーのイラストはナチュラルなタッチにふんわりと色がついて、見ているだけで楽しい気持ちになります!
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好きです。こういう雰囲気、大好きです。 動物の世界のお話のはずが、何でしょう… 恋は盲目だったり、ないものねだりだったり、意味の意味を考えてみたり、どこか出会った事のあるような、無いような… 下和田サチヨさんの全14点もの可愛らしいく、 ちょっぴりシュールなイラ...
好きです。こういう雰囲気、大好きです。 動物の世界のお話のはずが、何でしょう… 恋は盲目だったり、ないものねだりだったり、意味の意味を考えてみたり、どこか出会った事のあるような、無いような… 下和田サチヨさんの全14点もの可愛らしいく、 ちょっぴりシュールなイラストが物語をいっそう引き立てます。 安東みきえさんは児童文学や絵本の作家さんで、 この本も難しい漢字は一切なくてふりがなも付いています。 こどもの頃に読んで、大人になってもう一度読んだら きっとまた違った読み方ができておもしろそうです。
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可愛い動物たちのお話。それでいてどこか深い。 どのお話も、登場人物?動物(笑)が可愛らしくて愛おしかった(^^)
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星の王子さまの雰囲気が好きだけど、ほんとにしんどい時って星の王子さまを読むレベルで脳みそが働かない見たいなことあるじゃないですか。 そういう時に イラストかわい〜☆ くらいの気持ちでこれを買ったんだけど、かなり良い。頭ゆるゆるな時でも読める。ちゃんと本を読んだ気になれる。 古本...
星の王子さまの雰囲気が好きだけど、ほんとにしんどい時って星の王子さまを読むレベルで脳みそが働かない見たいなことあるじゃないですか。 そういう時に イラストかわい〜☆ くらいの気持ちでこれを買ったんだけど、かなり良い。頭ゆるゆるな時でも読める。ちゃんと本を読んだ気になれる。 古本屋で働いているんですが、「なんかおすすめの本教えて」って言われた時にお子様がいる女性だったらこれをおすすめしています。子供でも読める文章だし、親子で読んで感想を語り合ってほしいなと思って。 お子様自身もこの本を長く持っておいて大人になったらもう一度読んでほしいと思う。 布教の甲斐があったのかなんだか知らないけどまわりでやや流行っています。やった〜。
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文字が少し大きめで、ひらがなも多め。だけれども子ども向け…とも言えないシュールな寓話集。 7つのお話全て、読みやすく、教科書に載っていそう。 私は子どもの頃から文章を読むのは好きだったので、国語の教科書に載っている話も授業もろくに聞かずに勝手に読み進めていたような節があるのですが...
文字が少し大きめで、ひらがなも多め。だけれども子ども向け…とも言えないシュールな寓話集。 7つのお話全て、読みやすく、教科書に載っていそう。 私は子どもの頃から文章を読むのは好きだったので、国語の教科書に載っている話も授業もろくに聞かずに勝手に読み進めていたような節があるのですが、そんな中にあった、何を伝えたいのかよくわからないような、文は簡単だけど何か意図して教科書に載っているんだよなと思ったようなお話(今読んだらちゃんと何かを感じ取れたかしら)、そんな物語なのです。 テーマが愛であったり、命であったり、家族であったり絆であったり生きることの意味であったり…。 それぞれバラバラのお話かと思いきや、実は連作。
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『池の中の王様』がブロマンス味あって美味しい。 オタマジャクシからカエルへ。 ヤゴからトンボへ。 弱肉強食の逆転。二匹はソウルメイトのような絆が生まれる。 『あらしのよるに』を思い出した。
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何ともシュールな寓話集。読むタイミングによって、笑えるもの、ドキッとなるものがありそう。宮沢賢治ともまた違う味わい。
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7つの寓話集。 大人の自分が読むと、ちょっとギクっとしたり、きょっとクスッとしたり、ちょっとキュッとしたり。 この本を絵本にして子供に読んでもらったら、どんな目をするのか見てみたい。 今の自分には、鹿の意味のない話が好きだったな。 別の話だけど、 キツネはそういって金色の目から銀色の涙を、キロン、キロンとおとした。 この一節がとても素敵。
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