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ロートケプシェン、こっちにおいで の商品レビュー

3.6

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2023/09/13

学生の頃には特に多いであろう友達グループ内の格差やクラス内でのカースト制度。 正しいと思ったことを言葉にしただけで時には諸刃の剣となりグループから避けられたりする。 マジックや学校内で起きたバレンタインでの事件など些細なことが0にも100にもなるのだなと思いました。

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2023/01/30

前作でそんなに乗れなかったんだけど、続編を読んだらもしかして?と参入し撃沈。何がいけないわけではないんだけど、どうも波長が合わなかった。断章として語られるモノローグが何らかのひっかけなのは早くから予想できたものの、どうも登場人物がちゃんと覚えられず、最後の種明かしのところで、それ...

前作でそんなに乗れなかったんだけど、続編を読んだらもしかして?と参入し撃沈。何がいけないわけではないんだけど、どうも波長が合わなかった。断章として語られるモノローグが何らかのひっかけなのは早くから予想できたものの、どうも登場人物がちゃんと覚えられず、最後の種明かしのところで、それ誰だっけ、あああの人、みたいな感じでパラパラ前を振り返る羽目になってしまった。逆に、思わせぶりに重要そうに登場したものの回収されない登場人物もたくさんいて、あの人なんだったんだろう?というのもあった。構成としては前作のほうが無駄がなかったように思う。 ところでタイトルの「ロートケプシェン」はドイツ語で「赤頭巾ちゃん」のこと。この著者で赤頭巾ちゃんといえば前作の選評に出てきた「赤頭巾ちゃん気をつけて」が思い出されるけど、それなら自分から寄せていってやろうと思ったりしたのではないかと邪推してしまうなあ。

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2023/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前々から気になってた前作を先月読んで、 続編が出ていると知ったので、続けて読みました。 本筋はなるほどそうきたかー!となりましたが、 ちょこちょこ違和感のある描写があったので、微妙。 月のものの描写やらカレールー最後まで食わんやろ、と、卒業できなくなるくらいさぼってたら、 家に連絡いくでしょうよ、の3点。 ジョロキアって何かと思ってさっき調べたら 香辛料なのね、どんだけ憎まれているんだ。 封筒のやりとりも謎解きに持ってく前に 声かけて交換してもらえよ、で 読むのが辛かったです。 結局どうなったか謎だし。写真集安くないだろ、 失くされて平気でいるなよー。 プレゼントする気だったのなら、アリかもしれないが。

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2022/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編では日常の小さな謎解き。連作短編では叙述トリックのフーダニット。手品ネタも併せて3度楽しめる。 が、青春!もどかしい恋愛!大人になればなんてことないことで悩む心情が手に取るように分かる。が、読むのにちょっと疲れるし、驚きも小さい。

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2021/07/18

学生の空気感や考え方の描写がリアルで今回の話と合っていて面白かったし酉乃さんの見た目の描写が魅力的な風に書かれていて頭に残ったのが良かった。

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2021/07/05

前作より好きだったかも。ポチのウジウジっぷりがもはや癖になるっていうか。なれた。 八反丸さんの酉乃に対するひねた愛が面白かった。ジョロキアって、ハバネロみたいなやつなのね。強敵すぎる。頑張れ、ポチ。 ミステリーは味付けで、メインはポチの恋愛小説だと思ってます。

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2021/05/26

ポチこと須川くん&酉乃の日常ミ ステリー第2弾。 二人の距離のもどかしさは相変わらずで、もじもじするポチにこっ ちはイライラ。 かわいいっちゃかわいいけど、もうちょっとシャキっとしてほしい。中学生や高校生の頃の、ややこしい感情や友達との距離感を、まざまざと思い出させてくれた。 今...

ポチこと須川くん&酉乃の日常ミ ステリー第2弾。 二人の距離のもどかしさは相変わらずで、もじもじするポチにこっ ちはイライラ。 かわいいっちゃかわいいけど、もうちょっとシャキっとしてほしい。中学生や高校生の頃の、ややこしい感情や友達との距離感を、まざまざと思い出させてくれた。 今思い返すと些細なことも、あの頃は世界を揺るがすほどの出来事だったりした。 謎解きもなかなかの読みごたえ。 ややこしかったけど。酉乃さんかわいいなぁ。

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2021/03/08

2021/03/07読了 #相沢沙呼作品 酉乃初の学園ミステリ第2弾。 終盤までかなりこんがらがって 手戻りしまくったけど面白かった。 相変わらずヒロインがキュート。 須川と酉乃の焦ったい関係も良い。 9年も続編出てないようなので これで完結なのだろうか。 ぜひ続きが読みたい...

2021/03/07読了 #相沢沙呼作品 酉乃初の学園ミステリ第2弾。 終盤までかなりこんがらがって 手戻りしまくったけど面白かった。 相変わらずヒロインがキュート。 須川と酉乃の焦ったい関係も良い。 9年も続編出てないようなので これで完結なのだろうか。 ぜひ続きが読みたい。

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2020/11/10

女子高生マジシャン・酉野初シリーズ 第2弾! 「午前零時のサンドリヨン」の続編になる連作学園ミステリー。 前作からの須川くんの成長は·····見られず、相変わらず悶々と過ごしている。そんな中ヒロイン酉野初はほんの少しだが積極的になって、より一層魅力的になっていく。 前作での須川く...

女子高生マジシャン・酉野初シリーズ 第2弾! 「午前零時のサンドリヨン」の続編になる連作学園ミステリー。 前作からの須川くんの成長は·····見られず、相変わらず悶々と過ごしている。そんな中ヒロイン酉野初はほんの少しだが積極的になって、より一層魅力的になっていく。 前作での須川くんと酉野さんの恋愛は読んでいてイライラしたが、相変わらずイライラしてツッコミたくなる。しかし、コミカルで楽しい。 今回も須川くんと酉野さんで学園の内外の謎を解いていくが、酉野さんの鋭い洞察力で真相に迫る。 今回はかなり複雑で、登場人物の整理も難しく、いじめ・学園カースト・百合····· 誰しもみんな心に表と裏を持ち合わせている。 またふたつのストーリーが同時に進行し、最後に「えっ!」と言わせる叙述トリックは素晴らしい。 日常系学園ミステリー、前作「午前零時のサンドリヨン」を凌ぐ数々の謎、2人を取り巻く人間関係、そして恋愛の行方は·····。 ✩✩✩✩ 4.0

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2019/03/04

以前に読んだ「放課後探偵団」所収の作品も含まれた 連作短編集。前作の感想文に書いた「時間軸の予想」は まったく外れだったということで(^ ^; 読み始めから終盤に至るまで、二つのストーリーが 並行して進んでいるような体裁になっている。 それが最後に「一つの筋」に収斂されていき、...

以前に読んだ「放課後探偵団」所収の作品も含まれた 連作短編集。前作の感想文に書いた「時間軸の予想」は まったく外れだったということで(^ ^; 読み始めから終盤に至るまで、二つのストーリーが 並行して進んでいるような体裁になっている。 それが最後に「一つの筋」に収斂されていき、 意外な人物が「当事者」であることが分かる、 というミステリー要素を含んでいる。 その他にも、ちょっとした謎解きはちりばめられているが、 本書の「本筋」は、内気で臆病な主人公二人による もどかしい手探りの恋愛である。と、断言しよう(^ ^; 登場人物が多く、関係が結構複雑で、 しかも「まだ明かされていないこと」もありそうで、 寝ぼけながら読んでると途中で筋が分からなくなる(^ ^; きっと「イマドキの高校生」の日常生活が うまいことリアルに描かれているのだろう。 ある人物の「呼び名」が、呼ぶ人との関係性によって 違ったりするのはなるほど、と思う。 が、それが上述した「複雑さ」の要因でもある(^ ^; 主人公の葛藤する様、心象描写は、生々しいほど。 シーンによって「言葉のリズム感」が全く異なり、 ちょっとコミカルな地の文とのコントラストが見事。 ただ「説明的」な文を排した心象描写は、 悪く言えば「独りよがり」とも言えるか。 若干伝わりにくい部分がある気もするが... その分「ハマる」と、深く鋭く刺さってくる。 若さゆえの悩み...を描きたいのかも知れないが、 実はおっさんだって今でも全く同じ悩みを抱えて 毎日を過ごしている訳で(^ ^; 「青春」を卒業していない人(自称含む)には、 刺さる一冊である(^ ^;

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