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ロートケプシェン、こっちにおいで の商品レビュー

3.6

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2013/01/23

なんとまあ! 前作『午前零時のサンドリヨン』で、、コツコツ貯めたバイト料をかき集め 酉乃さんが欲しがっていたトランプのチャームのついたペンダントを ここぞ!というタイミングで見事プレゼントした須川くんが。。。 ポチというニックネームも納得の超草食系男子→酉乃さんだけの魔法使い ...

なんとまあ! 前作『午前零時のサンドリヨン』で、、コツコツ貯めたバイト料をかき集め 酉乃さんが欲しがっていたトランプのチャームのついたペンダントを ここぞ!というタイミングで見事プレゼントした須川くんが。。。 ポチというニックネームも納得の超草食系男子→酉乃さんだけの魔法使い →王子様☆ という、出世魚も真っ青の、飛び級のような進化を遂げ 2作目のこの本では、微笑ましいカップルぶりを見せてくれるのだろうと思ったら なんとなんと、まだ彼女のメアドも電話番号もゲットしていないなんて! 須川くん。。。きみには、草食動物の国に君臨する、草食王子という 輝かしくも切ない称号を、謹んで贈呈しよう! というわけで、相変わらず奥ゆかしすぎるアプローチが歯痒い須川くんですが 忠実な柴わんこの如くつきまとい、世話を焼く彼のおかげで 「近寄らないでオーラ」がずいぶん薄まってきた酉乃さん。 学校で言葉を交わせる人もぽつぽつ増え始め、 演劇部のお別れ会という、身内の小さなイベントの余興なのに どんなマジックを披露しようかと真剣に悩む姿が可愛らしい♪ 午前零時の鐘が鳴っても解けない魔法で、誰かの力になれるような自分になりたいと 前作ではもがき続けていた酉乃さんが、今回は、 学校に巣食ういじめという闇、追い込まれて自分の中の暗い感情という闇に 呑み込まれている現代の赤ずきんたちを救おうと、須川くんと一緒に奮闘します。 酉乃(とりの)とか、八反丸芹華(はったんまるせりか)とか、柿木園とか 見たこともない複雑な名前のキャラクターが乱舞する上に ファーストネームで呼んだり、ニックネームで呼んだり、 もう誰が誰なんだかさっぱり掴めない状況で 辻村深月さんばりの叙述トリックが行使されるので、 乏しい脳みそじゃついていけなくて、煙に巻かれたように読み終えたのが なんだかちょっぴり残念なような。 ミステリという枠組みに捉われなければ、3つめのおはなしの 『恋のおまじないのチンク・ア・チンク』などは特に、微笑ましい恋物語として ワクワクドキドキと楽しめます。 飛び交うカードやリボン、ティーセットに混じって 幾粒ものチロルチョコが宙を舞う表紙が、可愛らしくて素敵です♪

Posted byブクログ

2013/01/07

女性マジシャンのミステリーの第2巻。1作目を文庫で読んで面白かったので、図書館でハードカバーを借りてきて読了。日常の謎系で人が死なないミステリー。 ラブコメ風味なのと、あわせてやや重い「いじめ」を題材に取り上げながらも、最後に大きなどんでん返しも用意されており、読んでいてとても面...

女性マジシャンのミステリーの第2巻。1作目を文庫で読んで面白かったので、図書館でハードカバーを借りてきて読了。日常の謎系で人が死なないミステリー。 ラブコメ風味なのと、あわせてやや重い「いじめ」を題材に取り上げながらも、最後に大きなどんでん返しも用意されており、読んでいてとても面白かった。久しぶりに1冊をすごく集中して一気に読み終えた。この作者の他の本も読んでみたいと思う1冊。

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2013/01/06

高校が舞台のミステリ。 女子高校生マジシャン・酉乃初が謎を解く。 「午前零時のサンドリヨン」に続く2作目。 このシリーズは表紙イラストが可愛くていいですね。 1作目の終わり、クリスマスに酉乃に告白したはずが、それだけだった須川くん。 返事ももらわず、連絡先も聞かず、会うこともで...

高校が舞台のミステリ。 女子高校生マジシャン・酉乃初が謎を解く。 「午前零時のサンドリヨン」に続く2作目。 このシリーズは表紙イラストが可愛くていいですね。 1作目の終わり、クリスマスに酉乃に告白したはずが、それだけだった須川くん。 返事ももらわず、連絡先も聞かず、会うこともできなかったヘタレぶり。 (このへんがポチなのか?) 冬休みを悶々として過ごす羽目に。 酉乃がマジシャンとして出ている店「サンドリヨン」は7日まで休業だったのだ。 新年に数人でカラオケに行ったときの謎解きから、始まります。 一方、ほかのクラスで起きているいじめの噂が少しずつ挿入され、どう絡んでくるのか‥? クラスの中心になっている女子がちょっと目立った子を無視しようと言い出す。 それをかばった生徒がハブされることに。 文芸部の雑誌にペンネームで小説が発表されていたのが、作者はクラスメートだと気づかれる。 ネットでプロフをやっていた彼女は、プロフが炎上。 悪口を言う話し声を間近に聞いて、黒板に「赤ずきんは狼に食べられた」という言葉を書き殴って飛び出す騒ぎになった。 その後、不登校になってしまったらしい。 「サンドリヨン」にハンサムな桐生純平というマジシャンが登場。 1年前までバイトしていたという彼は、東大生。 桐生と笑顔で話す酉乃を見た須川くんは、うちのめされる。 バレンタインのチョコは桐生のものか? アシェンプデルという素敵なケーキ屋さんに、酉乃と行くことにこぎつけた須川くん。 そこにはロートケプシェンというケーキがあった。 赤頭巾という意味の‥ バレンタイン当日、八反丸芹華からチョコを受け取ってしまう須川くん。 これ実は一種の嫌がらせなのだが‥ しかも、酉乃にそこを目撃されてしまった。 なかなか進まないもどかしい初恋模様がかわいらしい。 みんなが貰ったチョコレートが、教卓の上に集められていたという事件も起きる。 誰が何のために? 以前からのいじめのエピソードが底流として流れているので、いやな雰囲気がちらつき、どうなることかとはらはら。 いじめを傍観した後悔や、いじめの原因となるねたみや怯え、行き場がなくなって追い詰められる気持ち。 でも‥ 誰もほんとうに悪い人間というわけではないという~ほっとするような展開に。 マジックと絡めてあるせいか、目くらましにあったような感覚が残るけど。 2011年11月発行。

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2012/11/23

いじめって題材があまり好きではないんです。 ま、須川君と、酉乃の恋の行方が、ゆったりで、愛らしい。

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2012/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作者って男性だったんですね……それが一番の陳述トリックだったわ……。 さて。天才女子高生マジシャンが事件を解決していく物語の第二弾を読了して、未だ混乱中。 レビューよりは整理という意味で記録を残したいと思います。 整理するために一番のポイントである名前を書かせてもらうと。 ①織田燈(オリタアカリ)…須川や酉野と同じクラスの女の子。あかずきんこ本人。燈という感じからトモと呼ばれることもある。 ②井上友子(イノウエユウコ)…C組の女の子。織田さんの小説を書いた本人と間違われ、不登校になる。名前から彼女をトモと呼ぶ子が多い。織田さんからはユカと呼ばれる。 上記から、ふたりとも本名の読み方は違うけれど「トモ」と呼ばれていたことになる。 1。本編においてハブられていたのはいったい誰? P92の三好から、井上がハブられていたと書いていたので、ハブられていたのは井上さん。 だけど、Red Blackの内容を読むかぎり、ユカを庇ったトモがハブられていた→織田さんもハブられていた? 一番混乱してるのは、柿木園さんが示していたユカが誰かってこと。井上さんをユカと呼ぶのは織田さんだけだから、違うユカ、なのかな?? ってことで、まだまだ混乱しています。 この他、気になる箇所が 1。須川君の写真集。   あんなに騒いでいたのに、どこかにいったままエピソードが放り投げられたのはとても残念。 2。酉野のメアド&電話番号をいつのまにゲットしたの。   たぶん、恋のおまじないのチンクアチンクとスペルバウンドに気をつけて。の間でゲットしたんだろうけれど……これもあれだけ騒いでたんだから描写してほしかった。 ということで、お話としてはウーンになるところが多かったこの巻。 初と八反丸さんが好きなのと、青春っぽい甘酸っぱさがあるのと、須川君の太ももフェチ加減での3点。ってところかなー。

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2012/09/28

午前零時のサンドリヨンの続き。 人を支えるってこと 一緒に生きるってこと よりそうこと その人の生きる力を信頼すること とても大切なことだけど、とても難しい 支えは必要だけど、一人で歩けないような支え方は正しいとは思えないし。 それぞれがしっかりと自分の力で立ち、自分の進む道を...

午前零時のサンドリヨンの続き。 人を支えるってこと 一緒に生きるってこと よりそうこと その人の生きる力を信頼すること とても大切なことだけど、とても難しい 支えは必要だけど、一人で歩けないような支え方は正しいとは思えないし。 それぞれがしっかりと自分の力で立ち、自分の進む道をしっかり見つめながら、共に生きる。そんな生き方を模索していきたい。

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2012/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

午前零時のサンドリヨンの続編。 冬休みに告白らしきものをした須川くんの行方は一体…?? 須川くん視点と、誰か分からない人物の視点がブルーもしくはレッドという表記で記されています。 須川くんと初ちゃんは、相変わらず進んでいるのかどうなのか分からない感じですが、少なくとも彼女は徐々に心を開いていってるように思えます。 そして、今回も日常の謎が何個かあって、最後にあっと驚く展開。 ふり仮名をふっていないのが伏線だったとは… この分だと須川くんも何かしらあるんじゃないかと思ってしまう。 まだまだ続編を希望したいシリーズです。

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2012/09/05

一人称の罠! 1冊目より、ミステリとしてはややこしくなっていた。 が、1冊目より読みやすい。 なんというか、キャラのイタさが少々薄れたような(スミマセン^^;) 読む方が慣れたのか、作者が加減してくれたのか……w 仲間はずれが出てきますので、苦手な方は注意。

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2012/08/31

サンドリヨンの続編。高校生くらいの時代の、狭い人間関係の中での女子のあれこれっていうのが、読んでいてなかなかきつい。

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2012/08/19

『午前零時のサンドリヨン』続編。 織田さん、八反丸芹華も絶好調。 「いじめ」を取り扱った重めの話。 今作は視点の切り替えが行われる。 「プロローグ」 須川君と別の視点による導入部。 「アウトオブサイトじゃ伝わらない」 Red Back トモとユカの関係に亀裂が生じる Blue...

『午前零時のサンドリヨン』続編。 織田さん、八反丸芹華も絶好調。 「いじめ」を取り扱った重めの話。 今作は視点の切り替えが行われる。 「プロローグ」 須川君と別の視点による導入部。 「アウトオブサイトじゃ伝わらない」 Red Back トモとユカの関係に亀裂が生じる Blue Back 須川・織田・香坂先輩・白山先輩でカラオケ帰りのマクドナルドでの話。 織田が何に傷ついたのか。 「ひとりよがりのデリュージョン」 Red Back トモとユカのどうしようもなく壊れた関係 Blue Back 三好から受け取ったはずの写真集が消えた話。 封筒入れ替わりではなかったのか。 「恋のおまじないのチンク・ア・チンク」 Red Back トモの葛藤。狼に食べられた赤ずきん。 Blue Back バレンタインチョコレートが移動していた謎。 「スペルバウンドに気をつけて」 Red Back 壊れた関係はもう修復できないのか。願いは叶わないのか。 Blue Back アシェンプデルに酉野とデート。ロートケプシェンの意味判明。 須川の友人が会ったという井上さんにまつわる謎。 「ひびくリンキング・リング」 single ユカを目指すトモ key 演劇部の送別会で酉野がマジック。 八反丸の想い、須川の苦悩、酉野のために。 double ついに出会うトモとユカ。 「帰り道のエピローグ」 物語の決着。

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