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放蕩記 の商品レビュー

3.7

145件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    58

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

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2012/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「どうして私は,母を愛せないのだろう」という帯コメントにひかれて即買い。即読み。作者の半自伝的作品とのことだが,一体どこまで?と思いつつ,「ああ,ウチもそうだなあ」と自分自身と重なる部分の多さに驚きつつ,「ああ,こういう母親はボケるのか」と涙を止めることができなかった。 複雑だったけど,読めてよかった。

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2012/03/05

著者の半自伝的小説という触れ込みですが、実際にあんな母親に育てられたのだとしたら苦労も人並みではなかったでしょう。Amazonではかなり評価が厳しいのですけど、読み物としてはさほど悪くはなかったように思いました。

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2012/03/01

子供の頃からの母親との確執。こんなことあるの?と思った場面も多々ありましたが、帯に半自伝的小説と書いてあるし、そうなのかなぁ・・・。実際、自分の母親がこんなだったらと思うと複雑・・・。

Posted byブクログ

2012/02/26

半自伝的な小説ってことで読んでみる。 母と娘の関係が微妙だな。 わからないこともないけど、 親子なんだし、 そんな風に感じなくてもいいじゃん。と思う内容も多い。 普通の人が心に抱いたことある暗い感情も こんな風に文章にすると、なんだかとても嫌なものになるな~と。 村山さんの...

半自伝的な小説ってことで読んでみる。 母と娘の関係が微妙だな。 わからないこともないけど、 親子なんだし、 そんな風に感じなくてもいいじゃん。と思う内容も多い。 普通の人が心に抱いたことある暗い感情も こんな風に文章にすると、なんだかとても嫌なものになるな~と。 村山さんの小説は好きなんだけど、 この作品は、苦手。

Posted byブクログ

2012/02/26

よかった。結構厚い本だが一気読み。 母娘の葛藤を描いているので、男の人にはしんどい話かも。…ってか、わからんかも(^_^;) ひどい母親みたいに描かれているが、それほどブッ飛んでいる母親でもない。 どこの家でも、同性の親子なら程度の差こそあれ似たような経験はあるかと。 晩年の母...

よかった。結構厚い本だが一気読み。 母娘の葛藤を描いているので、男の人にはしんどい話かも。…ってか、わからんかも(^_^;) ひどい母親みたいに描かれているが、それほどブッ飛んでいる母親でもない。 どこの家でも、同性の親子なら程度の差こそあれ似たような経験はあるかと。 晩年の母親の様子は身につまされる。自分の母も年齢が近いから。 どれだけ憎んでいても、最後にこれじゃね…。夏帆も憎みきられへんやん。 けど、そこがやっぱり母娘、ってことか。

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2012/02/25

会社の先輩から勧められた本。10年ぶりぐらいに村山由佳の本を読んだかな。あそこまで厚い本を読んだのは、はじめてかもしれない。でも、一気に読めた。というか、一気に読んでしまいたくなる魅力があった。読みながら、悲しかったり悔しかったり嬉しかったり、いろんな感情がぶわっと出てきた。同性...

会社の先輩から勧められた本。10年ぶりぐらいに村山由佳の本を読んだかな。あそこまで厚い本を読んだのは、はじめてかもしれない。でも、一気に読めた。というか、一気に読んでしまいたくなる魅力があった。読みながら、悲しかったり悔しかったり嬉しかったり、いろんな感情がぶわっと出てきた。同性の親子というのは、きっとやっぱり何かがあるんだと思う。また違うときに読んでみたら、違う感想を持つかもしれない。

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2012/02/22

母と娘の確執を描いた村山由佳の半自伝的作品。 実は村山作品は今回が初めて。 母親を好きになれない娘の物語ということで手に取った。 私も母親をどうしても好きになれず、それを他人に話してもなかなか理解してもらえないもどかしさに悩んでいた。 ここまで赤裸々にひとつひとつ丁寧に書いた村山...

母と娘の確執を描いた村山由佳の半自伝的作品。 実は村山作品は今回が初めて。 母親を好きになれない娘の物語ということで手に取った。 私も母親をどうしても好きになれず、それを他人に話してもなかなか理解してもらえないもどかしさに悩んでいた。 ここまで赤裸々にひとつひとつ丁寧に書いた村山由佳に拍手を送りたい。 それは、一部分だけを取り上げてフィクションで取り繕っても、本当の意味での確執を描くことができないからだ。あの一言が許せないとかではなく、幼いころからの蓄積した威圧と嫌悪が確執に結びついている。全てを描くとなると当然、思い出したくないことまで思い出さなければならず、自分にとっての恥もさらさなければならない。それを(どこまで実際の事を書いているのかは解らないが)書くことは著者にとってはとても辛い作業であったに違いない。 母親が安らぎであり、いい関係を保っている人には理解できないかもしれない。しかしそうでない人は、他人のこうした体験を客観的に読むことで、うちはまだマシだとか大したことじゃないとか思うことで、赦しという光を導き出すことができることもあると思う。

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2012/07/03

母と娘の葛藤を綴った半自伝的作品 ダブル・ファンタジー以降以前までの作風と大きく変わり、アダルトなイメージが強かった。 もちろんこの作品もアダルトなイメージがあるのだが、 なにか自分の中でふっと落ちるようなものがあった気がする それがなにかわからないけども、相変わらずの音...

母と娘の葛藤を綴った半自伝的作品 ダブル・ファンタジー以降以前までの作風と大きく変わり、アダルトなイメージが強かった。 もちろんこの作品もアダルトなイメージがあるのだが、 なにか自分の中でふっと落ちるようなものがあった気がする それがなにかわからないけども、相変わらずの音楽のような文体 やはり一番好きな小説家だと確信に至らせられました

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2012/02/19

これは読むか読まないか、本当に悩んだ作品です。 母に抑圧されてきた作者の半自伝。 読めば必ず自分と重ねて見てしまうだろうし、理解もしてしまう気がしたから。 結果、やはりすべてではないにしろ思い切り自分と重なる部分も多くて、そうなるとこの作品に客観的な感想を言うことはもうできません...

これは読むか読まないか、本当に悩んだ作品です。 母に抑圧されてきた作者の半自伝。 読めば必ず自分と重ねて見てしまうだろうし、理解もしてしまう気がしたから。 結果、やはりすべてではないにしろ思い切り自分と重なる部分も多くて、そうなるとこの作品に客観的な感想を言うことはもうできません。 この作品はおそらく、そういう人にしか受け入れられない作品なのではないでしょうか。 デビュー当時から愛してやまない村山由佳作品、たとえ「黒ムラヤマ」が増えようと、私はどうしても彼女の作品をもっと読みたいと思ってしまいます。

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2012/02/15

作家である娘と、その母との確執が主に描かれている。 ここに登場する母親は、かなり特殊だと思う。 けれど、一歩間違っていたら自分も・・・、という部分が少しあった。 私も、知らずに娘のプライドを傷つけて来たりはしなかったか・・・、 しばし反省。

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