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采配 の商品レビュー

4.1

402件のお客様レビュー

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2020/04/29

社会人を経験しているからか、ビジネスに通じるような語り口が多く、自分ごとに置き換えやすい書に感じた。いかに自分が逃げているかを思い知らされる。逃げないこと、臆病にならないことが全てなんだ。不安は誰にでもある。リーダーたる増を示してくれている。また読む。

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2020/04/11

勝負の世界にいたからこそ書けるほんと感じた。 一つ一つのコメントやそれこそ采配にはちゃんとした落合流の意味があり、それを裏付ける経験から成されていく為、納得感が非常にある。 現場から見る一次情報から得るものは大きく、自分の見たものを大事にしようと思った。

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2020/02/23

上司と合わないは逃げ道 不安だから練習する。不安もなく絶対的な自信を持っている人間などいない。 明日の予習ではなく今日の復習が全て ミスは叱らない。手抜きは叱る。 自由にさせる。好き勝手にすることは違う。 監督は嫌われ役でいい。嫌われ役がいい。 できるできない両方がわかるリーダー...

上司と合わないは逃げ道 不安だから練習する。不安もなく絶対的な自信を持っている人間などいない。 明日の予習ではなく今日の復習が全て ミスは叱らない。手抜きは叱る。 自由にさせる。好き勝手にすることは違う。 監督は嫌われ役でいい。嫌われ役がいい。 できるできない両方がわかるリーダーになれ。 明日のために切り替えるより今日に全力。 リーダーは部下に腹の中を読まれるな。 職場に居心地の良さを求めるな。組織の中にはいい思いをしている人とそうでない人が混在している。 目の前の仕事にしっかり取り組もうと割り切るべき。 レギュラーの甘えは完全に断ち切る。 俺のやり方はお前のやり方ではない。 基本の部分はコミュニケート

Posted byブクログ

2020/01/25

仕事で目立つ成果を上げようとすることと、人生を幸せに生きていこうとすることは、まったく別物。この言葉が頭に残った。 プロ野球の監督の仕事は、成果が目に分かりやすいが、ビジネスの成果は測り難い点が、組織や個人の管理に差が出る理由かな。

Posted byブクログ

2019/09/23

実績のある人だけに、それなりに説得力がある。本当はもっと天邪鬼な性格だと思うが、正論が多かった。ただ、ペナントレースで優勝することだけを目的とし、お客さんを楽しませることは2の次的な考えは同意しかねる。長嶋監督のやり方を暗に批判していたが、これはこれでいいと思う。

Posted byブクログ

2019/05/25

○どんな本? 選手として、監督として、素晴らしい実績を残してきた落合さんの著書。 ○学んだこと ・「嫌われている」「相性が合わない」は逃げ道である ・「心技体ではなく「体技心」 ・自分の目標を達成したり、充実した生活を送るためには、必ず一兎だけを追い続けなければならないタイミン...

○どんな本? 選手として、監督として、素晴らしい実績を残してきた落合さんの著書。 ○学んだこと ・「嫌われている」「相性が合わない」は逃げ道である ・「心技体ではなく「体技心」 ・自分の目標を達成したり、充実した生活を送るためには、必ず一兎だけを追い続けなければならないタイミングがある。 ○感想 落合さんの言葉は、実績に裏付けされた重みがあり、心にスッと入ってくるものが多かった。

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2019/02/05

さてさて久しぶりの読書感想文の時間がやってきましたよ。何 なぜこの本を手に取ったかと言うと、仕事で後輩の扱いに困っているから何かヒントは得られないかと考えたからだ。つまり落合氏の実績やリーダーシップから何か学べるものはないだろうかと期待したのだ。 結論的には、この本は様々な学...

さてさて久しぶりの読書感想文の時間がやってきましたよ。何 なぜこの本を手に取ったかと言うと、仕事で後輩の扱いに困っているから何かヒントは得られないかと考えたからだ。つまり落合氏の実績やリーダーシップから何か学べるものはないだろうかと期待したのだ。 結論的には、この本は様々な学びを含んではいたが、著者はクドクドとリーダーシップの何たるかを説いている訳ではなく、終始一貫して監督業をしていた8年間にどのような考え方で組織を導いてきたかを説いている、言わば哲学本と言っても良い内容だった。 落合氏はメディアに多くを語らない、いわゆるリップサービスをしないので有名な監督だった。それゆえメディアからはあることないこと時にはオレ流と揶揄され批判的に書き綴られてきたと思うが、それでも結果を出してきたので、結局その胸の内は語られることはなく、謎めいたものであったと言っても良い。日本シリーズで先発がノーヒットノーランを達成する直前に9回のマウンドに抑えを送った、WBCへの選手派遣の拒否、就任1年目のキャンプ初日の紅白戦、その年優勝したのに18人を戦力外にした、などなど、あの日あの時の決断の裏には、悉く哲学に基づいた判断があったことが分かる。つまり落合氏のパーソナリティーを深く知ることが出来、それが本書の代え難い価値なのだと言える。 さてさて、この本はプロ野球ファンにしか楽しめないものであろうか。目を凝らせばそうではない点もあることが分かる。が、多少なりとも落合氏のことを知っていた方が楽しめるものなのだろう。 さて、冒頭の目的とする情報が得られたのか確認するとする。強いチーム作りとは確かに監督の力があってのことなのだろうが、より詳細には監督が全部やっていてはパンクするので監督が安心して任せられるコーチがいてのことであろう。そして更には選手1人1人の努力がないと元も子もないのである。しかしその選手1人1人の自覚、気づきを促しいかに実行に移させるか、それは監督の手腕なのである。落合氏はキャンプ初日の紅白戦を宣言することで、臨戦態勢でのキャンプ開始を目論み、結果として6勤1休のスケジュールを乗り切った選手たちは、苦しい夏場も乗り越えることができた。監督としての影響力を生かして、たった1言で選手たちの意識を改革してのけたのである。また、責任はオレが取る、自由にやらせるのが最大の規律になる、自分で考えて行動させる、これらのことも1人1人が自律した組織作りに必要なのかも知れない。 ■まとめ 最後の方に「人生を采配する」という言葉がある。ほとんどその言葉で本書は締め括られているようなものだが、采配するとは「操る」「指揮する」「決定する」ような言い換えができる。要するに著者の言いたいことを推察すると、ブレない考え方(=確固たる信念、哲学とも言い換えれる)を持って人生を歩めば私のように成功できますよ、ということなのではないだろうか。もちろんどこかのページに書かれていたように「采配は結果論」ではあるのだが。少なくとも自分の人生を采配できない人には成功も失敗もないのではないだろうか。流されやすい日本社会に向けたメッセージのように感じる。

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2018/12/30

落合博満の仕事に対する考え方、リーダーシップ論、人生論が書かれています。 世間で言われている「オレ流」という変わり者という印象はなく、至極真っ当な考え方ばかりで共感できる部分が多いです。 2005年の日本シリーズ「幻の山井の完全試合」の真相も書かれていてます。 言いたいことは、そ...

落合博満の仕事に対する考え方、リーダーシップ論、人生論が書かれています。 世間で言われている「オレ流」という変わり者という印象はなく、至極真っ当な考え方ばかりで共感できる部分が多いです。 2005年の日本シリーズ「幻の山井の完全試合」の真相も書かれていてます。 言いたいことは、その瞬間に最善の判断をすること、それに尽きます。

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2018/12/22

落合博満は2004年から2011年まで8年間監督として中日ドラゴンズを率いチームを4回優勝に導いた。名監督の称号を冠するに十分な実績と言えるだろう。 マスコミが使う「落合流」という言葉にポジティブな意味が含まれることは殆どない。球団との契約に基づき、チームの勝利を最優先に考えた...

落合博満は2004年から2011年まで8年間監督として中日ドラゴンズを率いチームを4回優勝に導いた。名監督の称号を冠するに十分な実績と言えるだろう。 マスコミが使う「落合流」という言葉にポジティブな意味が含まれることは殆どない。球団との契約に基づき、チームの勝利を最優先に考えた末の“采配”を皮相的にしかとらえず「唯我独尊」の一言で片づけてしまうのは芸がなさ過ぎる。極論は避けたいが、本来的には結果が全てであるはずの監督業で勝利至上主義に徹することが批判に晒されることには違和感を禁じ得ない。 自分にない色を使う勇気が絵の完成度を高めてくれる。 身体の違和感という言葉に違和感を覚える。

Posted byブクログ

2018/11/19

落合監督がマネジメントについての持論を展開。一つ一つの言葉はシンプルだが、経験と実績に裏打ちされている内容は深く、心に残る。「すべての仕事は契約を優先する」の項目では、WBCに対して監督就任要請を断り、さらに選手の派遣も断ったのは、「チームを優勝させるために全力を尽くす」という球...

落合監督がマネジメントについての持論を展開。一つ一つの言葉はシンプルだが、経験と実績に裏打ちされている内容は深く、心に残る。「すべての仕事は契約を優先する」の項目では、WBCに対して監督就任要請を断り、さらに選手の派遣も断ったのは、「チームを優勝させるために全力を尽くす」という球団との契約を全うするためという、ごく当たり前のことであり、どうして批判を受けなければならないのか理解に苦しむ、というくだりがあった。契約を守るのが当然のことであるにもかかわらず、世界一になるという大義名分の前に、契約や組織図をなし崩しにしてしまう日本の風潮に対する批判ともなっている。そのほか、ドラゴンズ監督時代の疑問のいくつかに回答が与えられていて面白く読めた。たとえば、慣れによる停滞感を取り除くために、井端と荒木の二遊間をコンバートしたという話など。結局、ビジネスの世界でもスポーツの世界でも人の心は同じ。だからこそ、マネジメントには普遍性があるのだと感じた。

Posted byブクログ