采配 の商品レビュー
落合さんは大企業の社長ポジションでもある程度うまく運営しそうな雰囲気がある。 確かに野球ファンからしたら全員監督が落合さんみたいになったら退屈で困るが勝ちにストイックで実際常勝チームが1ついたら面白いと思う。
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オレ流と評された落合博満氏のコーチング理論を学べる。世の中の人が彼に抱いているであろう、無愛想で無慈悲だというイメージからは想像できないほど、組織の発展と真摯に向き合い、部下に対して深い愛情を持って仕事に取り組んできたのだということが分かった。だからこそ、数々のすばらしい結果を残...
オレ流と評された落合博満氏のコーチング理論を学べる。世の中の人が彼に抱いているであろう、無愛想で無慈悲だというイメージからは想像できないほど、組織の発展と真摯に向き合い、部下に対して深い愛情を持って仕事に取り組んできたのだということが分かった。だからこそ、数々のすばらしい結果を残せてきたのだろう。どんな職種であれ、人を育てる立場にいる人にお勧めしたい本である。
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この人の本は何冊も読んだが、考え方にブレがなく面白い。優勝という目標に向かって何をすべきか、その判断の基準が全然ブレない。参考になる言葉もたくさんあった。 ■安定感より停滞感の方がリスク。 ■ミスは叱らないが、手抜きは叱る。 ■データに使われるな、データを使え。 目標を優勝からシ...
この人の本は何冊も読んだが、考え方にブレがなく面白い。優勝という目標に向かって何をすべきか、その判断の基準が全然ブレない。参考になる言葉もたくさんあった。 ■安定感より停滞感の方がリスク。 ■ミスは叱らないが、手抜きは叱る。 ■データに使われるな、データを使え。 目標を優勝からシェア1位とか●●円の利益として経営者になってもらったら素晴らしい実績をあげるのではないかと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・リーダーには情熱と闘志と変革したいという強い気持ちが必要 ・一度きりの人生で後悔ないように采配し、選択した道は踏ん切りをつける ・環境は言い訳にはせず、やると決めたら逃げずにやり切るのがプロフェッショナル 【1章】 ・向上心より野心を抱くことで、やるべきことが見えてくる ・一生懸命やったのに、は逃げ道で自身を見る目が曇り始めたサイン。冷静に自分の立ち位置を見るべき ・不安もなく生きていたり、絶対的な自信を持っている人はいない →不安だから練習する ・不可能と思える目標を設定することでノルマを通過点だと感じれるし、今までのやり方や視点を変えることができる → 【2章】 ・「仕事をした」と言えるのはチームが勝った時だけ、負けない努力が勝ちにつながる ・監督の采配とは、邪念を振り払い、今この一瞬に最善を尽くす ・勝負に絶対はない、しかし最善の策を講じていれば仮に負けても次に勝つ道筋が見える ・今1番大事なことは何か、と言う点は見誤ることなく最善の手を打つべし ・勝利は人によってそれぞれで、勝利をひたすら目指すプロセスが人生そのもの 【3章】 ・どれだけ小さなものでも「手抜き」を放置するとチームには致命的な穴があく(ミスは仕方なく、それをどう振り返り改善するかが大事) ・指導者は欠点を長所に変える目を持つ ・方法論を示しやればできると思うことができれば、組織の歯車は目指すべき方向に進む ・言いたいことをただいうのではなく、相手の状況などを踏まえて相手の気持ちに寄り添って伝えることが大事 ・結婚するなど背負うものが増えればパフォーマンスが上がるかもしれない 【4章】 ・自分にない色(能力)を使う勇気が絵の完成度を高める、自分にできないことは周りを頼る ・選手やチームのためなら監督は嫌われ役になる、要は何かのためという目的が大事 ・チームリーダーが必要なのではない、個人それぞれが自立心、競争心、闘志を持つことが大事 ・自分の腹の中を読まれてはいけないこともある、それはずっと心にしまっておくべき ・できる人、できない人、両方の気持ちをわかる人はマネジメントで活かせる、それぞれにあった指導を心掛ける 【5章】 ・歴史を学ぶことで、同じような失敗を繰り返さないことにつながる、同じ世界や組織の歴史は学ぶべき ・どんな環境だろうとやると決めたら目の前のことをやる(ただ自分に必要な環境を求める権利はあると思う) ・あえて極論のレアケースを考えることで、議論が活発になり万全の準備ができる 【6章】 ・個人の成長速度には個人差があるので、守るべき順番を踏み、必要な時間はかける必要がある ・選手のサインにいち早く気づき、受け止め、次の手を打つことは大事な1つ ・考えを押し付けてはいけない、あくまで基本をコミュニケートするに留めてあとは本人に合う方法を探らせる(じゃないとダメにさせかねない) ・リーダーとして大事なのは方針を明確に示して、ぶらさず、周りのメンバーがちゃんとついて来れるようにすること ・リーダーに1番大事なのは、身を置く世界に愛情と情熱、変革しようという意欲を持つこと ・仕事で目立つ成果を出すことと、人生を幸せに生きていくことは別ものだし、他の人と比較するものでもない 【おわりに】 ・どちらの道を選択するかで人生は大きく変わるが、選択しなかった未来は見れないので、選択した道をこれでよかったと踏ん切りつけて進むことが大事
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落合は、2004年から2011年までの8年間、中日ドラゴンズの監督を務め、セリーグ優勝を4回に加えて、2007年にはリーグ2位であったがCSから勝ち上がり、日本一の座を得ている。その他の3年間も、2位が2回、3位が1回という、監督としては文句のつけようのない成績を上げている。 本...
落合は、2004年から2011年までの8年間、中日ドラゴンズの監督を務め、セリーグ優勝を4回に加えて、2007年にはリーグ2位であったがCSから勝ち上がり、日本一の座を得ている。その他の3年間も、2位が2回、3位が1回という、監督としては文句のつけようのない成績を上げている。 本書は2011年、落合が中日の監督を退任した年に発行されている。監督を務めた8年間について、どのような考えで指揮を執っていたのかを、自ら語る形で書かれたものである。オーソドックス、勝負に厳しい、采配自体は奇をてらったところがなく、むしろ、勝負が始まるまでの準備に多くの時間と配慮を割いている。そのような印象を持った。 私はカープファンであり、今年は久しぶりにペナントレースを楽しむことが出来た。ドラゴンズの野球に注目しているわけではないが、今年のドラゴンズは、立浪監督のもと、成績が振るわなかったばかりではなく、将来に向けて楽しみな要素があったのかどうか。当たっているかどうかは分からないが、監督によって、チームは大きく変わるのではないか、と思わせるような本だった。
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『嫌われた監督』という第三者から見た落合像を見て、これは本人自身の言葉で書かれたものを読まなきゃ!と思って、今更ながら読みました。あちらがドラマ仕立てなら、こちらは仕事の教訓のエッセイ風。絶対両方を読むべきです!イメージ通りの部分と意外だった部分。共感する部分とそうでない部分。や...
『嫌われた監督』という第三者から見た落合像を見て、これは本人自身の言葉で書かれたものを読まなきゃ!と思って、今更ながら読みました。あちらがドラマ仕立てなら、こちらは仕事の教訓のエッセイ風。絶対両方を読むべきです!イメージ通りの部分と意外だった部分。共感する部分とそうでない部分。やっぱり、プロに入るまでも入ってからもずいぶん苦労されてきた方だからこそ見えている部分があるなぁと感じました。企業で働くに当たっても、共通することが多く、すごく示唆に富んでいて、参考になりました。
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選手としても監督としても圧倒的な成績を残しているだけに、説得力がある。 主義主張やその裏付けとなる理論も、一見常識に反しているように見えて、よくよく聞くと成程という理屈があっておもしろい。 でも、聴く側に聞く意思があるからかもしれない、とも思った。 落合監督は、キャンプ中の...
選手としても監督としても圧倒的な成績を残しているだけに、説得力がある。 主義主張やその裏付けとなる理論も、一見常識に反しているように見えて、よくよく聞くと成程という理屈があっておもしろい。 でも、聴く側に聞く意思があるからかもしれない、とも思った。 落合監督は、キャンプ中の守備練習にいつまでという時間制限は設けないそう。時間が決まっていると、選手はその時間をやり過ごそうとしてしまうからだと。なるほどねえと思えるが、同じ落合さんが例えば、「短めの時間を設定する。あと何分しか出来ない、と思えば、同じ1分でも集中力が全然違ってくる。」と言えば、なるほどそうか、と思いそう。結局は、あれだけの成績を挙げた人なのだから信じてついていこう、と思わせられるのかなあ、と思った。 でも、名選手は必ずしも名監督ならず、というからには、やっぱりそれだけではないんだろうな。 P222 日本のプロ野球の歴史で100勝したチームがないことを考えても、ペナントレースを制するためには「50敗する間にどれだけ勝てるか」を追い求めていく。(全試合勝ちに行く)長嶋さんの采配は、まさに不可能への挑戦だったと言える。
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自分で育つ人:野心 前向きにもがき苦しむ 不安→練習・練習→成長 体技心 経験の復習 一兎だけ追う 超一流・協力者必要 勝つ:負けない努力 采配は結果論 勝負の方程式 契約優先 才能を育て伸ばす:手抜きは叱る 欠点は武器に 自由≠好き勝手 契約ドライに・引き際きれいに 本物のリー...
自分で育つ人:野心 前向きにもがき苦しむ 不安→練習・練習→成長 体技心 経験の復習 一兎だけ追う 超一流・協力者必要 勝つ:負けない努力 采配は結果論 勝負の方程式 契約優先 才能を育て伸ばす:手抜きは叱る 欠点は武器に 自由≠好き勝手 契約ドライに・引き際きれいに 本物のリーダー:1ミリ残らず任せ切る 嫌われ役 常勝チーム:自己成長・数値目標無意味 すべては堂々たる模倣 ×居心地のよさ 極論から物事の本質 次世代リーダー:段階 タイミング 俺のやり方≠おまえのやり方 愛情と情熱 成果と幸せに生きる別軸
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2004年から2011年まで中日ドラゴンズの監督であった落合博満氏の、監督退任直後の著書。 2011年11月初版であるため、当時の落合氏の考え方や監督時代の話などが伺える。10年前の著書であるため少し時代にそぐわないこともある。 しかし落合氏の野球観から社会人としても参考になる...
2004年から2011年まで中日ドラゴンズの監督であった落合博満氏の、監督退任直後の著書。 2011年11月初版であるため、当時の落合氏の考え方や監督時代の話などが伺える。10年前の著書であるため少し時代にそぐわないこともある。 しかし落合氏の野球観から社会人としても参考になることが多々ある。 特にリーダーとしての立ち居振る舞いや考え方はとても参考になる。 ・ミスは責めない。手抜きは叱る。 ・方法論をしてして、やればできるという成功体験をさせる ・1人の実力を10-15%あげ、組織全体の向上を図る 広い視野を持っている落合氏ならではの考え方や名言もあり、時々読み返したい本である。
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野球好きじゃなくても、名前と凄い選手だったことぐらいは知っているが、実は天才で最初から一流選手として優遇されていた訳でもない、下積みから這い上がり超一流になった選手。 選手時代には基本を疎かにせず努力を怠らない。自分の弱点や体の不調を見破られないよう秘密を守る。周りの人に積極的...
野球好きじゃなくても、名前と凄い選手だったことぐらいは知っているが、実は天才で最初から一流選手として優遇されていた訳でもない、下積みから這い上がり超一流になった選手。 選手時代には基本を疎かにせず努力を怠らない。自分の弱点や体の不調を見破られないよう秘密を守る。周りの人に積極的にアドバイスをもらう。を徹底し、45歳まで現役を続けた。 監督になってからは、選手を平等に扱い、チームのためにどうするべきか、選手のために何をしてあげるべきかを常に考え、「俺が監督だから」と全てをやろうとはせず、任せられるところは完全にコーチに任せ責任は全て自分が取る。自分の存在が選手を萎縮させると思えば距離をとってあげるなど、「今誰のために何をすべきか」をよく考えて行動していた。 あらゆる世代の自己啓発本をギュッと一冊にしてくれた、とても勉強になる本でした。
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