ホテル・ピーベリー の商品レビュー

近藤史恵【著】

2016/05/02

ハワイにあるホテル・ピーベリー。
リピーターお断り、一度しか止まれないホテル。

小学校教師を辞めてぼーっと暮らしていた主人公がそこを訪れる。
ホテルで居合わせた客たち、ホテルのオーナー夫妻。

主人公の心情やハワイの景色も興味深かったのですが、途中から急にミステリーになりました。

2016/02/25

人生に疲れた男が訪れたのは
日本人が営むハワイの小さなホテル。
そこは3ヶ月まで滞在でき
しかし一度しか泊まることはできないという。

全体に薄灰色のようなイメージ。
淡々としていながらもそれぞれの感情が伝わってきた。
謎解きに重きを置いていないのだろうが
それにしてもちと急な印象。

【図書館・初読・2/25読了】

2016/01/01

3カ月も何の予定もなくハワイに滞在するなんて、
なんて贅沢な！！！！

という感じだけど、

まったくそんな浮かれた感じはない。

なんだか謎を抱えているように見える人たちが宿泊していて、
そして、立て続けに死んでしまって、
気味が悪いけれど抜け出せない。

後半は一気に読み進めたけれど、
ホントにあの人は警察に行くと思う？？と
非常に気になる終わりだった。

あと、主人公が教師の時にやったことは
「許してよー」と言われても絶対許せない。
十分にトラウマ残したぜ、あんた。と思うね。

2015/11/08

旅している間は現実を忘れられる。でもいつかは戻らないといけない。
ハワイのイメージと本当の姿の対比、そしてまさかの真実。
ピーベリーのコーヒーはあっさり飲みやすい味ではなくて苦味のある後味なのでしょうか。

2015/06/02

ハワイのバカンス物語…なわけもなく、途中まで近藤さんの作品だということを忘れるくらい謎に満ちたピーベリーでの生活。ドロドロの過去、消化しきれない彼への思い。逃避行で解決するのかと思いきや連続して死亡する宿泊客。この展開の早さで飽きずに最後まで一気読みでした。真相は自分勝手で救いようがないと思ったけど、そのまま帰っちゃうのね、と驚きも。ハワイののんびりした雰囲気も伝わってきて、また行きたいな、と思ったり笑　その後が気になるのは生き残った登場人物全員。二人は今度は許される、心からの恋愛ができるのでしょうか…。

2015/02/11

ツールドフランンスを舞台にした『サクリファイス』以来久しぶりに近藤史恵さんの作品を読んでみた。サスペンス物だから当たり前なのだが、ハワイ島を舞台にしていてもやはり読み始めて流れ始める雰囲気はサクリファイスと同じくくらい物だ。自分のことを明かさない旅人達が集ったホテルで起こる一つの事件。その事件の裏にあった真実は？というサスペンスでさくっと読め、ハワイ島の雰囲気もそれとなく感じられたのでまあいいかという読後感でした。損は無いけどおすすめも？かな。

2015/01/17

１日で一気に読んだ。ハワイ島に行ってみたくもなるし、休暇中の南国で読みたくなる1冊。
だけど…読後感がよくないのはなぜだろう。

2014/06/20

推理ものと思わず読み始めたので少しびっくり。
とにかく旅にでたくなり、ゆっくり過ごしたくなる。
この作品で近藤史恵さんのファンになりました(○･v･)

映画化してほしいなーと思いながらサクサク読めました。どこか暗い主人公と裏腹な爽やかなハワイ。なーんかオシャレな本です。

2014/04/06

ハワイの魅力もしっかり書いてあって(行ったことないけど)、最後は、あー、良かったぁ。ページの少なさにハラハラするけど、ご安心を。
ピーベリー、飲んでみたいなー。
日本でも買えるのかな?
2014/3/7読了

2014/02/26

サクリファイスを読んだ時も思ったけど、この作者さんの作品はなぜだか暗い。どんより重い。閉鎖的。どの作品にもそれが横たわる。ある意味すごいな。で、謎解きの瞬間の背筋がぞっとする感じ。別にホラーじみた怪談でもないのに、ひやっとなる。
最長三ヶ月まで滞在出来るが、リピーターにはなれない。そんな不思議なハワイのホテルに宿泊をした主人公。気づけばそこで二人亡くなり…。
推理と思わずに読んでいたこともあり、まあまあ驚いた。やっぱり後味悪いけど、これもまた醍醐味。
キリコさんシリーズなら多少明るい要素もあるけど、奥底の暗さがあるので、明るさ全開の作品もあるなら読んでみたいなあ。