1,800円以上の注文で送料無料

ホテル・ピーベリー の商品レビュー

3.3

110件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/12/10

ハワイのホテルに宿泊する客とホテルのオーナー夫妻をめぐって展開されるミステリー。 終盤で一気に小説の仕掛けが見えてくる。

Posted byブクログ

2011/12/10

そんなにミステリーって感じでもないかな。 ハワイについて知らなかったことが沢山あって勉強になったけど もっとハワイを満喫できるような描写があってもよかったかな。 でも1度は行ってみたくなった。

Posted byブクログ

2011/12/04

ハワイの小さなホテルを舞台としたミステリ。この「ホテル・ピーベリー」の雰囲気はとても良くて、滞在したくなってしまいます。しかし私もハワイってのは常夏の国だと勘違いしていましたよ。そんなにいろんな気候があるだなんて、とっても意外。 リゾート気分でのんびりとするなか、突如起こった事件...

ハワイの小さなホテルを舞台としたミステリ。この「ホテル・ピーベリー」の雰囲気はとても良くて、滞在したくなってしまいます。しかし私もハワイってのは常夏の国だと勘違いしていましたよ。そんなにいろんな気候があるだなんて、とっても意外。 リゾート気分でのんびりとするなか、突如起こった事件はさほど不思議でもないのだけれど。そこから少しずつ広がる不穏な空気と、とある疑念。まさかこんな真相があったとは。そしてこのホテルの名前の意味も、重ね合わせてみるとなんだか切ない……。

Posted byブクログ

2011/11/30

切なく美しいミステリー。 近藤史恵さんの描く登場人物は、皆でいて私である。 絶対、心に刺さる言葉があるはず。

Posted byブクログ

2011/11/27

内容(「BOOK」データベースより) 不祥事で若くして教師の職を追われ、抜け殻のようになっていた木崎淳平は、友人のすすめでハワイ島にやってきた。宿泊先は友人と同じ「ホテル・ピーベリー」。なぜか“滞在できるのは一度きり。リピーターはなし”というルールがあるという。日本人がオーナーで...

内容(「BOOK」データベースより) 不祥事で若くして教師の職を追われ、抜け殻のようになっていた木崎淳平は、友人のすすめでハワイ島にやってきた。宿泊先は友人と同じ「ホテル・ピーベリー」。なぜか“滞在できるのは一度きり。リピーターはなし”というルールがあるという。日本人がオーナーで、妻の和美が、実質仕切っているらしい。同じ便で来た若い女性も、先客の男性3人もみな、日本人の旅行者だった。ある日、キラウェア火山を見に行った後に発熱した淳平は、和美と接近する。世界の気候区のうち、存在しないのは2つだけというこの表情豊かな島で、まるで熱がいつまでも醒めないかのごとく、現実とも思えない事態が立て続けに起こる。特異すぎる非日常。愛情、苦しみ、喜び、嫉妬ー人間味豊かな、活力ある感情を淳平はふたたび取り戻していくが…。著者渾身の傑作ミステリー。

Posted byブクログ

2011/11/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ここにいる人間は皆嘘をついている」 ヒロ郊外にあるゲストハウスに集う旅行客4人と、そのオーナー。 全員がどことなく謎めいている中で一人が亡くなる中版から後半一気に展開されるミステリは「砂漠の悪魔」風。 最初がゆっくりした展開なだけにそう感じられる、というのもあるけど。

Posted byブクログ

2011/11/24

これは帯が間違ってると思う。「満を持して送り出す衝撃のシナリオ!」とか「衝撃なしに真相を知ることは不可能」「渾身の傑作ミステリー!」ここまで煽られればどんな複雑なミステリーが繰り広げられるかと期待してしまう。 そうではないのだ。 確かに終盤ほんの少しミステリーっぽい展開は出てくる...

これは帯が間違ってると思う。「満を持して送り出す衝撃のシナリオ!」とか「衝撃なしに真相を知ることは不可能」「渾身の傑作ミステリー!」ここまで煽られればどんな複雑なミステリーが繰り広げられるかと期待してしまう。 そうではないのだ。 確かに終盤ほんの少しミステリーっぽい展開は出てくるけど、推理というほどのことでもないし、そもそも物語の4分の3あたりまで、まるっきりミステリーらしい展開がない。しいていえば、和美さんの行動が謎(笑)。 木崎という青年の心理描写やハワイの風景などが細やかに描きこまれて、けだるい南国の、時間が止まったような状況が語られる。 「長すぎる夏休みは人の心を蝕む」「宿泊は一度きり。リピーターはお断り」という謎めいた設定にワクワクさせられるが、そのワクワクと真相が一致せずにちょっと肩透かしな感じがしてしまう。 正直に言うと、どこが「衝撃の真相」なのか最後までわからなかった。わからないことがショックなくらい。 ミステリーだと思わないで読めば、人間の複雑な心理を描いた物語として楽しめるとは思う。 どこか、読み落としていたのか……と不安になるほど「衝撃」がなくて困惑する。時間を置いてまた読めば違う所が見えてくるかもしれないので、それに期待することにしよう。

Posted byブクログ

2011/11/22

個人的にはとても好きなタイプの作品でした。 とある事情で仕事を辞めた男が友人に勧められ、3か月の旅行に出かけた先はハワイ島。 そのホテルはとても居心地がいいけれど、最長滞在は3か月、リピーターはお断りでそこに泊まれるのは一度きり、という不思議なルールがある。 ハワイ島の自然や気候...

個人的にはとても好きなタイプの作品でした。 とある事情で仕事を辞めた男が友人に勧められ、3か月の旅行に出かけた先はハワイ島。 そのホテルはとても居心地がいいけれど、最長滞在は3か月、リピーターはお断りでそこに泊まれるのは一度きり、という不思議なルールがある。 ハワイ島の自然や気候などの雰囲気が押しつけがましくなく描かれていて、一方人間同士のドラマもあり、ミステリもあり。 それでもなぜかガチャガチャとうるさい感じのまったくしない、すっきりとした読んでいて心地のいい作品でした。 パンケーキの香りやコーヒーの香り、食べ物の味などが思わず脳内で再生される描写も印象的。 ガツンというパワーこそないものの、色んな人にお勧めしたくなる作品です。

Posted byブクログ

2011/11/30

【木崎淳平は教師をやめ、ハワイ島を訪れる。友人から奨められた日本人経営のホテルは「リピーターを受け入れない」ことが特徴だという。やがて同宿者がプールで溺れ死ぬ事件が起きた。直後にはバイク事故でもう一人が。このホテルにはなにかがある……。不穏な空気に充ちた、傑作ミステリー。】

Posted byブクログ

2011/11/16

序盤、この本がミステリーだとは思わないだろう。 「近藤史恵がなんだかほのぼのしたものを出した」くらいにしか。 少しはミステリーのニオイが出てくるけど…。

Posted byブクログ