夢違 の商品レビュー

恩田陸【著】

2014/06/06

悪夢ちゃんの原作だと聞いて読み進めたけど、全く別物。結局、あの車の事故に合った人達はどうなったの？！こちらももやもやが残った。

2014/05/22

恩田先生の語り口やっぱり大好き。読んでいる間の、心地よく運ばれるような感覚はとても気持ちいい。
「夢」と「幽霊」の関連がじわりじわりと明らかになっていく過程が、読み終わるのがもったいないくらい。

ただ個人的に、不倫の愛が真実の愛でそっちを選ぶっていう結末は、なしだとは思わないものの…　捨てられる配偶者の方がなんの罪もない良い人だと、お花畑な主人公カップルに心からおめでとうとは言えない。
ハッピーエンドのように見えてそうではない、結末に不穏な雰囲気を感じてしまう。（そういう狙いだと思います）

2014/05/12

やっぱり、一気に読ませる。
読んだ後、あー読んだなー！と達成感もある。けど、少ししてから、いろんなことが宙ぶらりんなままであることに気づき、ちょっとずるいなーと思う。

2014/05/10

今回は珍しくちょっと未来のお話、現在においても夢を可視化する技術が実現しようとしている。その夢見に恩田流の味付けを施すと、なかなか面白い物語が出来てきた！
『夢は外からやってくる』

2014/04/14

新聞連載だけあって、最初から最後まで、途切れることなく物語が盛り上がっていって面白い。ただ、ホラーチックに描かれた学校や子ども達の描写が、最後の結末とあまり納得行く形で結ばれていないので、読後は爽やかだが、すっきりしない。

2014/04/13

この本を読んでいる間、自分でも不思議な夢を何回か見ました。現実と夢の世界、何処かで繋がっているのでしょうか？

2014/04/08

現実に似ているのに、どんな「おかしなこと」も起こって、ぼんやりしている。
夢ってどうしてこんなに怖いのだろう。
最近、夢をテーマにした物語はどれもこれも恐ろしいような気がする。
最初に出てきた怪談がものすごく怖くて、読みながら、本を閉じたらその後ろに女の顔が見えるのじゃないかと嫌な不安にかられていた。
それはそれとして、お話自体は、部分部分はすごく魅力的なんだけど、活かしきれてない感じ、というか…せっかく登場したんだからもっと活躍させてほしいものがたくさんあった。
あと、最後なあ…現実か夢かも分からないけど、主人公結婚しちゃってるしなあ…

2014/03/10

悪夢、白昼夢、正夢、夢のお告げ、夢にまつわる言葉はいっぱいある。昔から、不思議な夢体験をしてる人が多いから、なんでしょうねぇ。夢＝無意識の世界だから、科学が進んでも、なかなか解明しようがなさそうに思えますが。

この小説の中では「夢を映像化し、他人も見ることができる」ようになっている。夢が個人的なものでなくなったら、こう言うことが起きるのか、というサスペンスです。夢か現実か、境界があやふやになっていく様、映画「インセプション」を思い出しました。

そういえば、夢に誰かが出てくるとき、自分がその人を思ってるから（思いが強いから？）だと思ってました。が、日本古来の言い伝えでは、「相手があなたのことを思っている」からだとか。これはちょっと新鮮で、素敵だなと思っちゃいました。

2014/03/06

ドラマ「悪夢ちゃん」の原作？
一から受け入れなきゃいけない設定があって、気力がある時じゃないと読めない。
読みやすさはあるのでいつか読みたい。
p74

2014/03/01

夢を可視化できるようになった世界の話。
予知夢、神隠し。雰囲気とかは好きなんだけど、ラストがなぁ・・・・・・