夢違 の商品レビュー
妙なタイトルでドラマ化されていたから、ちょっと敬遠していた作品。ドラマの方はスピンオフで、時系列で言うとこの作品の過去の話になってるのかな? 中盤までは事件に関する情報だけがどんどん入ってきて、不気味さだけが増していく。 どういうことだ?と悶々としているうちにあっという間に終盤...
妙なタイトルでドラマ化されていたから、ちょっと敬遠していた作品。ドラマの方はスピンオフで、時系列で言うとこの作品の過去の話になってるのかな? 中盤までは事件に関する情報だけがどんどん入ってきて、不気味さだけが増していく。 どういうことだ?と悶々としているうちにあっという間に終盤へ。 しかしまあ、最後は「ご想像にお任せしまします」と言わんばかりに突き放された。 事件に関して仮説はいろいろ出てきたけど、根拠はまるでなかったし、どう捉えればいいんだろうなぁ。 面白いし、こういのも嫌いじゃないけど、スッキリしたかったというのが本当のところ。
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あれ?これで終わり?と不完全燃焼してしまいました。 私も奥さんはどうなったのか気になりました。 というか奥さん出てこない方が良かったのだろうか
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夢違… 考えている間に話は終わってしまいました。うむむむむ…結局浩章さんて人は、嫁はんどうしたの? あの春に再会出来たのは嬉しいが…途中から話の中にでなくなった嫁はんが気になります。
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夢札、という技術によって人の見る夢を可視化できるようになった時代、白昼の教室で起こった集団白昼夢の事件を追う夢札解析の専門家が出会ったその謎の真実とはなにか。夢札を探りゆくうちに、彼はもう居ないはずのひとの影を見つけてゆく。 夢か現実かがあいまいになっていく、とは作中の人物の言葉...
夢札、という技術によって人の見る夢を可視化できるようになった時代、白昼の教室で起こった集団白昼夢の事件を追う夢札解析の専門家が出会ったその謎の真実とはなにか。夢札を探りゆくうちに、彼はもう居ないはずのひとの影を見つけてゆく。 夢か現実かがあいまいになっていく、とは作中の人物の言葉ですが、読み手のほうもどこかその境があやふやになって漂わせるような幻想的な雰囲気が満ちています。興味を抱かせる不可思議さの描写は作者は髄一なだけに、この不可思議が満ちた夢の情景はとても魅力的です。 夢札、という技術はかなり空恐ろしく感じたものですが。予知ができなくとも、自分が制御できない自分のうちをさらけだすということは、とても羞恥であり恐怖に思える、のは考えすぎですかね。 結末は、こういうタイプの話ならまあありかなあと思わなくもないですが、もう少しはっきりとした結びをほしかった気がしますが。それもまた作者らしいといえば、そうなのですが。
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申し訳ないけど低評価で。 まず物語から。 まったく盛り上がりもなく、 たんたんと話が進み、 意味不明のまま終ってしまった感が否めません。 まぁ、ラストに唯一、 救われた感があるので☆2つで。 でも、それもそれまでの内容はまったく無視。 (^_^;) 文章について、 誤解の無い...
申し訳ないけど低評価で。 まず物語から。 まったく盛り上がりもなく、 たんたんと話が進み、 意味不明のまま終ってしまった感が否めません。 まぁ、ラストに唯一、 救われた感があるので☆2つで。 でも、それもそれまでの内容はまったく無視。 (^_^;) 文章について、 誤解の無いよう先に書いておきますが、 筆者は意図的にこの手法をとったのかも知れませんので、 あくまで僕個人の受けた印象として読んで下さい。 描写の繰り返しが多く、 なかなか新情報が入って来ない。 なので、 ストーリー展開が遅い。 なので、 話を進める為に突拍子もない所から重要な情報を持って来る。 つまり、 延々と繰り返される文章を読んだ意味が無くなる。 このループなので、 「続きを読みたい!!」となれなかったです。 再度、本を開くまでに時間がかかりました。 夢を可視化し記録するシステム『獏(ばく)』。 このSFな素材は面白いと思いましたが、 まったく活かせてない印象です。 そう考えると、 この『獏』を素材として使い面白い作品に作り上げた、 ドラマ『悪夢ちゃん』の脚本家の人は凄いと思いました。
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ドラマとは全く違った。 これがファンタジーの部類に入るのなら私は恩田陸さんのファンタジーは好きかもしれない。 不穏、不気味の連続、解決ももやっと。でもそれがいい。
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「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する、集団白昼夢。夢が記録されデータ化される時代、「夢判断」を手がける浩章のもとに、夢の解析依頼が入る。悪夢は現実化するのか? 戦慄と驚愕の幻視サスペンス。 「BOOK」データベースより。 面白かった!特別ホラーな内容では無いのに、ぞくぞく...
「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する、集団白昼夢。夢が記録されデータ化される時代、「夢判断」を手がける浩章のもとに、夢の解析依頼が入る。悪夢は現実化するのか? 戦慄と驚愕の幻視サスペンス。 「BOOK」データベースより。 面白かった!特別ホラーな内容では無いのに、ぞくぞくと怖い感じがとてもよかった。恩田さんの作品でも上位に好き。
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ミステリなのか幻想小説なのか…。 設定は面白いし、良いのだが、何か、足りなかったり、半端な印象が残る。 …で、奥さんはどうした!?
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やっぱり、恩田さんの文章すてきだなぁって思います。 読み返してみると、また違った感想を持つと思います。
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幻想文学なのか、ミステリーの類なのか、ジャンル分けに迷う一冊。 背筋が、ぞわぞわする感じをうまく書く人だなぁといつも思う。 いろいろと謎の残る結末でもあるような。後味は悪くはないけど、なんだか残る感じ。 奈良を舞台にした作品が多い気がするけど、奈良がすきなのかなぁ? 以前、斑...
幻想文学なのか、ミステリーの類なのか、ジャンル分けに迷う一冊。 背筋が、ぞわぞわする感じをうまく書く人だなぁといつも思う。 いろいろと謎の残る結末でもあるような。後味は悪くはないけど、なんだか残る感じ。 奈良を舞台にした作品が多い気がするけど、奈良がすきなのかなぁ? 以前、斑鳩や、飛鳥のほうを舞台にした作品にテイストが似てる。 夢をデータに残すことができるようになったら…一度自分の夢をみてみたいですね。いい夢を選んで(笑)
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