「社会を変える」を仕事にする の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者は、ITベンチャー経営者だった学生時代に、自分が本当にしたいことは何だろうと考え、「日本の役に立ちたい」と結論に行き着く。そして、NPOを立ち上げ、病児保育サービスを始動する。本書は、その過程で経験した挫折、やりがいなどがまとめられている。 実は、単行本の時にも購入して読み、大いに感化されたのであるが、今回改めて文庫化されて改めて読んでみることにした。 あとがきでも著者は書かれているが、ここ数年で本当に社会起業家という言葉は広く一般に認識されるようになってきている。ITベンチャー社長時代に利益のみを考えた経営に悶々としていたこと、学生時代に世の中でもてはやされるブランドによって掛かっている人物が自分に見えたという話、創業期からつっぱしり、多くの支援者の力を借りつつ、国にアイデアをパクられながらも徐々に病児保育サービスが認知され、活動の輪が広がっている様子など全てが新鮮に感じました。
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