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「社会を変える」を仕事にする の商品レビュー

4.3

60件のお客様レビュー

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2013/01/14

ソーシャル、という言葉がやたらと目立ちだした2011年ごろに購入して、塩漬けにしていた本。「エロビデオが借りにくくなった」「社会のためになんて中学生日記じゃないか」と等身大の言葉で語られる社会起業家としての歩みは刺激的で面白かった。病児保育サービスのNPOを立ち上げるときの苦労は...

ソーシャル、という言葉がやたらと目立ちだした2011年ごろに購入して、塩漬けにしていた本。「エロビデオが借りにくくなった」「社会のためになんて中学生日記じゃないか」と等身大の言葉で語られる社会起業家としての歩みは刺激的で面白かった。病児保育サービスのNPOを立ち上げるときの苦労は、日本型の公共サービスのさまざまな歪みが浮かび上がってきていた。経験上、この手のサービスは独りよがりにならないでいられるか、が決め手だと思う。著者の人柄にこそ、学ぶことが多いのでは。

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2012/12/15

(121215) 世の中の役に立って、かつお金を得るシステムを確立させたのは本当にすごいんだけど、この組織がNPO法人っていうことが印象に大きく影響している気がする。 だって、普通の株式会社だったら、ただ単に社会のニーズに対応する新しいサービスをつくって、 そのビジネスモデルを確...

(121215) 世の中の役に立って、かつお金を得るシステムを確立させたのは本当にすごいんだけど、この組織がNPO法人っていうことが印象に大きく影響している気がする。 だって、普通の株式会社だったら、ただ単に社会のニーズに対応する新しいサービスをつくって、 そのビジネスモデルを確立しましたってだけの話だし。

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2012/10/28

ブックオフで偶然見つけて読むことに。 端的に圧巻。引き込まれるように読めてしまう。内容自体がすごくリアルに書かれているのもそうだけど、何といっても、ソーシャルビジネスに対する考え方が変わった。 今まではソーシャルビジネスは、そのビジネスをやってる団体だけで社会を変えるってイメージ...

ブックオフで偶然見つけて読むことに。 端的に圧巻。引き込まれるように読めてしまう。内容自体がすごくリアルに書かれているのもそうだけど、何といっても、ソーシャルビジネスに対する考え方が変わった。 今まではソーシャルビジネスは、そのビジネスをやってる団体だけで社会を変えるってイメージかあったけどそうじゃない。モデルを作ってそれをどんどんパクってもらう。それによって、社会が変わる。 言わば、起爆剤のようなものなんじゃないか。そう思えるようになった。 駒崎さんは氷砕船って例えてて、それはそれでわかりやすいけど、自分は起爆剤の方がしっくりくるのかなって思った。 この本で一番伝えたかったことは、最後にも言ってるし、タイトルにもなってるけど「社会を変える」を仕事にできるんだってこと。 世の中に問題があって、それをおかしいと思ったら、そのおかしいと思ったやつが解決しろってこと。そして、一個人がそれをできる時代にいるんだってこと。 何でもかんでも人のせいにして、人が解決してくれるのを待つなってこと。 改めて「主体性」が大事なんだってことがよくわかる。 社会貢献、ソーシャルビジネスに興味がなくても何かしろ大きな学びが得られる本ではないだろうか。 大学生のうちに読んでおきたかった本。

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2012/07/15

文庫になっているのを発見し購入。駒崎さんの本は別の本を読んだこともあるけれど、この本はフローレンスの歴史を辿ったような意味合いの内容だった。 個人としてはやはり病児保育サービスの先にある企業の労働のあり方にアプローチするという考え方が本当にすばらしいと思うし、関心もとても高い。企...

文庫になっているのを発見し購入。駒崎さんの本は別の本を読んだこともあるけれど、この本はフローレンスの歴史を辿ったような意味合いの内容だった。 個人としてはやはり病児保育サービスの先にある企業の労働のあり方にアプローチするという考え方が本当にすばらしいと思うし、関心もとても高い。企業だけではなくNPOも当然そうであるべきで、社会を変えるNPOが、「社会を変える」という建前の中で長時間労働、薄給を許容していては何も意味がないと思う。NPO職員としてもっと生産性を上げて、家庭と両立できる人になりたい。

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2012/06/10

病児保育問題に取り組み、ボランティアではなく、しっかり経営として成り立つ方法を考え仕事にしています。 駒崎さん(著者)の後輩である川添さんも、ワンコイン健診(ケアプロ株式会社)で、医療制度に立ち向かってます。

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2012/05/18

フローレンスはナイチンゲールのファーストネーム。さまざまな人とのやりとりが克明に生き生きと描かれており、小説のようにすらすら読むことができた。ところどころクスッと笑えるところがあり、筆者はサービス精神が旺盛でおもしろい人何だろう。

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2012/05/03

文章がよくできていて、途中何度もフィクションかと思った。 どんな形であれ、起業はこれからもっと盛んになって、それで社会は自己再生するんでしょうね。

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2012/04/22

いやぁぁ出会うタイミングで出会った本! もうずっと前に買ってあって積読状態だった 先週の出張の時に電車の中で読める文庫を積読からパッと取ってあさまに乗った 正直買った時も、パッと手に取った時も期待してなかった(すみません、駒崎さん) でも・・・読みだしたら止まらなくなって危うく大...

いやぁぁ出会うタイミングで出会った本! もうずっと前に買ってあって積読状態だった 先週の出張の時に電車の中で読める文庫を積読からパッと取ってあさまに乗った 正直買った時も、パッと手に取った時も期待してなかった(すみません、駒崎さん) でも・・・読みだしたら止まらなくなって危うく大宮で降りなきゃいけないのに 乗り過ごすところだった 大宮から八王子までの「むさしの号」でもずぅぅぅっと読んで結局往復の電車で読み終えてしまった 「私は何がしたかったんだっけ?」 ってことを駒崎さんが体験してきたことにオーバーラップさせながら読んでるうちに 何を私は愚痴って立ち止まろうとしてたんだろうかって、愚痴ってた時間を悔やんだ あさまの中でもむさしの号の中でも文庫本にバシバシと付箋をつけていく変な女子だっただろうなぁ(笑) 帰りのあさまの中、本もクライマックスに近付いてきて、読みながら泣くのを我慢してる私・・・ 目が充血してて変だっただろうな(笑) 「働く」って企業だけじゃない・・・雇われるだけじゃない 今は幸か不幸か「働き方」は無数にある 駒崎さんのように自分が感じた問題をもとにNPOを立ち上げたり ノマドワーカーって働き方だって今はできる 昔からある職人になることだってそうだよね 今の時代、いわゆる「キャリアアップ」って1つの企業の中で昇進したりすることだけじゃない いろんな働き方があっていい、いろんな自分がいていい 自分の能力をたった1か所でしかお見せしてないなんて勿体ないじゃん!(笑) たとえ、そこに「お金」が生まれないものだったとしてもね (副業禁止だったら(ほとんどそうだろうけど)お金が発生しなければ副業でないわけだし) 文句ばっかり言ってるその会社を変えるのも、社会を変えるのも、もちろん自分を変えるのも、 今躊躇してるその一歩からなんだなってことに気づかせてくれたベストタイミング本でした!

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2012/03/24

社会起業家のフロントランナーとして社会を変えるを仕事にした、元ITベンチャー社長、病児医療を手掛けるフローレンス代表理事の駒崎弘樹の話。95年を幼少期に体験した世代の見方に共感しつつ、ネクタイとスーツからTシャツとジャージへ、本業からの赤字補填、あるいは補助金で成立しうる病児医療...

社会起業家のフロントランナーとして社会を変えるを仕事にした、元ITベンチャー社長、病児医療を手掛けるフローレンス代表理事の駒崎弘樹の話。95年を幼少期に体験した世代の見方に共感しつつ、ネクタイとスーツからTシャツとジャージへ、本業からの赤字補填、あるいは補助金で成立しうる病児医療に対して、やりながら考えたプランB、松永のおばちゃん方式、共済方式で病児保育問題の解決(非施設型)を図るに至るまでは、臨場感にグイグイと惹き付けられる。以下メモ。(1)特にスタートアップの時点においては、社会企業家の人柄や想いに惹かれて入ってくる怜は多いようだ。社会起業家を目指す人は、どんな人でも自分の力になり得る、という謙虚な姿勢をとるべきだ。(2)…説明会の会場では、僕は、この事業をなぜ立ち上げようと思ったのか、どういった人たちが貢献しようとしてうれているのか、目指すべき社会はなんなのか、を最初に説明した。‥「理念が信頼を生み出す」ということがあるのだと実感を持って知った。(3)言葉が認識を生んで、認識がアクションを生み、アクションが変化を生む。(4)溺れる赤ん坊のメタファー、問題を生み出す構造そのもの、あり方を変えていく(5)カセギとツトメ。江戸時代の仕事には「稼ぐ」、日々の収入を得るほかに、火消しや看病など共同体を維持する活動、「ツトメ」をやってこそ一人前とされた。

Posted byブクログ

2012/03/21

何のために今の仕事をするのかを見直したいと思いました。強い意思に人はついてくるし、何でもできるんだなと思える。問題にぶち当たった時、それはなぜ解決しうるのか?必要に迫られるからではなくて、やりたいからこそ解決策が見出せるんだと思いました。

Posted byブクログ