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「社会を変える」を仕事にする の商品レビュー

4.3

60件のお客様レビュー

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2012/03/17

社会起業家という生き方を選んだ著者に関するノンフィクション。ニーズはあるのにサービスがなかった病児保育サービスという分野を開拓し、フローレンスを立ち上げ、自分の動きによって世の中がどのように変わっていったかを著者の視点で追体験することができる。社会問題を解決するといっても、環境問...

社会起業家という生き方を選んだ著者に関するノンフィクション。ニーズはあるのにサービスがなかった病児保育サービスという分野を開拓し、フローレンスを立ち上げ、自分の動きによって世の中がどのように変わっていったかを著者の視点で追体験することができる。社会問題を解決するといっても、環境問題や貧困問題といった多くの人たちに認知されているものから、著者の場合のように当時は社会問題として認知されていなかったもの(社会の闇)に光をあて、解決に導く動きを行うなど、切り口によって生まれてくるものは様々である。少しでも社会起業家に対して興味がある人なら、外せない一冊だと思う。

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2012/03/07

あのときの彼女とデートで、駒崎さんのディスカッションを聴きにいったのが、駒崎さんの名前と「病児保育」という言葉を初めて知った日だった。あれから1年ちょっと経って、思い出したようにこの本を手に取った。もっと早く読んでおけばと反省してる。これからどう生きるべきか、たくさんのヒントが得...

あのときの彼女とデートで、駒崎さんのディスカッションを聴きにいったのが、駒崎さんの名前と「病児保育」という言葉を初めて知った日だった。あれから1年ちょっと経って、思い出したようにこの本を手に取った。もっと早く読んでおけばと反省してる。これからどう生きるべきか、たくさんのヒントが得られた一冊。

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2012/03/06

自分も、こういう生き方を望んでいるんだなと思った。「社会貢献=公務員」というある種短絡的な発想ではなく。仕事の意味、「カセギ」と「ツトメ」。いま、多くの日本人が「ツトメ」を実現する場所を探しているんだと思う。この思いをもっと共有していきたいよなァ。

Posted byブクログ

2012/02/04

最近よく目にする社会起業に関して。社会問題を事業で解決しようとするスタイルは現代人、特に若者が共感しやすいのではないかと思った。多分著者はかなり理不尽な経験をしてきたのだろう、大変な苦労が伺える。そんな仕事でもある種の使命感を持って打ち込んでいる姿勢は、社会起業家でなくても見習う...

最近よく目にする社会起業に関して。社会問題を事業で解決しようとするスタイルは現代人、特に若者が共感しやすいのではないかと思った。多分著者はかなり理不尽な経験をしてきたのだろう、大変な苦労が伺える。そんな仕事でもある種の使命感を持って打ち込んでいる姿勢は、社会起業家でなくても見習うべきだ。

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2012/01/03

書店でタイトルだけで購入したんですが、良かったです。 嫌味が無く、ちょっとしたユーモアを感じられる文体で綴られていくので読みやすかったです。 また、某ビジネス本で描かれていた「ストーリー」と似た展開があったのも興味深かったです。 (違う部分ももちろんありましたが)

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2011/12/21

一応サクセスストーリーの本だが、全く嫌みのない素晴らしい一冊。 社会企業という事業、もちろん簡単に行かずに様々な経験も読みごたえ抜群。特に、大企業との付き合い方、結局は企業にこちらの要求を呑ませることが出来るくらいの実績と強みを持たない限りは、力不足でことが進まないなど、リアルな...

一応サクセスストーリーの本だが、全く嫌みのない素晴らしい一冊。 社会企業という事業、もちろん簡単に行かずに様々な経験も読みごたえ抜群。特に、大企業との付き合い方、結局は企業にこちらの要求を呑ませることが出来るくらいの実績と強みを持たない限りは、力不足でことが進まないなど、リアルな内容も参考になる。 文庫の帯の村上龍のコメント「他の誰かの幸福に関わるために、私たちは仕事をする」。起業をしていなくても、一社会人としてこの言葉は忘れないでおこうと思った。

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2011/12/17

社会起業家(の卵)が病児保育のNPOを立ち上げた奮闘記。 ボランティアではなくビジネス。慈善事業ではない。事業である。違いは、儲けの使い道だけ。 格好いい。こういう生き方働き方もあるのかとほっこりする。頑張れと熱くなる。自分も何かしなくちゃと沸き立つ。 著者駒崎さんが仕事のことで...

社会起業家(の卵)が病児保育のNPOを立ち上げた奮闘記。 ボランティアではなくビジネス。慈善事業ではない。事業である。違いは、儲けの使い道だけ。 格好いい。こういう生き方働き方もあるのかとほっこりする。頑張れと熱くなる。自分も何かしなくちゃと沸き立つ。 著者駒崎さんが仕事のことで悩み苦しみ喜んでいる姿は、社畜のように働いている私やあなたとあまり変らないようにみえる。等身大のヒーローの青春物語としても読める。 平川克美日く「ビジネスの本質は交換」「会社の目的は利益の最大化」。 私人ではなく社会の利益を増大させるために、ビジネスの手法をボランティアの世界に持ち込むのはアリだと思う。全てがうまくいくとは思わない。行動経済学でも、報酬が発生した途端にパフォーマンスが金額に応じて下がるようになった、無報酬のときは無限大だったのに、といった実験結果が報告されている。でも、うまくいく状況や条件もあると思う。そういったところでは広がるといい。 失業保険って、こういうチャレンジの応援団セーフティーネットであって欲しい。

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2011/12/10

行動することで周りを巻き込み、国に事業をパクられという栄誉をうけた社会起業家の話ですが、読んでいて行政や政治家、若しくは自分以外の誰かがやってくれて当たり前と不平不満をいいながらも受け身の姿勢でいることが恥ずかしくなる一冊です。

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2011/11/25

以前、小室さん駒崎さん共著の"2人が最高のパートナーになる"を読んだが、再びたまたま駒崎さんの本を手にとったことに、何だか同じベクトルを感じてしまい購入〜話が具体的で勉強になった! 気になった言葉 *他の誰かの幸福に関わるために、私達は仕事をする *保育・子...

以前、小室さん駒崎さん共著の"2人が最高のパートナーになる"を読んだが、再びたまたま駒崎さんの本を手にとったことに、何だか同じベクトルを感じてしまい購入〜話が具体的で勉強になった! 気になった言葉 *他の誰かの幸福に関わるために、私達は仕事をする *保育・子育て支援業界はバックグラウンドかわ主婦か保育園勤務。多様性が足りない。 *"社会を変える"を社会にできる時代を、僕たちは迎えている

Posted byブクログ

2011/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 著者は、ITベンチャー経営者だった学生時代に、自分が本当にしたいことは何だろうと考え、「日本の役に立ちたい」と結論に行き着く。そして、NPOを立ち上げ、病児保育サービスを始動する。本書は、その過程で経験した挫折、やりがいなどがまとめられている。  実は、単行本の時にも購入して読み、大いに感化されたのであるが、今回改めて文庫化されて改めて読んでみることにした。  あとがきでも著者は書かれているが、ここ数年で本当に社会起業家という言葉は広く一般に認識されるようになってきている。ITベンチャー社長時代に利益のみを考えた経営に悶々としていたこと、学生時代に世の中でもてはやされるブランドによって掛かっている人物が自分に見えたという話、創業期からつっぱしり、多くの支援者の力を借りつつ、国にアイデアをパクられながらも徐々に病児保育サービスが認知され、活動の輪が広がっている様子など全てが新鮮に感じました。

Posted byブクログ